「カルーセル投稿って聞くけど、効果がいまいちわからない」
「どのように運用に取り入れればいいの?」
「カルーセル広告もあるけど、自社に必要なのか?」
このように考えている方は、多いのではないでしょうか?
今回はカルーセル投稿のメリット・デメリット、効果的な投稿方法について解説します。
また、カルーセル広告の活用事例や注意点も紹介するので、カルーセル投稿について網羅的に理解できるでしょう。
Instagram運用に活用し、集客アップにつなげましょう。
弊社が運営するインスタの自動化ツール「エルグラム」についての詳しい情報も、ぜひチェックしてみてください。
Instagramのカルーセル機能とは?
カルーセル投稿とは、複数枚の画像や動画からなる投稿のことです。
最大10枚まで一度に投稿できるため、通常の投稿よりも多くの情報を盛り込めます。
Instagram Carousel Studyの調査によると、カルーセル投稿はエンゲージメント率を向上させるという結果も発表されており、効果は折り紙付きです。
カルーセル投稿には画面端に矢印が表示され、スワイプすると続きが見られるようになっています。
カルーセル投稿のメリットは?
カルーセル投稿では画像や動画を一度にまとめて投稿できますが、これがInstagram運用においてどのようなメリットがあるのか不思議に思うかもしれません。
商品を紹介する場合、1枚の写真だけではユーザーに伝えられる情報に限界があります。
しかし、10枚の画像を一度に紹介できれば、伝えられる情報量は10倍です。
もちろん、ただ写真を掲載すればいいわけではありません。
商品についてどのようなことを知りたいのかを理解し、的確に紹介することでより深く認知されます。
10枚の写真と動画を見て、「商品が気になる」「購入してみようか」と感じられるような工夫が必要不可欠です。
ここでは、Instagram運用におけるカルーセル投稿のメリットについて紹介します。
カルーセル投稿を活用し、ユーザーへの認知や集客に役立てていきましょう。
カルーセル投稿は滞在時間を延ばす可能性がある
カルーセル投稿は複数の画像や動画を組み合わせることから、ユーザーがスワイプしてコンテンツを見るため、滞在する時間が長くなると考えられています。
通常の投稿はひとつの画像や動画をもとにコンテンツを作成しますが、カルーセル投稿であれば、より多くの情報を提供可能だからです。
ただし、ターゲットにしているユーザーの興味のある内容でなければ、あまり効果が見込めません。
ユーザーの興味を持つようなコンテンツを複数作成することで、滞在時間が延び、エンゲージメント率も向上していく可能性があります。
商品の質感をアピールできる
カルーセル投稿は通常よりも商品のディテールや質感をアピールできるので、わかりやすく具体的な商品紹介が可能です。
例えば、新商品の服を紹介するとき、写真1枚で伝えるのは難しいですが、複数の写真を使えば新商品を使ったコーディネートまで掲載できます。
動画ではモデルが実際に着用すると、ユーザーも着心地や見た目のイメージがしやすくなるでしょう。
複数の写真や動画を使うと商品のディテールもアピールできるので、認知させたいときや商品を購入してもらいたいときに適しているのです。
近年多くのインフルエンサーや企業が、Instagramを利用して宣伝や集客を行っています。しかしInstagramで宣伝や集客を行うと、ユーザーからの質問への返信などのタスクに追われてしまうことも多いです。
弊社が提供するエルグラムには、ユーザーからのコメントやDMに自動で返信する機能など、Instagram運用をお助けする機能が充実しています。
Instagramのタスクを減らして効率的な運用を目指す方は、ぜひ弊社の無料自動返信ツール「エルグラム」の導入を検討してください。
詳細は、以下のボタンからLINEの友だち登録を行なっていただくと確認できますので、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
カルーセル機能のデメリットは?
カルーセル投稿は、滞在時間を延ばしたり商品をより詳細に紹介できたりするメリットがありますが、デメリットもあります。
エンゲージメント率が上がるからといって、関連性のない写真や動画を並べても意味がありません。
カルーセル投稿を理解して活用していないと、労力だけがかかって効果を実感できないため、デメリットも把握した上で活用しましょう。
2枚目以降の写真の質が悪いと離脱される
カルーセル投稿は、戦略を立てて投稿しないと効果を発揮しません。
2枚目以降の写真のクオリティが悪いとユーザーが離脱してしまうからです。
せっかく複数の写真や動画を使ってアピールしても、ユーザーが「これは見なくてもいい」と判断してしまえばスルーされ、十分に訴求できなくなってしまいます。
カルーセル投稿を作る際は、ユーザーに「もっと見たい」と感じてもらえるような工夫をしなければいけません。
ユーザーに離脱されないために、効果的な投稿方法を学ぶ必要があります。
カルーセル投稿のやり方
カルーセル投稿は、通常の投稿方法と変わらないため誰でも簡単に行えます。
- Instagram公式アプリを開き、下部の投稿ボタンをタップ
- 新規投稿の画面で写真を投稿する際に、右側の白枠のアイコンを選択
- 写真と動画合わせて最大10枚選べるので好きな順で選択し、「次へ」をタップ
- 選択した写真を加工
下部のフィルターを選択すると、一括編集が可能です。
写真をタップすると1枚ずつ編集・加工が行えます。
- 編集・加工が完了したら、「次へ」をタップ
- 通常の新規投稿と同様にキャプションを入力し、「シェア」をタップすると、投稿完了
通常の投稿と同じように、リマインダーや位置情報の追加、タグ付けが可能です。
カルーセル投稿の効果的な使い方
Instagram運用においてカルーセル投稿は欠かせない機能です。
エンゲージメント率を効率的に高めるために、効果的な使い方をマスターする必要があります。
Socialinsider社は、2020年に2200万件以上のInstagramの投稿を調査し、その結果カルーセル投稿が最も多くエンゲージメントを生んでいることを発見しました。
加えて、よりエンゲージメント率をアップさせるためのカルーセルの投稿方法を発表しています。
ここでは、Socialinsider社の調査データをもとに、カルーセル投稿の効果的な使い方について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
多数の写真スライド
カルーセル投稿では、多数の写真や動画を使用します。
最大10枚使用できるものの、たくさん写真を掲載することによってユーザーに嫌がられると思うかもしれません。
しかし、調査では、2枚構成の平均エンゲージメント率が1.90%に対し、4枚は1.70%と下降していますが、8枚では1.91%、9枚1.94%、10枚2.07%という結果になりました。
カルーセル投稿の構成枚数は、2~3枚の少ない枚数よりも、8~10枚の多い枚数の方がエンゲージメント率の向上が期待できます。
Instagram運用でカルーセル投稿を活用するのであれば、できるだけ多くの写真を組み込んでコンテンツを作った方がいいことがわかります。
動画と写真を組み合わせる
カルーセル投稿のコンテンツをどのように作成するとよりエンゲージメント率が向上するのかは、同社の調査結果で判明しています。
「While image carousels get an average engagement rate of 1.80% and videos receive 1.86%, mixed carousels that include both types increase performance to a 2.33% average engagement rate.」(画像カルーセルの平均エンゲージメント率は1.80%、動画は1.86%ですが、両方を含むミックスカルーセルは平均エンゲージメント率2.33%とパフォーマンスが向上しています。)
引用元:[Instagram Carousel Study] 22,360,021 Posts Show What Top-Performing Carousel Posts Look Like
カルーセル投稿の画像のみの平均エンゲージメント率は1.80%、動画は1.86%とわかりました。
しかし、写真と動画を組み合わせたカルーセル投稿は、平均エンゲージメント率が2.33%に上がったのです。
ただし、同調査によると、求めるエンゲージメントが「コメント」だった場合、順位が変動します。
「This is an essential insight if one of the goals of a campaign is to start conversations, rather than receiving many likes and high engagement overall.
Carousel posts receive a median of 7.99 comments per post. That is more comments than images (5.7), but fewer than videos (11.1).」
(これは、キャンペーンの目的の1つが、多くの「いいね!」や高いエンゲージメントを得ることではなく、会話を始めることであるならば、(おそらくコメントのこと)不可欠なインサイト(洞察)です。
カルーセルの投稿には、1投稿あたり7.99件のコメント(中央値)が寄せられています。これは、画像(5.7件)よりは多いものの、動画(11.1件)よりは少ないコメント数です。)
引用元:[Instagram Carousel Study] 22,360,021 Posts Show What Top-Performing Carousel Posts Look Like
平均コメント数は、動画のみのカルーセル投稿が11.1コメントと最も多くなります。
画像と動画を組み合わせたカルーセル投稿は7.99コメント、画像のみのカルーセル投稿は5.7コメントという結果になりました。
エンゲージメントの詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
アクションを促す一言を添える
同社の調査で、ユーザーに次のスライドを見てもらうために「続きはこちら」などのような一言を盛り込むと、エンゲージメント率が高くなると判明しました。
「These swipe-related hints offered in the caption boost the average engagement rate per post from 1.83% to 2%.」(「キャプションのスワイプヒントによって、1投稿あたりの平均エンゲージメント率が1.83%から2%に向上しています」)
引用元:[Instagram Carousel Study] 22,360,021 Posts Show What Top-Performing Carousel Posts Look Like
何も記載していないカルーセル投稿の平均エンゲージメント率が1.83%に対して、アクションを促す一言が含まれている投稿の平均エンゲージメント率は2%に上昇しています。
カルーセル投稿は広告としても利用できる!
カルーセル投稿は広告にも活用でき、ひとつの広告に最大10枚の画像または動画を掲載可能です。
広告には外部リンクや購入画面への誘導ボタンも設定できるため、ユーザーをより自然に購入へと誘導できるようになります。
カルーセル広告をカタログ雑誌のようにページをめくり、気になった商品の外部リンクへ移動して詳細を見て購入検討するという一連の動作をスムーズに行えるため、集客や売上アップに貢献できます。
Instagramの広告についての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
カルーセル広告を利用するメリットは?
カルーセル広告を利用するメリットがあるのか疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
通常の投稿よりもより多くの情報をひとつにまとめて投稿できるため、広告に活用すれば、ユーザーへの商品の認知や集客に大きく貢献します。
無駄のない訴求を行うことでユーザーの興味関心を集め、外部サイトへ誘導できるので売上貢献にもつながっていくのです。
ここでは、カルーセル投稿のメリットについて詳しく解説します。
最大10枚の画像や動画を駆使した訴求ができる
カルーセル広告は、画像または動画を最大10枚まとめて投稿可能です。
そのためターゲット層の目的に合わせて戦略を立て、情報発信できます。
例えば、動画で商品の特徴や使い方をアピールし、画像とテキストで注意事項を示すことも可能です。
最大10枚の画像や動画を駆使した訴求が行えるので、フォロワーの反応やECサイトへのクリック数を見て試行錯誤できることがメリットのひとつといえます。
画像や動画ごとに別のリンクを設定できる
カルーセル広告には、画像と動画それぞれに別々の外部リンクを設定できます。
そのため、商品別に外部リンクを設定して誘導することも可能です。
例えば、新商品の洋服をPRする際、最初の1~2枚で新商品を紹介した後、3枚目以降で新商品の全身コーディネートを見せ、気に入ったコーデをまとめて購入できる外部リンクを設置し、誘導します。
他の広告よりも多くの情報を伝えられるため、商品のPRに欠かせない機能です。
Instagramにおけるリンク設置についての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
他の広告よりコスパよく多くの情報が伝えられる
Instagram広告の相場は、3~10万円ほどです。
さまざまな種類があるInstagramの広告は、それぞれメリットがあるため、どのように商品をPRしたいかによって選択も変わります。
多くの商品を紹介したり、ひとつの商品をより丁寧に紹介したりする場合は、カルーセル広告がおすすめです。
他の広告と同程度の値段で、より多くの情報を伝えられることが最大のメリットといえるでしょう。
カルーセル広告を活用した事例を紹介
カルーセル広告を活用している企業は、数多く存在しています。
自社で広告を取り入れる際、どのように訴求していけばいいのかわからない方もいらっしゃるかもしれません。
ここではカルーセル広告を活用した事例を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
分割した動画を掲載した事例【@zwei_info】
株式会社ZWEIでは、結婚相手の紹介サービスの新規会員獲得のため、Instagramのストーリーのカルーセル広告を使用して「広告のストーリー性」を高める戦略を取りました。
その結果、資料請求サイトに訪問した回数・セッション数などのアクセス全体数の効率的なアップに成功しています。
具体的には、クリック率が63%向上し、クリック単価の抑制が41%となりました。
株式会社ZWEIでは、カルーセル広告をの3枚チャプターに分割して投稿する機能を活用し、ストーリー性を高めました。
年齢や結婚歴に応じてた女性を中心にターゲティングし、通常のストーリー広告と併せてカルーセル広告を活用しているのです。
また、コンバージョン効率のためにブランドのサービスや世界観を伝えています。
ストーリーでは、広告に見えないような自然な装飾を意識して他の投稿に馴染む動画を作成し、ストーリーを見た人が興味を引かれるようなコンテンツを提供しているのです。
商品の使い方を紹介した事例【@ambincepaper】
株式会社ワンダーマークは、雑貨や文房具を販売しています。
そこで、自社ブランド「Ambiance Paper」のPRのために、カルーセル広告を活用しました。
カルーセル広告はInstagramだけでなく、Facebookにも表示できるので、より多くのユーザーに訴求可能です。
とくに、ワンダ―マークではInstagramの自社アカウントに掲載した画像をFacebookと連携し、商品カタログのようにレイアウトしたため、面倒な作業をせずに広告を発信しました。
この広告によって、Instagramと連携していなかった月と比較し、Facebookの広告売上が5倍にアップしています。。
複数の訴求を行った事例【@La Mer Thailand】
La Mer Thailandは、2020年9月3~6日の間にカルーセル広告を使用して投稿しています。
既存顧客や類似する特徴を持つ人に興味を持ってもらうために、タイに住んでいる18~45歳の男女を広くターゲットに設定し、売り上げアップに成功しました。
その結果、コンテンツビューが62%、「カートに追加」アクションが77%増加。
さらに、購入が68%増加し、コンテンツ広告と自社商品の組み合わせはECサイトへのアクセス促進に効果的でした。
カルーセル広告を利用する際の注意点
カルーセル広告を利用する際の注意点がいくつかあります。
効果的に商品を宣伝するために必要なことなので、コンテンツ作りの際にぜひ参考にしてください。
画像や動画の解像度を確認する
カルーセル広告に掲載する画像や動画の解像度は、必ず確認しましょう。
Instagram広告でよく使われている正方形画像の最低解像度は600×500であるのに対し、最大解像度は1,936×1,936です。
最低解像度を下回る画像を広告に掲載してしまうと画像が劣化してしまい、ユーザーに届けたい情報がきちんと伝わらない可能性があります。
画像の解像度は、しっかりと確認してから作成しましょう。
画像や動画のアスペクト比を統一する
画像や動画のアスペクト比は、統一しましょう。
推奨されているサイズ以外で出稿してしまうと、自動的に規定サイズに圧縮されてしまい、画像が劣化したり広告が見切れてしまったりするため、商品を十分にアピールできなくなってしまいます。
広告を載せたい場所によって画像のサイズは変動しますので、アピールしたい商品に合わせてサイズを設定しましょう。
カルーセル広告が設定できない時はヘルプセンターへ
カルーセル広告がうまく設定できない場合は、ヘルプセンターへ問い合わせましょう。
ヘルプセンターでは、「うまく表示できない」「出稿できない」という悩みが解決されるように、数回のステップにわけて解説されています。
ヘルプセンターを参考にし、広告設定をしましょう。
まとめ:カルーセル投稿を理解しその効果を最大限活用しよう!
カルーセル投稿は、最大10枚まで画像や動画をまとめて掲載できる機能です。
ターゲットや紹介したい商品に合わせて表現方法をアレンジして、エンゲージメント率の高いコンテンツを提供できます。
また、カルーセル広告は1枚ごとに外部リンクを設定できるので、他の広告と比べると多くの商品の購入への誘導も可能です。
Instagram運用において、カルーセル投稿は重要な機能です。
効果的な使い方をマスターし、効率的に集客しましょう。
Instagram運用を効率化するなら、エルグラムがおすすめ
エルグラムは、株式会社ミショナが運営している運用管理ツールです。
タグ、ユーザー名、フォロー状況、フォロー状況数、パーソナル情報などのフォロワー管理を行い、面倒なInstagram運用を効率化できます。
また、DMの自動送信機能も備えており、フォロワーとのコミュニケーションを増やしていくことでアルゴリズムに評価され、間接的に新規のフォロワー獲得に貢献します。
気になる方は、ぜひ以下から詳細をご確認ください。