Instagramは、日本ではもちろん海外にも多くのユーザーがいる、人気SNSのひとつです。
そのため、海外でのEC事業拡大を目指している方にとって、Instagram運用は認知拡大や宣伝などのさまざまな効果が期待できる手段だといえるでしょう。
今回は、そんな海外向けのInstagram運用を目指している方のために、海外フォロワーを増やすためにおすすめの投稿時間を解説します。
また、越境EC事業拡大においてインスタ利用がおすすめの国についても紹介しています。
海外向けのInstagram運用方法にお悩みの方や、そもそも海外向けにInstagram運用を行ったほうがいいか悩んでいるという方も、ぜひ参考にしてみてください。
インスタにおける投稿時間の重要性
Instagramは、日本はもちろん海外にも多くのユーザーがいる人気SNSのひとつです。
そのため、海外に向けてInstagram運用を行っている方も多いのではないでしょうか?
日本に向けた運用でも海外に向けた運用でも、Instagram運用を成功させるための重要なポイントのひとつは投稿時間です。
たとえば日本国内向けなら、学生と社会人両方のアクティブ率が高い20時〜22時がゴールデンタイムと呼ばれ、仕事や学校があることの多い日中の時間帯は、閲覧するユーザーはあまり多くありません。
一方で、主婦層を狙うのであれば、比較的自由な日中に閲覧数が伸びやすいという特徴があります。
このように、Instagram投稿が多くのユーザーに見てもらえるかどうかには、投稿時間が大きく影響します。
ターゲット層によっても狙う時間帯が異なるように、ターゲットが日本なのか海外なのかによっても、最適な投稿時間が異なるのです。
日本と海外では時差がありますから、日本から海外に向けてInstagram運用を行う場合には、時差を考慮して投稿時間を決定する必要があります。
海外との時差が大きい場合には、日本では投稿しにくい深夜や早朝がベストなタイミングになる場合もあるので、投稿予約の機能を使いながらInstagram運用を行うことがおすすめです。
投稿予約機能の使い方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
投稿時間を決める際のポイント
Instagramの投稿時間を決めるにあたっては、以下の3つのポイントを押さえるといいでしょう。
- ターゲット層をよく知る
- インサイト分析を行う
- 競合分析を行う
それぞれのポイントについて、詳しく紹介していきます。
ターゲット層をよく知る
Instagramの閲覧数が伸びるタイミングは、ターゲット層によっても大きく異なります。
基本的に、社会人と学生がターゲットであれば、仕事や学校の時間帯には閲覧数が伸びにくいです。
主婦であれば家族が仕事や学校に出かけている日中に閲覧するユーザーが多く、ターゲットの生活次第で最適な投稿のタイミングは大きく異なることがわかるでしょう。
そのため、最適な投稿時間を判断するためには、まずはアカウントのターゲット層についてよく知ることが重要です。
年齢・性別、職業などを知り生活リズムを予想することで、Instagramが閲覧されやすい最適な投稿時間が見えてきます。
海外に向けてInstagram運用を行う場合には、とくに国ごとの文化や社会的習慣、生活リズムなどを調査し、最適な投稿時間を判断する必要があります。
ターゲット層の人物像や生活、文化を知ることで、ターゲット層のユーザーが最もInstagramを閲覧する時間帯を見極めましょう。
ターゲット層が明確に決まっていないという場合は、まずどの国のどんな層のユーザーに向けて情報を発信したいのかを明確にしてください。
ターゲットが決まっていなければ、投稿時間はもちろん投稿の内容や商品のアピール方法など、ターゲットを狙い撃ちした運用ができず、遠回りになってしまいます。
インサイト分析を行う
Instagramのインサイト機能では、インプレッション数や保存数、フォロワーの増減など、アカウントに関するさまざまな情報が閲覧できます。
ターゲット層から最適な投稿時間を予測して投稿し、インサイト分析を行いましょう。
例えば、「19時・20時・21時」の3つの時間帯で投稿を行ってみてインサイト分析をすれば、どの時間帯で一番インプレッション数やリーチ数、フォロワー数などが伸びやすいのかを判断できます。
ただし、インプレッション数などのデータは投稿時間以外にも内容や発見タブへの掲載などさまざまな要因で変動するので、しばらく継続して分析してみることが重要です。
ターゲット層のユーザーがアクティブであると予想する時間帯から複数の時間を選んで投稿を行うテストを繰り返し、インサイト分析をしながら自分のアカウントにとって最適な時間帯を導き出しましょう。
分析の結果ユーザーの反応がいい時間帯が見つかれば、テストを終了してその最適な時間帯に投稿を行うことで、効率的にInstagram運用が行えます。
インサイトの見方や分析のやり方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
競合分析を行う
Instagramにおいて最適な投稿時間はユーザー層によって左右される部分が大きいため、似たようなユーザー層をターゲットにしている競合他社の投稿時間を参考にすることも有効な手段です。
既に運用に成功しているアカウントは「毎日20時に投稿」などと投稿のタイミングを定めていることも多いため、投稿時間は競合分析の中でも比較的簡単に分析できるポイントです。
いくつかの競合他社をピックアップし、自社アカウントの投稿時間の参考にすることがおすすめです。
閲覧やいいねが伸びやすいタイミング
Instagramの閲覧数やいいねや保存などのアクションが伸びやすいタイミングは、主に以下の3つです。
- 朝の通勤・通学(7時〜8時)
- ランチタイム(12時〜13時)
- 帰宅後、Instagramのゴールデンタイム(20時〜22時)
この3つの時間帯は広い層のユーザーがアクティブで、多くのジャンルで効率的に閲覧やいいねを伸ばしやすい投稿時間だといえるでしょう。
朝の通勤通学の時間帯である7時〜8時は、電車内などで多くのユーザーがInstagramを閲覧する時間帯です。
朝起きて時間ができると、始業までにInstagramを閲覧するユーザーが多いので、朝の投稿は意外にも閲覧やいいねが伸びやすいのです。
会社や学校のお昼休みに当たることの多い12時〜13時のランチタイムも、多くのユーザーがInstagramを閲覧します。
ランチタイムにピンポイントでInstagramを閲覧するユーザーは会社員や学生が多く、また主婦が閲覧しやすい日中のタイミングとも被るため、広い職業のユーザーをターゲットにしている場合にもおすすめの投稿時間です。
ランチタイムに閲覧できるように投稿することが狙いなので、12時前後の投稿がベストでしょう。
帰宅の電車や帰宅後の自由時間にかぶる20時〜22時は、Instagramのゴールデンタイムとも呼ばれる、多くのユーザーがアクティブな時間帯です。
就寝前まで時間は自由にInstagramを閲覧するユーザーが多く、ゆっくりと閲覧できる方が多いため、Instagramの投稿に最適なゴールデンタイムと呼ばれています。
ただし、この時間はさまざまなアカウントが狙って投稿を行うため、競合他社や他の人気アカウントに埋もれやすいというデメリットもあります。
そのため、あえてゴールデンタイム以外のタイミングを狙うことも戦略のひとつだといえるでしょう。
越境EC事業拡大においてインスタ利用がおすすめの国
越境EC事業拡大を目指す企業において、Instagramを利用するのがおすすめの6ヵ国を、独自にピックアップしました。
おすすめの6ヵ国は、以下の通りです。
- アメリカ
- インド
- インドネシア
- ドイツ
- イタリア
- フランス
日本の越境EC事業において今後の事業拡大先ランキング上位の国と、Instagramの普及率の高い国の両方を考慮し、Instagramの利用をおすすめする国をピックアップしています。
それぞれの国について時差や特徴を紹介するので、Instagram運用の参考にしてみてください。
アメリカ
アメリカと日本の時差は、13時間です。
時差が大きいため、投稿時間を決める際は時差を考慮し、投稿予約機能を使用するなどしてInstagram運用を行っていきましょう。
アメリカ国内でのInstagram広告のトータルリーチ数は、1億6千万回を超えています。
世界的に見てもInstagramユーザー数の多いアメリカを対象に事業拡大を目指す方は、Instagram運用も並行して行っていくことがおすすめです。
Instagramのゴールデンタイムである20時〜22時は、アメリカの時間に合わせると日本では朝9時〜11時となります。
インド
インドと日本の時差は、3時間半です。
比較的時差が小さく、日本からでもInstagram運用がしやすいといえます。
インド国内でのInstagram広告のトータルリーチ数は、3億6千万回を超えています。
アメリカよりも多くの広告がユーザーに届いていることからも、インドでのInstagram人気の高さが伺えるでしょう。
また、越境事業拡大先として、9割超の企業がインドの市場規模や成長性に期待しているというデータもあります。
Instagramのゴールデンタイムである20時〜22時は、インドの時間に合わせると日本では23時半〜25時半です。
インドネシア
インドネシアと日本の時差は、2時間です。
インドネシアもインドと同様に比較的時差が少なく計算もしやすいため、日本からでもInstagram運用がしやすいといえます。
インドネシア国内でのInstagram広告のトータルリーチ数は、1億回を超えています。
越境事業拡大先として、8割超の企業がインドネシアの市場規模や成長性に期待しているというデータがあり、事業拡大先としても期待でき、Instagramの普及率も十分にあるといえるでしょう。
Instagramのゴールデンタイムである20時〜22時は、インドネシアの時間に合わせると日本では22時〜24時です。
ドイツ
ドイツと日本の時差は、7時間です。
時差が大きいので、あらかじめ投稿予約をしながらInstagram運用を行っていくとスムーズです。
ドイツ国内でのInstagram広告のトータルリーチ数は、3,000万回を超えています。
また、Facebookユーザーも多いため、InstagramとFacebookを連携して運用していくこともおすすめです。
Instagramのゴールデンタイムである20時〜22時は、ドイツの時間に合わせると日本では早朝3時〜5時です。
イタリア
イタリアと日本の時差は、7時間です。
ドイツと時差が同じなので、イタリアとドイツの両方で事業拡大を目指している場合は、両国向けのInstagram運用を同時に行えるでしょう。
イタリア国内でのInstagram広告のトータルリーチ数は、2,500万回を超えています。
Instagramのゴールデンタイムである20時〜22時は、イタリアの時間に合わせると日本では早朝3時〜5時です。
フランス
フランスと日本の時差は、7時間です。
時差の近いEU加盟国を対象としたInstagram運用では似たような投稿時間を意識すればいいので、広く事業展開を目指している方は複数国を対象としたInstagram運用も可能でしょう。
フランス国内でのInstagram広告のトータルリーチ数は、2,500万回を超えています。
Instagramのゴールデンタイムである20時〜22時は、フランスの時間に合わせると日本では早朝3時〜5時です。
最適なタイミングは国ごとに見極めよう
Instagram運用で結果を出すためにも、投稿を行う時間帯はとても重要なポイントです。
ターゲット層のInstagramユーザーが最もアクティブな時間帯を狙って投稿することで、閲覧数やいいねなどのアクションが伸びやすく、投稿やアカウントの拡散につながります。
Instagram投稿に適しているタイミングは、時間帯を意識することはもちろんなのですが、通勤・通学やランチタイムといった生活リズムに大きな影響を受けて決まります。
海外に向けてInstagram運用を行う場合は、そのような国ごとの文化を理解すると、最適なタイミングを見極められるでしょう。
エルグラムを利用して効率的なインスタ運用を目指そう
Instagram運用は、投稿の作成はもちろん、コメントやDMへの返信をはじめとするユーザーとのコミュニケーションや投稿時間を見極めるための分析など、さまざまな作業が必要になります。
ただでさえ手間のかかるInstagram運用ですが、とくに海外に向けの運用を行う場合は時差の考慮や翻訳などの作業も発生するため、さらに作業負担が大きくなってしまうでしょう。
そんな時におすすめするのが、弊社が提供するInstagram自動化ツール「エルグラム」です。
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