Instagramは、投稿してからの初動(1時間程度)が最もいいね!やコメントを獲得しやすい時間といわれています。
ですからアクティブユーザーが多い時間を狙って投稿すれば、いいねやコメントをもらいやすくなり、アルゴリズム(投稿の表示順を決める計算式)の評価にも好影響を与えられるのです。
アルゴリズムの評価が上がると、投稿の露出が増えるのでフォロワーも増えやすくなります。
この記事では、投稿におすすめの時間、さらに最適な時間の見つけ方について解説しているので、お読みいただくことで、今よりも効率よく運用できるヒントが見つかるでしょう。
この記事では、投稿時間について、以下のポイントを中心に解説します。
- 投稿時間が重要である理由
- おすすめの投稿時間
- 最適な投稿時間の見つけ方
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なぜ「投稿時間」がインスタ運用の成果を左右するのか
Instagram運用を成功させるためには、「投稿時間」を意識することが非常に重要です。
最適な時間に投稿を行えば、多くのユーザーにリーチでき、効率的に成果を上げられます。
なかなか運用の効果が実感できずに悩んでいる方は、まずは投稿時間の重要性を理解し、戦略に取り入れてみるとよいでしょう。
この記事では、なぜ「投稿時間」がInstagram運用の成果を左右するのかを詳しく解説します。
運用の成否を分ける大切な要素のひとつとして、ぜひ参考にしてください。
最新投稿が優先的に表示されやすいため
Instagram運用で成果を上げるには、フォロワーだけでなくフォロワー外のユーザーにも投稿を届けることが大切です。
Instagramの発表によると、フィード投稿ではフォロー中のアカウントの最近の投稿が優先的に表示される仕組みであるため、フォロワーの閲覧タイミングを意識した投稿が成果に直結します。
とくに、フォロワーがよくInstagramを閲覧している時間帯に投稿すれば、ホーム画面に表示される確率が高まり、アクションを得やすくなります。
一方で、閲覧されにくい時間帯に投稿してしまうと、他のアカウントの新しい投稿に埋もれてしまう可能性があります。
こうした仕組みをふまえ、次の点を意識することが重要です。
- フォロワーがアクティブな時間を狙って投稿する
- ホーム画面での表示優先度を高めることで、投稿の露出を増やす
- まずはフォロワーから反応を得ることで、フォロワー外へのリーチにつなげる
エンゲージメント率を上げるためには、フォロワーに確実に投稿を届けることが出発点となります。
その結果として、アルゴリズムから高評価を得やすくなり、より多くのユーザーへの拡散が期待できるようになります。
投稿直後の反応がリーチ数・発見タブ掲載に影響するため
Instagramでは、投稿直後に「いいね」や「コメント」「保存」などのアクションが集まると、その投稿はアルゴリズムに高く評価され、人気投稿として扱われます。
この評価により、投稿は発見タブやハッシュタグ検索結果に表示されやすくなり、フォロワー外にも届くようになります。
とくに発見タブに掲載されると、一気にリーチが広がることもあるため、投稿直後の反応が拡散力に大きく影響します。
そのため、最初にアクションが集まりやすい時間帯に投稿することが重要です。
SNS利用時間は朝・昼・夜で明確に差があるため
多くのユーザーがSNSを利用する時間帯には、はっきりとした傾向があります。
とくに利用者が集中しやすいのは、次のような時間帯です。
- 朝の通勤時間帯(午前6時〜8時)
- 昼休憩を含むランチタイム(午前11時〜午後1時)
- 帰宅後のリラックスタイム(午後7時〜9時)
こうした時間に投稿を行うことで、多くのユーザーにリーチできる可能性が高まります。
また、海外の調査では、平日は週末よりも多くの投稿タイプでパフォーマンスが高い傾向があることが分かっているため、平日に重点を置くのも有効です。
ユーザーの生活パターンを意識して時間帯や曜日を調整すれば、より効果的な投稿戦略につながるでしょう。
インスタの投稿時間のゴールデンタイムとは?
Instagram運用で成果を上げるには、投稿する時間を適切に見極めることが欠かせません。
そこで本記事では、Instagramにおける投稿時間のゴールデンタイムがいつなのかについて、詳しくご紹介します。
曜日や時間帯ごとの傾向に加え、業界やターゲットの違いによって変わる特徴にも触れていきます。
自社アカウントに合った投稿時間を見つけたい方は、ぜひ参考にして活用してください。
平日と土日で異なる傾向がある
Instagramを閲覧するユーザー数は、時間帯によって大きく変動します。
なかでも、平日と土日ではアクティブな時間帯に違いがあるため、投稿のタイミングには注意が必要です。
ファンくるの調査によれば、平日は朝8時台と夜20〜22時台に閲覧が集中しやすく、土日は朝10時台と20時台にピークを迎える傾向が見られます。
これは、平日は仕事がある一方で、休日は自由な時間が取りやすいことが関係していると考えられます。
このように、曜日によってユーザーの行動パターンが異なるため、投稿時間も曜日ごとに調整することが効果的です。
朝・昼・夜の中で最も見られやすい時間帯は?
総務省情報通信政策研究所「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、平日・休日を問わず、21時台が全年代で最もインターネット利用が活発な時間帯であることがわかっています。
とくに19〜22時台は他の時間帯よりもアクティブユーザーが多く、Instagramの投稿時間としても効果が期待できます。
加えて、以下の時間帯も比較的利用が多い傾向にあります。
- 平日の12時台(ランチタイム)
- 休日の10〜11時台
このようなデータを踏まえると、毎日同じ時間に投稿する場合は、夜の19〜22時台が最も適しているといえるでしょう。
アクティブな時間帯を狙って投稿することで、より多くのユーザーにリーチしやすくなります。
投稿時間の工夫はリーチの拡大につながり、結果としてInstagram運用の成果にも大きく影響を与える重要な要素となります。
業界やターゲットによってベストな時間は異なる
Instagramやインターネット全体のユーザー傾向をもとに、投稿のゴールデンタイムを割り出すことは可能です。
ただし、実際に効果的な時間帯は、業界やターゲットによって異なるため、一般的なデータだけに頼るのは避けたほうがよいでしょう。
たとえば、アカウントの目的や想定読者に応じて、以下のような時間帯を意識することが大切です。
- 美容業界では通勤前を狙った朝の投稿が有効
- 飲食業界では食事時間の少し前に投稿すると効果的
- 学生を対象とする場合は、放課後や夜の時間が適している
このように、業界やターゲットの生活リズムを考慮した投稿時間の調整が、より多くのユーザーへのリーチにつながります。
ゴールデンタイムにこだわるのではなく、自社に最適なタイミングを見極める視点が欠かせません。
【早見表】インスタのおすすめ投稿時間(日本国内ユーザー向け)
Instagramでアクティブユーザーが多い時間帯について、アップエイプが2024年3月に実施した調査データをもとに分析し、国内ユーザーに特化してわかりやすく整理しました。
日本におけるユーザーの行動傾向を把握することで、投稿時間の検討に役立てることができます。
平日のおすすめ時間帯
平日にInstagramで投稿する場合は、朝・昼・夜それぞれの時間帯を意識すると効果的です。
とくに夜の時間帯はアクティブユーザーが集中する傾向があり、投稿の成果にもつながりやすくなります。
時間帯 | おすすめの投稿時間 |
朝 | 7時台 |
昼 | 12時台 |
夜 | 19〜22時台 |
なかでも夜の19〜22時台は、Instagramにおけるゴールデンタイムとされ、多くのユーザーが積極的に閲覧しています。
土日のおすすめ時間帯
平日と土日では、ユーザーの生活リズムが異なるため、Instagramの最適な投稿時間も変わってきます。
休日に投稿を行う際は、朝・昼・夜それぞれの時間帯を意識することで、より高い効果が期待できます。
時間帯 | おすすめの投稿時間 |
朝 | 10〜11時台 |
昼 | 12〜13時台 |
夜 | 19〜22時台 |
平日は朝と昼の間でアクティブユーザーが減少する傾向がありますが、休日は8時台から18時台まで比較的安定してユーザーの活動が続く点が特徴です。
一方、平日・休日を問わず共通しているのが、夜の19〜22時台が1日の中で最もアクティブユーザーが多い時間帯であることです。
とくに21時台は、すべての曜日で閲覧のピークとなる傾向があるため、投稿の反応を高めたい場合に最適なタイミングといえます。
避けた方がよい時間帯
最適な投稿時間を見極める際には、避けたほうがよい時間帯についても把握しておく必要があります。
とくにアクティブユーザーが少ない時間帯は、投稿の効果が出にくくなるため、事前に確認しておくと安心です。
曜日 | 投稿を避ける時間帯 |
平日 | 1〜5時台、9〜11時台 |
土日 | 1〜5時台 |
深夜の1〜5時は、多くのユーザーが就寝中であり、1日の中でもっともアクティブ率が低くなります。
そのため、日本国内ユーザーを対象とする場合は、曜日を問わずこの時間帯での投稿は避けるのが賢明です。
また、平日は7時台のピークを過ぎるとアクティブユーザーが一時的に減少する傾向があります。
このため、昼休憩が始まるまでの9〜11時台も、反応が得られにくい時間帯といえるでしょう。
自社にとっての「最適な投稿時間」を見つける方法
Instagram運用を成功させるためには、自社にとって最適な投稿時間を見極めることが欠かせません。
投稿に適したタイミングは、ターゲットの属性や業界の特性によって変わるため、ゴールデンタイムだけを意識しても十分な成果が得られないことがあります。
そのため、自社アカウントに最適な投稿時間を見つけ出す工夫が必要です。
以下では、そのための具体的な視点を5つ紹介します。
インサイトでフォロワーのアクティブ時間をチェックする
それぞれのアカウントにとっての最適な投稿時間は、Instagramのインサイト機能を使って見極めることも可能です。
Instagramのインサイト機能では、アカウントのフォロワーがアクティブな時間帯を調査できます。これまでの投稿で積み重ねたデータを確認して、自社アカウントのフォロワーがアクティブな時間を狙って投稿するといいでしょう。
インサイト機能を使う際は、以下の点に注意してください。
- 利用にはプロアカウントへの切り替えが必要
- フォロワー数が100人以上でなければ、アクティブ時間や属性データは表示されない
- フォロワー100人未満でも、個別の投稿に対する反応データは確認可能
また、プロアカウントに切り替えることで、インサイト以外にも広告出稿やショッピング機能などが使えるようになります。Instagram運用を本格化する際には、早めの切り替えをおすすめします。
フォロワー数が少ない段階では、まず投稿数を増やし、各投稿のデータから効果的な時間帯や傾向を読み取る姿勢が重要です。反応のよかった投稿時間を記録しながら、最適な投稿パターンを見つけていきましょう。
ターゲット層の生活リズムを想定する
自社アカウントにとって最適な投稿時間を見極めるには、ターゲット層の生活リズムを想定することが欠かせません。投稿直後に多くのユーザーに見てもらうことが理想のため、Instagramを閲覧する可能性が高い時間帯を狙うことが効果的です。
Instagramの閲覧タイミングは、その人のライフスタイルに大きく影響されます。たとえば、以下のような時間帯はユーザーがアクティブになりやすい傾向があります。
- 通勤・通学中の時間帯
- 昼休憩中などの自由時間
- 夜のリラックスタイム
このように、生活リズムを把握することで、ユーザーの閲覧タイミングをある程度予測できます。たとえば、サラリーマン・学生・主婦など、想定する人物像によって生活パターンは異なるので、ターゲット層によって投稿時間を柔軟に変えましょう。
投稿時間だけでなく、投稿デザインや内容の方向性を定めるうえでも、ターゲットの明確化は重要です。職業・年齢層・性別といった具体的な要素をもとに、運用全体の方針を設計していきましょう。
A/Bテストを行い、データで比較検証する
A/Bテストとは、複数のパターンを用意し、それぞれの結果を比較する手法です。たとえば、朝と夜のどちらが効果的かを知りたい場合、両方の時間帯に投稿し、リーチ数やエンゲージメント率などの数値を比べます。
3パターン以上で検証することも可能で、テストを繰り返すことで成果の出やすい傾向が見えてきます。実際の運用を通じて得られた数値を比較すれば、ターゲット層のアクティブな時間帯をより精度高く導き出すことが可能です。
想定だけに頼らず、実データに基づいて判断できるため、より正確にターゲット層のアクティブ時間を把握できます。
ストーリーズや投稿で「どの時間に見ているか」フォロワーに聞く
ある程度フォロワーを獲得しているアカウントであれば、フォロワーに「どの時間帯にInstagramを閲覧しているか」を直接たずねる方法も有効です。投稿時間に対する希望や閲覧しやすい時間帯など、フォロワーの率直な声を拾うことができます。
このような調査を行う際は、ストーリーズのアンケート機能を活用するとよいでしょう。多くのユーザーが回答してくれれば、投稿時間の参考になるだけでなく、エンゲージメント率の向上にもつながります。
エンゲージメント率が上がると、アカウントの露出度も高まりやすくなります。発見タブやハッシュタグ検索結果での表示頻度が上がる可能性もあるため、Instagram運用において大きなメリットが得られるでしょう。
インバウンドを対象とする場合は、海外ユーザーの時差を考慮する
自社アカウントがインバウンド層を対象としている場合には、海外ユーザーとの時差を考慮することが欠かせません。最適な投稿時間はターゲット層によって異なるため、生活リズムを想定した時間帯を見極めることが重要です。
とくに海外ユーザーを対象とする場合、日本時間にこだわらず、ターゲットが多く居住する国や地域の時差に合わせた投稿が求められます。フォロワーが活動しているタイミングを把握し、その時間帯に投稿することで、より多くのユーザーに届きやすくなるでしょう。
日本から投稿する場合であっても、投稿時間の基準は日本時間ではなく、あくまでターゲット層の生活パターンに合わせることが効果的です。
海外フォロワーを増やすためにおすすめの投稿時間については、こちらの記事で詳しく解説しています。
投稿時間と合わせて実施すべきフォロワー以外にもリーチを広げる戦略とは
Instagram運用は決して容易ではなく、投稿時間を工夫しただけでは期待した成果が出ない場合もあります。運用の成果を高めるためには、投稿時間だけに頼るのではなく、リーチを広げるための施策をあわせて行うことが大切です。
そこで、投稿時間の工夫と並行して取り入れたい、フォロワー以外へのリーチを拡大するための戦略を紹介します。
リールを使って発見タブへの掲載を狙う
Instagramのリール機能は、最大90秒のショート動画を投稿・閲覧できる機能で、縦型の動画が画面いっぱいに表示されるため、視覚的なインパクトに優れています。リールは、視認性の高さに加えて、Instagram内での表示形式が特徴的です。
とくにリールには以下のような特徴があり、フィード投稿よりも新規ユーザーにリーチしやすい点が注目されています。
- 発見タブや専用タブでの露出が多く、認知を広げやすい
- 縦型表示により、視覚的な訴求力が高い
また、ユーザーがアクティブな時間帯にリールを投稿することで、再生数や閲覧数の初動が伸びやすくなります。アルゴリズムからの評価を高めることにもつながるため、自社アカウントに合った投稿タイミングを見極めてリールを活用すると、さらなる効果が期待できます。
ハッシュタグや位置情報の活用でタイムライン外にも届かせる
最適な投稿時間帯を見極めるだけでなく、検索されやすいハッシュタグや地名などの位置情報を組み合わせることも、リーチ拡大に効果的です。これらを活用することで、ハッシュタグ検索や地図検索、発見タブなどを通じて投稿が表示される機会が増え、閲覧数の向上が期待できます。
位置情報の活用は、とくに旅行や飲食、イベント関連の投稿との相性がよく、ユーザーの興味を引きやすい傾向があります。また、ハッシュタグ検索はInstagramユーザーが目的の投稿を探す手段として広く使っているため、積極的に取り入れていくとよいでしょう。
インスタ投稿のおすすめ時間はターゲットユーザーによって異なる
Instagram運用では、適切な投稿時間を見極めることが成果を大きく左右します。この記事では、投稿が多くのユーザーに届きやすくなるタイミングや、その判断に役立つデータ・分析方法を解説しました。特に、効果的な時間帯はアカウントごとのフォロワー属性や業界特性によって異なるため、一般的なゴールデンタイムに頼るだけでは不十分です。この記事の要点は以下の通りです。
- 投稿はフォロワーがアクティブな時間に行う
- 投稿直後の反応が拡散力に直結する
- 平日と休日で最適な時間帯は異なる
- 業界やターゲットに合わせた時間設定が重要
- インサイト分析やテストで最適時間を検証する
これらを踏まえ、自社に最適な投稿時間を継続的に検証・改善していくことで、リーチやエンゲージメントの最大化が期待できます。
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