初心者必見!インスタのインサイトの見方から分析のやり方を解説

インスタプロアカウント運用するなら、最低限知っておくべきインサイトの分析方法 ノウハウ
ノウハウ

「Instagramインサイトを分析すればいいらしいが、どの数字をどう扱えばいいのかわからない。」

プロアカウントを運用し始めると、大抵の人がぶつかる疑問です。

実はすべての数値を使わなくても、この記事で紹介する4つの指標を分析して改善すれば着実にフォロワーやリーチ数を伸ばせます。

最低限押さえておきたいインサイトの見方について知りたい方は、ぜひお読みください。

弊社が運営するインスタの自動化ツール「エルグラム」についての詳しい情報も、ぜひチェックしてみてください。


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そもそもインスタのインサイトとは?

インスタのインサイトとは

Instagramのインサイトは、プロアカウントまたはクリエイターアカウントに無料で提供されるアカウントの業績データのことです。

データには投稿のリーチ数、ユーザーからのアクション、性別、年齢、居住地などのフォロワーの情報、視聴回数、クリック数など、さまざまな情報が含まれます。

アカウントの成長やパフォーマンスを分析し、適切な戦略を立てるのに不可欠なデータです。

インスタのインサイトの見方

投稿全体に対するインサイトは、以下の流れで確認できます。

投稿全体に対するインサイト

各投稿の細かなインサイトは、以下の流れで確認が可能です。

各投稿のインサイト

リーチ数とインプレッション数の違いは?

リーチ数とインプレッション数は混同する方が多い数値です。

いま一度、ご確認ください。

リーチ数:投稿を見たアカウントの数

インプレッション数:投稿が見られた回数

例えば、100人が2回ずつ投稿を見た場合は、以下のように数値が反映されます。

リーチ数:100

インプレッション数:200

リーチ数とインプレッション数の違いをより詳しく確認したい方は、以下の記事をそれぞれご覧ください。

フォロー数やリーチ数を伸ばすために必ず分析すべき4つの指標

フォロー数やリーチ数を伸ばすために必ず分析すべき

インサイトにはたくさんの項目がありますが、単に数字を閲覧するだけではデータを生かしきれません。

そこで、以下に紹介する4つの数値を計測し比較することで、どこを改善すればよいのかわかります。

ただし、注意していただきたいのが、4指標はインサイトに直接表示されおらず、計算して算出する必要があるのです。そのため最初のうちは少し手間がかかるかもしれません。

しかし毎日計測することで、アカウントの全体像を楽に把握でき、精度の高い分析もできるため、できるだけ記録しておくことをオススメします。

アカウント全体像

まずは、4指標の関係性をチェックしよう!

インサイト分析で重要な指標は、以下の4つです。

  • 保存率
  • プロフィールアクセス率
  • フォロー転換率
  • ホーム率

下の図を見ながら、上記の指標の関係性を確認しましょう。

①保存率

「あの投稿どこにあるんだっけ?」

「もう1回見直せるようにしておきたい。」

Instagramではこのような場合、「保存」機能を使うと解消できます。

インサイト上の「保存数」は、投稿が保存された回数のことです。

関係図の①が保存されるタイミングになりますので、確認してみましょう。

実は保存数が増えると、Instagramからのアカウント評価が高まります。

なぜなら「保存」はあとから見返すためにとるアクションであることから、ユーザーのInstagramの滞在時間が増えるアクションであると予想されるためです。

Instagramは保存数の多いアカウントをユーザーの滞在時間を伸ばしてくれるアカウントと判定することからアカウントの評価が高まります。

さらに、

「保存される投稿 = 他のユーザーにも有益な投稿」

とInstagramが判断し、発見欄への掲載や上位表示など、ターゲット層への露出が増えます。その結果、さらに投稿のリーチ数を伸ばせるという循環ができるのです。

保存率の計算式は、以下の通りです。

保存率 = 保存数リーチ数

保存率の目安

よい投稿と判断されるInstagramの保存率は、2〜3%です。

保存率を上げるには?

まずは保存したいと思うような投稿を作ることが大切です。

ハウツーや情報のリスト化など、ユーザーが求めている情報が凝縮している投稿は保存数が多い傾向があります。

保存数の多い投稿を分析して、その共通点を見つけることも有効でしょう。

また、投稿内で「保存する」ボタンに合わせて、保存を促す呼びかけをすると効果的です。

さらに、競合分析のために相手の投稿を保存したい時もあるかもしれませんが、相手に保存がバレることはないので安心してください。

ただし、InstagramのDMで送信される「消える写真・動画」は、スクリーンショットや録画保存しようとすると相手に通知が届くので、注意が必要です。

保存数に関する詳しい情報を確認したい方は、以下の記事をご覧ください。

②プロフィールアクセス率

投稿を見たあとに、プロフィールを訪問した人の割合を算出します。

ユーザーは投稿を見て

「この商品、ほしいかも!」

「この会社、他にどんな発信してるのかな?」

と感じたら、プロフィール画面に飛び(そして他のフィード投稿もチェック)、次にプロフィールを確認して、フォローする・しないを判断します。

実際にどのような流れであるのか、上記の関係図の②を確認してみましょう。

この時点でプロフィールにたどりついていないのであれば、投稿に満足しなかった、もしくはアカウント自体に興味を持たれていないことを意味し、フォローにはつながりません。

ターゲットとなるユーザー(未フォロワー)に対して、興味を持たれる投稿をしているのか?

この数値が高いほどフォローされる確率も増えるので、チェックしておくべき数字でしょう。

プロフィールアクセス率の計算式は、以下の通りです。

プロフィールアクセス率 = プロフィールアクセス数リーチ数

プロフィールアクセス率の目安

1~3%あれば良好といえるでしょう。

実はプロフィールアクセス率の目安の数値は、業界によって差があります。

実店舗や会場のある「美容サロン」「イベント」「飲食」は住所や営業時間などの詳細を知るためにプロフィールの閲覧割合が高い傾向で、約20%近くあります。

反対に写真や動画で商品やサービスを伝えづらい無形商材の金融やIT、Web媒体はInstagramとの親和性が低い業界のため、低い傾向にあるでしょう。

プロフィールアクセス率を上げるには?

「このアカウントが発信する情報をもっと知りたい」と思われる質の高い投稿を増やすと同時に、他の投稿も見てもらえるような仕掛けを作りましょう。

たとえばフィードの最終ページに、その記事を読んだ人向けにオススメの投稿を案内し、その投稿を読んでもらう導線を作ります。

いくつか投稿を読んでもらい、「このアカウントの投稿は役に立ちそう」と感じてもらえればフォローにもつながるでしょう。

他にも、各投稿のキャプションにどのような発信をしているアカウントなのか記載しておくことで、プロフィールに興味を持ってもらえる可能性を増やせます。

③フォロワー転換率

プロフィールを訪問したユーザーが、フォロワーになった割合を表す指標です。

人間で例えると外見を発信で確認して、中身をプロフィールでチェックした上で、Goするか・しないかを判断する最終の段階です。

ユーザーはプロフィール文を読み、投稿内容やアカウントの世界観等、情報を総合的にチェックし、気に入ったらフォローに至ります。

この指標が実際にどのような流れに関係してくるのか、上記の関係図の③を確認してみましょう。

フォロワー転換率の計算式は、以下の通りです。

フォロワー転換率 = フォロー数プロフィールアクセス数

この数値が安定していると、ターゲット層が投稿を発見してからフォローするまでスムーズな導線が作られているといえるでしょう。

フォロワー転換率の目安

6〜8%あるとよい数値として認識される傾向にあります。

これより低い場合、

  • フォローするメリットを感じてもらえていない
  • プロフィールと投稿内容が一致していない

ことが考えられるため注意が必要です。

フォロワー転換率を上げるには?

プロフィールは、ユーザーがアカウントをフォローするかしないか判断する際の大きな判断材料です。

プロフィールでいかにユーザーに「フォローしよう!」と思ってもらえるかが重要なポイントとなります。運用初期からプロフィールは整理しておきましょう。

  • 「どんな会社か」「何を発信しているか?」「フォローするとどんないいことがあるのか?」をわかりやすく記載する
  • アイコン・アカウント名と投稿内容に統一感を持たせる
  • ハイライトを設置する

プロフィールは一度で完成させるのではなく、最初のうちは何度も修正して、ターゲットにささるプロフィールを徐々に作り上げるのがいいでしょう。最近のプロフィールは、文章ではなく箇条書きがトレンドです。

他にも、ハイライトを設置していない、または1個か2個しかない場合は、早急に数を増やしましょう。

ハイライトが少ない状態では、ユーザーがアカウントを見たときの印象が悪くなります。ハイライトを増やしてプロフィールの見た目を整えることは、プロっぽさを演出する上でも非常に重要です。

④ホーム率

フォロワーとの親密度合いを表します。

(親密度:Instagramでは、アカウントとフォロワーとのつながりの深さのこと。)

計測するのは、自分のフィード投稿がどのくらいのフォロワーに見られたのかの割合です。

フォロワーにとってよい投稿をしていれば、日々の投稿に対する満足度も高いはずなので、投稿者アカウントの質を表しているともいえます。

関係図の④を確認し、ホーム率と言う指標がどの流れで出てくるのかを確認しておきましょう。

ホーム率の計算式は、以下の通りです。

ホーム率 = ホーム(フィード)のインプレッション数フォロワー数

現時点でInstagramのフィードは、最新の投稿順ではなくフォロワーとのやりとり(いいねの回数、コメント、シェア、DM)が多い(=親密度が高い)アカウントが優先的に表示されるように設計されています。

フィードは、フォロワーに見られた後にフォロワー以外も見られる可能性のある投稿です。

親密度が高い投稿ほど、上位に表示される確率も高まるのでターゲット層の目にも触れやすくなります。

フォロワーが反応してくれる投稿を継続することで、以下のような循環が生まれます。

  1. フォロワー以外のアカウントにも露出が増える。
  1. アカウントやブランドの認知が拡大する。
  1. フォロワーが増える。
  1. 新規フォロワーに別の投稿にも反応してくれる。

このことからわかるようにホーム率は、フォロワー数を伸ばすために重要な数値です。必ずチェックしておきましょう。

ホーム率の詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。

ホーム率の目安

ホーム率30%~50%の範囲だと、ある程度フォロワーに投稿が閲覧されています。60%を超えるとバズる投稿が出てくる可能性もあるでしょう。

ただし企業アカウントは、個人のアカウントと比較して製品やサービスの宣伝をする投稿が多い傾向にあるので、ホーム率が低くなることがあります。

ホーム率に関する詳しい情報を確認したい方は、以下の記事をご覧ください。

ホーム率を上げるには?

フォロワーとのやりとりを増やし、親密度を高めましょう。

以下にあげる行動を、フォロワーに起こしてもらう工夫が大切です。

  • 投稿へのいいね、コメント、保存
  • ストーリーズへのアクション(コメント・スタンプなど)
  • DM(ダイレクトメッセージ)

ストーリーズは、フォロワーとのコミュニケーションをとるのに最適なツールです。

フォロワーが答えやすいようなアンケートや、質問BOXを設置してやりとりを増やすことで、Instagramからの評価が高まります。

さらにInstagramからの評価が高まるアクションはDMでのやりとりです。通常DMはユーザーにとって一段とハードルの高いアクションだとみなされています。

ユーザーからのDMにすぐに返信ができると、ユーザーとの親密度はますます向上するでしょう。

しかし、同じような内容のDMに何度も手動で対応すると、時間もコスト効率も悪くなります。

そこで最近、企業や事業者がこぞって使い始めているのが「自動化ツール」。

弊社が提供する自動化ツールである「エルグラム」は、自動DM返信機能が無料で使用できます。

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インサイト分析で注意すべき点

インサイト分析で注意すべき点

パソコン版Instagramでは、投稿ごとのインサイトしか見られない

スマホアプリでのみ、全体のデータと各投稿ごとのインサイトを確認できます。

インサイト以外にも、パソコン版ではインスタライブができないことや投稿したコンテンツの編集ができないなど、機能に制限があります。

フォロワーが100人を下回っているとインサイトは見られない

「インサイトが表示されない!」という場合の多くがこれにあてはまります。

インサイトが見られない理由としては、フォロワー100名以下だとデータを計測するには母数が少なすぎるからだと考えられます。

インサイトは過去90日までのデータしか見られない

Instagram内で最長90日のデータは見られますが、それ以前は見られません。

日々データを自力で転記するか、または外部の分析ツールを利用して、過去のデータも有効利用できるようにしておくことをオススメします。

まとめ|最低限4つの分析指標をおさえて、効率よくアカウントを伸ばそう

本記事ではInstagramインサイトの見方から、4つの指標を使った分析手法と改善方法をお伝えしました。

Instagramのインサイト分析でおさえておくべき数字がわかれば、フォロワー数やリーチ数を伸ばすためにデータを有効活用できます。

日々の計測で得られたデータをもとに、地道に仮説検証を繰り返すことで結果はついてくるはずです。

インサイト分析を有効活用するために、ユーザーの管理も徹底しよう!

インサイト分析には日々のデータ管理が欠かせませんが、同時にアカウントを効率よく運用していくためには日々のユーザー管理も大切です。

手動でのユーザーとのやりとりや情報管理は、意外と時間を奪われてしまいます。

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