Instagram運用に力を入れている方にとって、アカウント凍結は絶対に避けたいことですよね。
ですがアカウント凍結を予防したい方や、実際にアカウントが凍結されてしまい困っているという方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事ではInstagramの凍結に関する以下の3つについて解説します。
- インスタアカウントが凍結される原因
- 凍結されたときの具体的な対処法
- アカウント凍結を防ぐためのポイント
アカウント凍結の原因や対処法を知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
インスタのアカウント凍結って何?
Instagramのアカウント凍結とは、ログインできなくなる状態を指します。これにより、投稿はもちろん、フォローやDMなどの機能も一切使用できなくなります。
ただし、アカウントが凍結されたからといって、即座に削除されるわけではありません。凍結は一時的な措置であり、適切な対応をとれば復旧できる可能性があります。
アカウントを削除されないためにも、凍結された際は速やかに適切な対応をとることが重要です。
インスタでアカウントが凍結される原因
Instagramのアカウントが凍結される原因はいくつか存在します。凍結の理由によって適切な対処法が異なるため、事前に原因を把握しておくことが大切です。
すでにアカウントが凍結された方はもちろん、現在Instagramを運用している方も、凍結を防ぐためにその仕組みを理解し、安全なアカウント運用をしてきましょう。
1.インスタの利用規約違反
Instagram運用の際、投稿内容が利用規約に違反していると、アカウントが凍結される可能性があります。
利用規約は定期的に更新されるため、以前は問題なかった行為が新たに規制対象となることもあります。安全に運用するためには、定期的に最新の規約を確認することが重要です。
現在、特に以下のような行為が禁止されています。
- 過剰なフォローやフォロー解除
- 大量の「いいね」やDMの送信
- 肌の露出が多い投稿やわいせつな表現
- 暴力的または差別的な表現を含む投稿
- 違法行為や詐欺行為に関連する投稿
- なりすましアカウントの運用
過激な投稿を行っていなくても、フォローや「いいね」、DMの送信が短時間に集中すると、スパム行為と見なされ凍結のリスクが高まります。
また、肌の露出が多い投稿は、ファッション目的であっても規約違反と判断されることがあります。
今後も利用規約が厳しくなる可能性があるため、運用者は自身の投稿が規約に抵触していないか、定期的な見直しがおすすめです。
2.違反報告を多数受けた
Instagramでは、ユーザーが特定の投稿やアカウントに対して違反報告を行うことができます。
違反報告が1件や2件ではアカウント凍結につながる可能性は低いですが、短期間に多数の報告が寄せられると、凍結のリスクが高まります。特に、長期的に運用しているアカウントは、過去の報告が積み重なり警告を受けることもあるため注意が必要です。
違反報告が増える原因として、以下のようなケースが挙げられます。
- 炎上した投稿に対し、短時間で多数の違反報告が寄せられる
- 規約違反を繰り返し、過去の警告が蓄積される
- なりすましアカウントと判断される
- 嫌がらせ目的で不当な違反報告を受ける
通常、クリーンな運用をしていれば、大量の違反報告を受けることはほとんどありません。しかし、実際に規約違反をしている場合や、なりすましアカウントと認識された場合は、凍結のリスクが高まります。
このような事態を避けるためにも、定期的に投稿内容を見直し、規約に沿った運用を心がけましょう。
3.著作権の侵害や商標の無断使用
Instagramでは、他人の著作権や知的財産権、商標権を侵害する投稿を行うと、アカウントが凍結される可能性があります。具体的には、以下のような行為が対象となります。
- 他社の商品名やロゴの無断使用
- 他人のイラストや写真、動画、音楽の無断使用
- 著作物の無断引用や加工を伴う投稿
- 他人の著作物と酷似したコンテンツの投稿
著作権侵害に該当するかどうかは、意図の有無に関係なく判断されるため注意が必要です。また、違反報告がなくてもInstagram側の審査によって凍結されることがあります。
安全に運用するためにも、投稿前に使用するコンテンツが適切かどうかを確認し、無断利用を避けましょう。
4.アカウントを長期間放置する
Instagramでは、投稿や運用を継続しているアカウントが凍結されるケースが多いですが、長期間放置することも凍結の原因になる可能性があります。
具体的な放置期間の基準は明示されていませんが、長期間アカウントを使用しないと凍結されるリスクがあることを理解しておきましょう。
特に、企業アカウントでは担当者の変更により投稿が途絶え、そのまま放置されることも少なくありません。運用していたアカウントが凍結や削除されると、再開する際に手間がかかるため注意が必要です。
長期間の放置を防ぐためには、以下のような対策が有効です。
- 定期的にログインして投稿を閲覧する
- 投稿を行わない場合でも、いいねや保存などのアクションを起こす
- アカウントの担当者が変わる際は、運用体制を引き継ぐ
Instagramはログインして閲覧するだけでもアクティブと判断するため、投稿の頻度が少なくても、適度なアクションを行うことで凍結を防げます。特に企業アカウントの場合、担当者不在による放置を避けるためにも、運用方針を明確にしておくとよいでしょう。
アカウントが凍結されたときの対処法
Instagramアカウントが凍結された場合でも、適切な対応をとれば解除できる可能性があります。状況に応じた正しい手順を踏むことが重要です。
ここでは、アカウントが凍結された際に取るべき対応について、具体的な手順を詳しく解説します。
- 凍結の理由を確認する
- 凍結から2週間以内に異議を申し立てる
- 必要な情報・書類を提出する
- 結果を待ちつつ定期的にログインを試す
1. 凍結の理由を確認する
まずは、アカウントがなぜ凍結されたのかを確認しましょう。
Instagramからの通知や、アプリ内で表示されるアラート画面に原因が記載されていることがあります。
たとえば、コミュニティガイドラインに違反した投稿や、スパムと判断された行為などが理由として挙げられます。
2. 凍結から2週間以内に異議を申し立てる
アカウントが凍結された場合、2週間以内に異議を申し立てる必要があります。手続きはやや手間がかかりますが、アカウントを回復させるためには早めの対応が重要です。
異議申し立ての方法は、状況によって異なります。
- 投稿が削除された場合: 削除通知から異議申し立て画面へアクセス
- アカウントが停止された場合: Instagramアプリのアラート画面に従い、必要情報を入力
3. 必要な情報・書類を提出する
申し立てには、以下の情報が必要です。
- 氏名
- 登録済みのメールアドレス
- ユーザーネーム
- 携帯電話番号
ビジネスアカウントの場合、上記に加えて以下のいずれか1点の公的文書の提出が求められます。
- 事業免許
- 確定申告の写し
- 請求書
- 会社設立契約書
- 公共料金領収書
- ドメイン登録証明 など
さらに、名前とユーザーネームが記載された写真、および認証コードの提出も必要です。
4. 結果を待ちつつ定期的にログインを試す
異議申し立てが受理されると、Instagramの判断によりアカウント凍結が解除されますが、結果が出るまでの期間はさまざまです。
最短で3時間~半日、長い場合は1ヶ月ほどかかることもあります。特にゴールデンウィークや年末年始などの長期休暇中は対応が遅れることがあるため、早めに申し立てを行いましょう。
異議申し立てが認められた場合、特に通知がないこともあるため、定期的にInstagramにログインして確認することをおすすめします。
異議申し立てを成功させるポイント
アカウントが凍結されても異議を申し立てることはできますが、必ずしも凍結が解除されるわけではありません。解除されるためには、Instagramが異議申し立てを正当だと判断する必要があります。
そこで、凍結されたアカウントを回復させるために、以下のような異議申し立てを成功させるための重要なポイントを4つ解説します。
- アカウント凍結から2週間以内の期限に注意する
- インスタの利用規約をよくチェックする
- 冷静な対応を心がける
- 迷惑メールの確認や申請メールを再送する
アカウントの凍結に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
1.アカウント凍結から2週間以内の期限に注意する
アカウント凍結に対する異議申し立ての期限は2週間です。
この期間を過ぎると、凍結が不当であった場合でもアカウントが削除され、回復が不可能になります。そのため、迅速な対応が求められます。
異議申し立ては手間がかかる作業ですが、大切なアカウントを取り戻すためには、期限内に手続きを完了させることが重要です。凍結に気づいたら、できるだけ早く対応を進めましょう。
2.インスタの利用規約をよくチェックする
Instagramの利用規約に違反していた場合、そのまま異議を申し立てても凍結が解除される可能性は低くなります。そのため、申し立てを行う前に、利用規約をしっかり確認し、自分のアカウントに違反がないかを見直すことが重要です。
もし規約違反がある場合は、該当する投稿を削除するなど、原因を解消してから異議申し立てを行いましょう。また、利用規約は変更されることがあるため、過去に問題がなかった場合でも最新の内容を確認することをおすすめします。
3.冷静な対応を心がける
Instagramのアカウント凍結に対して異議を申し立てる際は、冷静な対応を心がけることが重要です。突然ログインできなくなり、不安や苛立ちを感じるかもしれません。しかし、感情的に訴えてしまうと印象が悪くなり、凍結解除の可能性が低くなるリスクがあります。
異議申し立てでは、状況を丁寧かつ具体的に説明することが大切です。
凍結の原因に心当たりがない場合は、
「Instagramのコミュニティガイドラインを改めて確認しましたが、違反している点が見当たりませんでした」
といった冷静で明確な表現を用いましょう。
4.迷惑メールの確認や申請メールを再送する
Instagramにアカウント凍結の異議を申し立てても、すぐに解除されない場合があります。審査には時間がかかることもあり、対応を待つ間にできることがいくつかあります。
異議申し立て後に確認すべき点は以下のとおりです。
- 審査状況を確認:「異議申し立てを行いました」という表示が出ている場合は、審査待ちの状態。解除まで最大1ヶ月かかることもあるため、焦らず待つ
- 返信メールの確認:Instagramからの返信が迷惑メールフォルダに振り分けられることがあるため、定期的にチェック
- 異議申し立ての再送:申請が却下された場合、考えられる原因を解消したうえで、再度申し立てを行う
また、大型連休(ゴールデンウィーク・お盆・年末年始)に審査が遅れることがあるため、再送のタイミングを調整するのも有効です。申請が通った際に通知が届かないこともあるため、定期的にInstagramにログインし、アカウントの状態を確認しましょう。
アカウント凍結の前兆
Instagramアカウントが凍結される前には、前兆がある場合があります。
- 一時的なアクセス制限
- 投稿が炎上したとき
上記の2つのパターンは、アカウント凍結の前兆となることが多いですが、公式に発表されているわけではありません。そのため、これらの全長がなくても突然凍結されるケースもあります。
しかし、実際に凍結を防ぐためには、アカウントに異変がないか日頃から注意を払うことが大切です。予兆となる兆しを見逃さず、適切な対応を心がけましょう。
1.一時的なアクセス制限
アカウントが凍結される前に、Instagram側が一時的なアクセス制限をかけることがあります。ログイン後に「しばらくしてからもう一度実行してください」と表示された場合は、その対象となっている可能性が高いため注意が必要です。
この制限は、以下のような行動を短時間に繰り返すと発生しやすくなります。
- 過剰なフォローやフォロー解除
- 短時間での大量の「いいね」
- 連続したDMの送信
アクセス制限に納得できない場合は、「しばらくしてからもう一度実行してください」という表示の下にある「ご意見・ご感想」をタップし、解除を依頼しましょう。
2.投稿が炎上したとき
これまで問題なくInstagramを運用していても、ひとつの投稿が炎上するとアカウント凍結のリスクが高まります。炎上した投稿には違反報告が集中しやすく、短時間に多数の報告が寄せられることで、凍結につながる可能性があるからです。
投稿の炎上は凍結の前兆として判断しにくいものの、通常より多くの反応が集まっている場合は注意が必要です。特に、規約違反の可能性がある投稿が炎上している場合は、早めに削除することも検討しましょう。
インスタでアカウント凍結されないために気をつけたいポイント
Instagramを運用している方にとって、アカウントの凍結は避けたいトラブルのひとつです。凍結を防ぐためには、日頃から適切な運用を心がけることが大切になります。
以下では、Instagramでアカウント凍結されないために気をつけたいポイントを4つご紹介します。
- 性的や暴力的な内容の投稿をしない
- エンゲージメントベイトに注意する
- 著作権の侵害に気をつける
- 他社ブランドの服を使用した投稿に注意する
アカウント凍結を防ぎたい方は、ぜひInstagram運用の参考にしてください。
1.性的や暴力的な内容の投稿をしない
Instagramでは、性的または暴力的な内容の投稿が禁止されています。単にヌードを含む投稿だけでなく、以下のようなケースも規約違反と判断される可能性があるため注意が必要です。
- 露出の激しいファッション
- 赤ちゃんや子どもがおむつを履いていない写真
- 暴力的な表現や過激な描写を含む投稿
また、投稿の内容だけでなく、使用するハッシュタグも規制対象になることがあります。例えば、「セクシー」という言葉自体はファッションの雰囲気を示す場合がありますが、「#sexy」のようなタグは性的なものと見なされる可能性があります。
利用規約違反を避けるためにも、投稿内容やハッシュタグの選定には十分注意しましょう。
2.エンゲージメントベイトに注意する
エンゲージメントベイトとは、いいねやコメントなどのエンゲージメント(ユーザーのアクション)を意図的に増やす手法のことです。具体的には、以下のような投稿が該当します。
- 「この投稿に〇〇とコメントしてね」などの呼びかけ
- 「〇〇な人はいいねしてね」といった誘導的な表現
現在のInstagramでは、コメントを促す行為自体は禁止されていません。しかし、スパム的な投稿はアルゴリズムによってリーチが制限される可能性があるため、過度な誘導には注意が必要です。
エンゲージメントベイトについての詳細は、こちらの記事を参考にしてください。

3.著作権の侵害に気をつける
著作権を侵害する投稿は、アカウント凍結のリスクが高いため注意が必要です。投稿に使用する画像や動画だけでなく、音楽の無断使用も著作権違反に該当するため、慎重に取り扱いましょう。
著作権の侵害は、コミュニティガイドラインでも代表的な禁止事項として明記されています。投稿を作成する際は、自分で制作したオリジナルの素材や、適切な許可を得たものを使用し、著作権を守る意識を持つことが大切です。
4.他社ブランドの服を使用した投稿に注意する
Instagramでは、ファッション関連の投稿が多く見られます。特に、自社ブランドの商品を紹介し、タグ付けで外部の販売サイトに誘導するなど、マーケティングの手段として活用されています。
しかし、他社のブランド服を着用した画像を使用する際は、以下の点に注意が必要です。
- 自社ブランドでない商品を、自社のもののように見せる投稿は規約違反の可能性がある
- 一般ユーザーが日常の写真を投稿する場合は問題ないが、ブランドやプロデュース商品の宣伝アカウントは誤解を招かないよう配慮が必要
- 他社ブランドの服を使用する場合は、タグ付けやキャプションで明確に記載すれば、アカウント凍結のリスクを回避できる
Instagramの利用規約に沿った運用を行うためにも、投稿時にはブランドの明示や適切なタグ付けを心がけましょう。
利用規約をよく確認してアカウント凍結を防ごう
Instagramのアカウント凍結は、利用規約違反や違反報告の蓄積、著作権侵害などが主な原因です。
アカウントが凍結されるとログインできず、投稿やフォローなどすべての機能が制限されてしまいます。凍結を防ぐためには、日頃から規約を守り、適切な運用を心がけることが大切です。
特に、以下のポイントを押さえておくことで、アカウント凍結のリスクを減らせます。
- 規約違反やスパム行為が凍結の原因になる
- 凍結時は異議申し立てを行うことで解除の可能性がある
- 日頃からクリーンな運用を心がけることが予防につながる
本記事を参考に、正しくInstagramを運用し、大切なアカウントを守りましょう。
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Instagramの運用は、投稿の作成だけでなく、コメントやDMへの対応、さらにはアカウントの凍結リスクを避ける対策など、考慮すべき点が多く負担の大きい作業です。
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