「リーチ数がなかなか増えない」
「どのくらいリーチ数があればフォロワーが増えるの?」
「平均的なリーチ数を知りたい」
投稿を続けているのに、目に見える成果が出てこないとモチベーションが下がりますよね。
そこでこの記事では、「リーチ数」について解説し、リーチ数の伸びない原因とその具体的な解決策をお伝えします。
とくに、新規アカウント運用者やフォロワーが少ない運用者であれば、すぐにできるアクションが見つかるでしょう。
弊社が運営するインスタの自動化ツール「エルグラム」についての詳しい情報も、ぜひチェックしてみてください。
目安にすべきリーチ数の平均値は?
実は、リーチ数の平均は業界やジャンル、ビジネス規模によって条件が異なるので、明確な数値は存在しません。
そこで、リーチ数の目標を設定するのに使われるのが、「リーチ率」です。
リーチ率を計算すると、フォロワー数に対してどのくらいの割合で投稿が見られているかがわかります。
「リーチ数が高い = 投稿がフォロワーに届いている」状態です。
一般的に、フォロワー数の多いアカウントはリーチ率が低くなる傾向があります。
リーチ率の計算方法
リーチ率は、
「リーチ率(%)=リーチ数 ÷フォロワー数×100」
で計算できます。
フォロワーが少ないアカウントが目指すべきリーチ率
フォロワー数別にリーチ率の平均を算出したデータがあります。
目標設定の際に目安となるでしょう。
以下の表が、フォロワー数1万人以下のアカウントにおけるリーチ率の平均値です。
フィード投稿 | 33.7% |
ストーリーズ | 7.5% |
インプレッション数とリーチ数の違い
「インプレッション数」とは、投稿の合計表示回数を表します。
一方で、「リーチ数」とは投稿を閲覧した人の数(=ユニークユーザー数)です。
以下の表は、10人が投稿を2回ずつ閲覧した場合のインプレッション数とリーチ数の違いです。
インプレッション数 | 20 |
リーチ数 | 10 |
インプレッション数はリーチ数と比較した時に、数が大きいほど何度も見られているとわかります。
それゆえ、投稿の魅力度を表しているといえるでしょう。
リーチ数は、投稿の露出度を理解するのに役立ちます。
フォロワーを増やすことを考えると、リーチ数の方が重要です。
インプレッション数に関する詳しい内容は、以下の記事で解説しているので、こちらもぜひ参考にしてください。
リーチ数が伸びない原因は?
リーチ数が伸びない理由は、いくつかの原因が重なっています。
リーチ数を向上させるには投稿内容だけでなく、アカウント運用方法の分析も必要です。
代表的な4つの原因について取り上げますので、自社に当てはまる原因があるか、チェックしてみましょう。
ハッシュタグが最適化されていない
ハッシュタグは運用初期やフォロワーが少ないアカウントにとって、外部リーチを増やすアイテムのひとつです。
自社のアカウントや投稿にマッチしたハッシュタグを使い、適切な場所に表示されればターゲット層に発見される可能性が高まります。
反対に、リーチを増やすために関連性の低いハッシュタグまで付けてしまうと、インスタグラムのアルゴリズム(表示順を決める計算式)の認知が複雑になり、露出が下がりかねません。
また、以下の記事ではよく使用されるハッシュタグのテンプレを解説しているので、こちらもぜひ参考にしてください。
アカウント内の統一感が欠けている
ユーザーはアカウントの世界観に共感してフォロワーになり、投稿を読んだりアクションを起こしたりしてくれます。
そうするためには、ユーザーやフォロワーを正確に理解し、彼らのニーズや関心に沿った発信が必要です。
しかし、いくらユーザーの興味関心に沿った投稿を重ねても、アカウント全体に統一感がなければ、何について発信しているアカウントなのか新規ユーザーは理解できません。
そのため、フォローも期待できなくなります。
アカウントの統一感を出すには、最低限、以下の条件が必要です。
- 発信内容に一貫性がある
- プロフィールの記載内容と発信内容が一致する
- 色合いや投稿の構成などの見た目にブレがない
以下の記事ではアカウントの統一感を出す方法を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
投稿のタイミングが最適ではない
インスタグラムにアルゴリズムが導入されてから、投稿はユーザーとの関連性が高い順に表示されるようになりました。
そのアルゴリズムの評価の対象に、「反応のスピード」があります。
もし、ユーザーがインスタグラム滞在中に新規投稿を見れば、「いいね」や「保存」だけでなく、投稿から時間を置かずにコメントのやりとりができます。
しかし、ユーザーがインスタグラム滞在していないタイミングで投稿すると、エンゲージメント獲得までに時間がかかってしまうのです。
そのため、「反応スピード」で評価を落としているかもしません。
以下の記事では、投稿のおすすめ時間を解説しているので、こちらもぜひ参考にしてください。
エンゲージメントが低い
エンゲージメントとは、ユーザーが投稿に対して行うアクションを指します。
主なアクションは、「いいね」やコメント、保存数、シェアです。
これらの総数を「エンゲージメント」と呼びます。
エンゲージメントはアカウントの質を知る上で重要な数値です。
この数字によってどのくらいユーザーとアカウントが親密なのかを知ることができます。
また、エンゲージメントが高ければ高いほど、アルゴリズムにはそのアカウントの影響力が強いと見みなされることも、エンゲージメントが重要視される理由のひとつです。
ところで最近リーチ数が減っている場合は、アルゴリズムの評価が落ちている可能性があるでしょう。
ユーザーのアクティブ度やアカウントへの反応が悪くなりアルゴリズムからの評価が落ちると、外部露出の機会を減らされてしまいます。
エンゲージメントが低い理由は、フォロワーが求めている投稿の品質や内容とかけ離れていることが考えられます。
アカウントに対するユーザーの関心が低下しているのでしょう。
また、ユーザーとの交流の機会が減っている場合もエンゲージメントは下がります。
エンゲージメントが高くなるような投稿を心がけましょう。
エンゲージメントに関する詳しい情報は、以下の記事でも解説しているので、こちらもぜひ参考にしてください。
リーチ数を伸ばすために今すぐできること5選
ここからは、リーチ数を伸ばす方法についてお伝えします。
リーチ数が上がると、フォロワーやキャンペーンに参加してくれる人の増加が期待でき、多くの人の目に触れることでPR効果も得られるのです。
結果的にアカウントの成長にもつながります。
すぐに効果を得られる方法もあれば、地道な積み重ねによって結果が出る方法もありますので、まずはできるところから始めてみましょう。
投稿数を増やす
投稿数を増やすと、ユーザーとの接触頻度を増やせます。
反対に投稿数が少ないと、ユーザーに見られないという機会損失につながるのです。
そのため、とくに新規アカウントやフォロワー数が少ない時期は、投稿の質だけではなく投稿の量も高めなくてはなりません。
ちなみに、投稿数が多いとフォローにもつながりやすくなります。
新規ユーザーがプロフィールに流入した時に、フォローを決める判断材料が多数存在するためです。
それだけでなく、インスタグラムからの評価も向上します。
投稿によるフォロワーとの接触頻度の増加で「いいね」やコメントの「エンゲージメント」も上昇するので、アクティブなアカウントだとみなされるのです。
フォロワーと交流をする
リーチ数以上に重要な指標が、「エンゲージメント」です。
エンゲージメントが高いと、アルゴリズムによって、フォロワーに近い属性のユーザーにも好まれるアカウントであると判断され、発見タブへの露出にもつながります。
そこで、「ストーリーズ」の利用をオススメします。
ストーリーズは、普段の投稿に比べてカジュアルで日常的な内容が好まれやすい、フォロワー向けの機能です。
ストーリーズには、投稿に対してフォロワーがリアクションをしやすいように多彩なスタンプ、アンケートや質問BOXを設置できます。
成功している企業アカウントはストーリーズで交流するだけでなく、フォロワーのニーズを収集して次のアクションにつなげているのが特徴です。
そこでおすすめしたいのが、フォロワーの管理に特化した無料で利用できるインスタツールの「エルグラム」です。
「エルグラム」ではタグ、ユーザー名、フォロー状況、フォロー状況数、パーソナル情報などといった情報に関して、フォロワー管理を行えます。
また、時間のかかるフォロワーとのやり取りに関しても、DM自動返信機能を利用することで、大幅な工数の削減が可能です。
手間のかかる業務工程を省けるので、気になる方はぜひエルグラムを活用し、Instagramを効率良く運用しましょう。
エルグラムに関する詳しい情報は、以下のボタンからLINEの友だち登録を行なっていただくことで確認できますので、この機会にぜひチェックしてみてください。
ハッシュタグを最適化する
ハッシュタグは、投稿数によって「ビック」「ミドル」「スモール」と分けられます。
マーケティング会社によって数に差はありますが「ビック」は10万件以上、「スモール」は1万件未満、「ミドル」はその中間の数字となるのが一般的です。
新規ユーザーにリーチをするために、スモールタグを中心にユーザーが検索する際に使いそうなタグを付けましょう。
投稿数が少ないスモールタグであっても、トップに露出できるようになれば関連性の高いハッシュタグでの露出も期待できます。
その他にも、ハッシュタグについてはキャプションにまとめて付ける工夫以外に、文章の中に分散して付けることも可能です。
こうすると、ハッシュタグが強調されて目に留まりやすくなります。
インスタグラム広告を利用する
インスタグラム広告には、広告の目的別に6種類の選択肢があります。
認知度アップ、トラフィック、エンゲージメント、リード、アプリの宣伝、売上です。
しかし、アカウント開設初期はフォロワー数も投稿数も少ないので、一般的な方法で広告を出してもフォロワーの増加は見込めません。
そこでオススメの方法が、キャンペーンを実施してその広告を配信する方法です。
参加条件にフォローを入れると、フォロワーの獲得も期待できます。
キャンペーンを設計する際には、キャンペーン後のエンゲージメント率やアクティブ率への影響も考えておくとよいでしょう。
ターゲット層でない人の参加を控えるために「フォロー&いいね型」よりも、少しハードルを上げて「フォロー&コメント型」や「フォロー&投稿型」を条件にする方が効果的です。
以下の記事では、フィード広告に関して詳しく解説しているので、こちらもぜひ参考にしてください。
リーチ数の良かった投稿と悪かった投稿の分析
投稿数が増えると、おのずとリーチ数が高い投稿と低い投稿がわかります。
それぞれ分析すると、ユーザーがアカウントに求めている内容の傾向が見えてくるでしょう。
以下の数値を参考に、反応の良かった投稿と悪かった投稿の共通点を分析します。
- 投稿への反応数(「いいね」、保存数、コメント数、シェア)
- フォロワー以外のリーチ数
- ハッシュタグからの流入数
- プロフィールのチェック数
数値データは目視で確認するだけではなく、転記もしておきましょう。
インスタグラムのインサイトでは、最長90日しかデータを見られません。
手動で管理する方法でもよいですし、外部サービスを利用すれば90日以前のデータも保存してくれます。
いずれにせよ、半年前や1年前の投稿と比較するときに必ず役立つはずです。
各フィード投稿のリーチ数
「リーチ数」では、アカウント全体のリーチ数と個別のフィード投稿のリーチ数を計測できます。
インサイトに掲載されているのは、アカウント全体のリーチ数です。
各投稿のデータをチェックする場合は、それぞれの投稿の画像下にある「インサイトを見る」ボタンをタップすると見られます。
まとめ|インスタグラムのリーチ数を伸ばすために、まずできることから始めよう
この記事では、インスタグラムのフォロワー1万人未満のアカウントが目安にするべきリーチ率をお伝えした上で、リーチが伸びない原因とその解決策をお伝えしました。
ジャンルや業界、ビジネス規模によって目指すゴールは異なりますが、共通してユーザーに喜んでもらうための投稿やアクションがリーチ数を上げる秘訣です。
- 投稿の分析
- 投稿数を増やす
- フォロワーとの交流をする
- ハッシュタグを最適化する
- キャンペーン付きの広告を出す
解決策はひとつではなく、いくつも同時に進めると早い段階での数字の伸びが期待できます。
それでも、アカウント運用は中長期にわたる業務ですから、まずは小さな改善から始めてみませんか?
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「エルグラム」は、株式会社ミショナが提供している運用管理ツールです。
タグ、ユーザー名、フォロー状況、フォロー状況数、パーソナル情報などのフォロワーの管理ができます。
自動応答やフォーム作成、ユーザーリストの作成、タグ管理といった手間のかかる作業工数を削減できます。
また、パーソナル情報の抽出、アクションモーダル、絞り込みモーダルなども可能です。
Instagram運用での面倒な作業も自動化してくれるので、賢く活用し、効率化していきましょう。
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