「Instagramでしつこく絡んでくる人がいて困っているけど、ブロックは気まずい。」
「通知を送らずに、そっと距離を置く方法はあるの?」
このように、Instagram上での人間関係に悩んでいる方に知ってほしいのが「アカウント制限」という機能です。
本記事では、アカウント制限について以下の3点をわかりやすく解説します。
- アカウント制限の特徴
- 他の制限機能との比較
- 具体的な使い方
Instagramのアカウント制限について詳しく知りたいの方は、ぜひご覧ください。
インスタにおける「アカウント制限」とは?
Instagramの「アカウント制限」は、相手に気づかれずに関係を抑えることができる便利な機能です。
ブロックするには抵抗がある相手に対しても、さりげなく距離を取る方法として活用できます。
具体的には、制限をかけると以下のような状態になります。
- DM・コメントを受け取っても通知は届かない
- 投稿についた相手のコメントは非表示になる
- DMはリクエストフォルダへ自動で移動する
- 相手はメンションやリミックスができなくなる
アカウント制限を行っても相手に通知が送られないため、関係性を壊さずに対応できるのが特徴です。
周囲とのトラブルを避けながら、Instagramの利用環境をより快適に整えたいときに役立つでしょう。
「アカウント制限」以外のインスタの運営側がする制限とは?
Instagramでは「アカウント制限」のほかにも、ユーザーが安心して利用できる環境を保つために、「コミュニティガイドライン違反への対応」や「ティーンアカウントへの配慮」といった独自の制限措置が設けられています。
これらの措置は、不正行為の防止やスパム対策を主な目的として導入されており、定期的にアルゴリズムが見直される仕組みとなっています。
特に近年は規制が強化されており、意図せぬ操作でも制限対象となる場合があるため、日常的な利用にも注意が必要です。
1.コミュニティガイドライン違反による制限
Instagramが定める「コミュニティガイドライン」に違反すると、アカウントに制限がかかる可能性があります。
違反を放置したり、同様の行為を繰り返したりした場合は、最悪アカウントの凍結に至るおそれもあるため注意が必要です。
公式のガイドラインには以下のように明記されており、違反行為は厳しく取り締まられています。
規定範囲に従わない行為は、コンテンツの削除、アカウントの停止、またはその他の制限につながる可能性があります。
出典:コミュニティガイドライン | Instagramヘルプセンター
たとえば、暴力的な表現や差別的な発言、過度に露出のある画像、さらにはなりすましアカウントの運用なども、制限の対象とされる可能性があります。
そのため、ガイドラインの内容を正しく理解し、投稿前には自分のコンテンツが適切かどうかを確認する習慣が重要です。
万が一アカウントが凍結された場合でも、状況に応じた適切な対応を取ることで復旧できるケースもあります。凍結の原因や対処法を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
2.ティーンアカウントの制限
ティーンアカウントの制限は、Instagramが若年層の安全を守るために導入した機能です。
13歳〜17歳のユーザーを対象に、アカウントを自動で非公開に設定し、外部との不要な接触を防ぎます。具体的には以下のような措置が講じられています。
- 知らない相手からのフォロー申請の制限
- フォロー外のユーザーからの一方的なDMの制限
- センシティブなコンテンツに対する接触の抑制
- スクリーンタイムの把握や制限
こうした対策により、子どもが不適切な情報に触れる機会を減らし、保護者も安心して見守れる環境が整っています。
Instagramが健全なネット利用を重視している姿勢が、この取り組みからも感じ取れます。
ティーンアカウントについては、以下の記事でも解説しています。

インスタのアカウント制限と似ている3つの機能
Instagramには「アカウント制限」と似た、迷惑行為への対処に使える機能が3つあります。
- ブロック
- ミュート
- 報告
アカウント制限と3つの機能について以下にまとめました。
アカウント制限 | ブロック | ミュート | 報告 | |
相手への通知 | なし | なし | なし | なし |
フォロー関係への影響 | 維持 | 解除 | 維持 | なし |
DMへの影響 | あり | あり | なし | なし |
コメント・投稿の表示制限 | あり | あり | あり | なし |
ストーリーズへの影響 | なし | 閲覧不可 | 非表示 | なし |
これらを「アカウント制限」と併用することで、不快な投稿やDM、望まないコメントなどを効率的に回避できます。
それぞれの特徴については以下で詳しく解説します。
1. ブロックの特徴
ブロックはInstagram上で相手との関係を完全に断ち切る機能です。
- 相手に通知は届かない
- フォロー関係が解除される
- プロフィールや投稿の検索・閲覧が不可になる
- DMの送受信ができなくなる
さらに、過去に相手が残した「いいね」やコメントも表示されなくなり、ブロックを解除しても元に戻りません
また、新しいアカウントを作成された場合でもブロック設定は維持されます。関係を完全に断ちたい場合には、強力で確実な方法といえるでしょう。
ブロックの使用タイミング
ブロックは、悪質なコンタクトや明らかな迷惑行為に直面した際に有効な手段です。
特に、繰り返される不快なDMやコメントに悩まされている場合や、相手と一切関わりたくないと感じたときに適しています。
ただし、ブロックは他の制限機能と比べて相手に気づかれやすいため、関係性に悪影響を及ぼす可能性があります。状況によっては、関係の悪化を避けたいと考えるケースもあるでしょう。
そのようなときは、「アカウント制限」や「ミュート」の利用を優先するのが無難です。相手に知られずに距離を置きたい場合に、より柔軟に対応できます。
2. ミュートの特徴
ミュートは、相手に気づかれず関係を保ちながら、投稿やDMの表示を控えるための機能です。ミュートの特徴は次の通りです。
- ミュートしても相手に通知は届かない
- フォロー関係は維持される
- 相手の投稿やストーリーズ、DMを非表示にできる
- DMの通知も受け取らなくなる
たとえば、投稿頻度の高い知人や気分に影響する内容が多い相手に対して、自分のタイムラインの表示頻度を調整したいときに活用できます。
表面上の関係を壊さずに情報の取捨選択をしたい人にとって、便利な選択肢といえるでしょう。
ミュートの使用タイミング
ミュートは、相手との関係を保ったまま投稿やストーリーズを見たくないときに有効な手段です。
たとえば、広告のような投稿が頻繁に表示されたり、自分にとって精神的な負担となる内容が多いと感じる場合に役立ちます。
フォロー解除やブロックをするほどではないが、閲覧の頻度を減らしたいと考えるときに、最適な対応策といえるでしょう。
3. 報告の特徴
報告は、Instagramの規約やガイドラインに違反する行為を運営側に知らせるための手段です。匿名で通報でき、相手に通知されることもありません。
- 差別的、暴力的、または不快と感じる投稿
- スパムと判断されるコメントやDM
- 他人になりすましたアカウント
- アカウント全体での不適切な行為
AIだけでは見落とされるような違反を人の目で届ける方法として有効です。他者への被害を未然に防ぐ観点からも、自分自身に直接の影響がない場合でも活用が推奨されます。
報告の使用タイミング
報告は、Instagramのガイドラインに明らかに違反する投稿やアカウントを見つけた際に活用できます。
たとえば、誹謗中傷やなりすまし、不適切な画像・動画など、悪質なコンテンツに対して運営の対応を促したい場合に有効です。
自分が被害に遭っていなくても、他のユーザーの安全を守る意識を持つことで、SNS全体の健全な環境づくりに貢献できます。
アカウント制限をする手順と解除する手順を紹介
アカウント制限をする手順と解除する手順として以下4パターンを紹介します。
- プロフィール欄から行う
- 設定画面から行う
- DM画面から行う
- コメントから行う
1. プロフィール欄から制限する手順と解除する手順
プロフィール欄から制限する手順と解除する手順は以下の通りです。
プロフィール欄から制限する手順
- 制限したいユーザーのプロフィール欄右上の「⋯」をタップ
- 「制限する」をタップ
- 再度「制限する」をタップ
- 以下のように表示されればOK
プロフィール欄から制限を解除する手順
- 制限を解除したいユーザーのプロフィール欄右上の「⋯」をタップ
- 「制限を解除」をタップ
- 以下のように表示されればOK
2. 設定画面から制限する手順と解除する手順
設定画面から制限する手順と解除する手順は以下の通りです。
設定画面から制限する手順
- 自身のプロフィール欄右上の「≡」をタップ
- 下にスクロールし「制限中」をタップ
- 「次へ」をタップ
- 検索窓で制限したいユーザーを検索する
- 「制限する」をタップ
- 以下のように表示されればOK
設定画面から解除する手順
- 「制限を解除」をタップ
- 以下のように制限中のアカウントに表示されていなければOK
3. DM画面から制限する手順と解除する手順
DM画面から制限する手順と解除する手順は以下の通りです。
DM画面から制限する手順
- 制限したいユーザーのDMを開き、左上のユーザーネームをタップ
- 「オプション」をタップ
- 「制限する」をタップ
DM画面から解除する手順
- DM一覧の「リクエスト」をタップ
- 解除したいユーザーをタップ
- 「解除する」をタップ
- 通常通りのDM画面になればOK
4. コメントから制限する手順と解除する手順
コメントから制限する手順と解除する手順は以下の通りです。
コメントから制限する手順
- 制限したいコメントを長押しする
- 「制限する」をタップ
- 以下のように表示されればOK
コメントから解除する手順
- 解除したいコメントを長押しする
- 「制限を解除」をタップ
- 以下のように表示されればOK
アカウント制限した場合とされた場合の表示画面
アカウント制限した場合とされた場合の表示画面について、「DM」と「コメント」の2パターンを紹介します。
DMでの表示のされ方
DMでの表示のされ方は以下の通りです。
DMでアカウント制限した場合 | DMのアカウント制限をされた場合 |
本来であれば相手がメッセージを確認するとメッセージ左横に既読が付きますが、DMのアカウント制限をされた場合、既読がつくことはありません。
コメントでの表示のされ方
コメントでの表示のされ方は以下の通りです。
コメントのアカウント制限した場合 | コメントのアカウント制限をされた場合 |
制限する前は上記のように表示されますが、コメント制限した後に、制限された人がコメントすると以下のような表示になります。
コメントのアカウント制限した場合 | コメントのアカウント制限をされた場合 |
本来であれば2件目のコメント(🙌)が付きますが、コメント制限をしたことで2件目が表示されません。
インスタのアカウントの制限に関するよくある質問
Instagramのアカウントの制限に関するよくある質問を以下4つ紹介します。
- アカウント制限すると相手にバレる?
- アカウント制限されているか確認する方法はある?
- ストーリーズの公開範囲を制限したい。
- グループチャットでの一人をブロックするとどうなる?
1.アカウント制限すると相手にバレる?
アカウントを制限しても、相手に通知が届くことはありません。ただし、やり取りの変化から気づかれる可能性はあります。
たとえば次のような状況が重なると、違和感を覚えられることがあります。
- DMが既読にならない
- 他の人のコメントには反応しているのに、自分のコメントには返信してもらえない
- メンションやリミックスで選択できない
こうした変化が続くと、相手に不信感を抱かせることもあるでしょう。それでも制限は直接伝わることがなく、関係を断たずに距離を置く手段として有効です。
2.アカウント制限されているか確認する方法はある?
誰かにアカウントを制限されているかどうかを確かめる方法は、残念ながら存在しません。そのため、やり取りの様子に注目して判断するしかないのが現状です。
たとえば以下のような変化が見られると、制限されている可能性を推測できます。
- DMに既読がつかない
- コメントに反応がない
- 投稿への関心が見られない
確証があるものではないものの、やり取りに明らかな違和感が続く場合は、何らかの制限が行われていると考えてもよいかもしれません。
ストーリーズの公開範囲を制限したい。
ストーリーズを特定の人に公開したくない場合、以下の手順で設定できます。
- 自身のプロフィール欄右上の「≡」をタップ
- 「ストーリーズとライブ動画を非表示」をタップ
- 「ストーリーズとライブ動画を表示しない人」をタップ
- 検索窓で非表示にしたい人を検索し、チェックマークを入れ「完了」をタップ
グループチャットのメンバーの一人をブロックするとどうなる?
Instagramのグループチャットでは、たとえ相手をブロックしていても、メッセージの内容はお互いに表示される仕様となっています。
ブロックは主に個別のDMや投稿への接触を制限するものですが、グループ内ではその効果が限定的であるため、完全に関わりを断つことは難しいのが実情です。
もし、ブロックした相手とのやり取りに不快感がある場合は、一度グループから退出し、対象の相手を含まない新たなグループを作成する必要があります。
見たくない相手との接触を極力避けたいときには、このようにグループを再構築する方法が最も現実的な対策といえるでしょう。
まとめ:インスタのアカウント制限でストレスのない関係を築こう
Instagram上での人間関係に悩んだとき、ブロックやミュートではなく、相手に気づかれずに対応できる選択肢として「アカウント制限」があります。
本記事では、その仕組みや他機能との違い、使い方を詳しく紹介しました。関係を断たずに適度な距離を保ちたいと考えている方には、次のような特徴を持つこの機能が適しています。
- 相手に通知されず、バレにくい
- DMやコメントの通知は届かない、コメントは非表示になる
- メンションやリミックスなど相手の行動は一部制限される
- 制限も解除も、好きなタイミングで何度でも設定できる
- ブロックやミュートより関係に配慮できる
相手との関係性や状況に応じて、最適な手段を選ぶ判断材料としてご活用ください。
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Instagram運用は、アルゴリズムの変更やガイドライン変更、トレンド変化に伴い、対応業務が増える一方です。
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- 投稿やストーリーズにきたコメントへの自動応答
- DMへの自動応答
- アンケートフォームの作成
- 顧客管理(氏名・電話番号など)
- DMに特典を自動配布
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