インスタの一時停止と削除の違いは?一時停止する方法や注意点を解説

ノウハウ
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Instagramを運用していると、自社のリブランディングやアカウントの方向性の見直しなどをきっかけに、既存アカウントの利用停止を検討する場面があります。

さらに、運用担当者が不在となり、アカウントの更新や管理が形骸化していることから停止を考える企業も見受けられます。

こうした状況では、アカウントの削除ではなく一時停止を活用することで、柔軟な対応が可能です。

そこで、この記事ではInstagramの一時停止に関して、大きく以下の3つについて解説します。

この記事を呼んで分かること
  • インスタ運用で一時停止が適しているケース
  • インスタアカウントを一時停止する方法
  • 一時停止からアカウントを再開する方法

アカウントの一時停止について詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。


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インスタの一時停止と削除・凍結の違い

Instagramの一時停止と似た設定に、削除や凍結があります。

ただし、それぞれ機能や性質が大きく異なるため、一時停止を検討する際はそれぞれの違いを明確に理解しておくことが重要です。

一時停止(利用解除)はアカウント情報が残る

Instagramの一時停止は、正式には「利用解除」と呼ばれています。

この設定を選ぶと、「プロフィール」や「投稿コンテンツ」、「いいね」などがユーザーに対して非表示となります。

ただし、ユーザーには表示されないものの「アカウント情報」や「過去の投稿内容」、「フォロー・フォロワーの関係性」などは、データとしてそのまま保持されます。

そのため、完全に削除する必要がない場合に選ばれることが多いと言えるでしょう。

また、一時停止中であっても、任意のタイミングで利用を再開することが可能です。

削除はアカウント情報が残らない

Instagramのアカウント削除は、アカウント情報や過去の投稿などはすべてのデータが消去されます。

一度削除を実行すると復元はできず、同じユーザー名での再登録も一時的に不可能となります。

アカウント削除に関する詳しい情報は、以下の記事からご確認ください。

一時停止ではなく削除するリスク

アカウントを削除すると、過去に使用したハッシュタグや投稿が他のユーザーの関連コンテンツに表示されなくなります。

企業アカウントの場合、それまで築いてきた顧客やユーザーとの接点が失われるため、削除は慎重に判断すべき対応です。最終手段として考えるのが適切でしょう。

凍結はログインできない状態

一時停止や削除が自発的に行う設定であるのに対し、凍結は強制的にログインできない状態を指します。

凍結の主な原因としては、次のような行為が挙げられます。

凍結の原因になり得る行為
  • Instagramの利用規約に違反した
  • 著作権を侵害したと判断された
  • 多くのアカウントから違反報告を受けた

このような理由で凍結された場合は、異議申し立てを行う必要があります。

凍結の原因や対処法はこちらで詳しく解説しています。

インスタを一時停止した場合の見え方

Instagramのアカウントを一時停止すると、他のユーザーからの見え方にいくつかの変化が生じます。具体的には、以下のような点が非表示になります。

一時停止で非表示になるもの
  • フォローやフォロワー一覧にアカウント名が表示されない
  • プロフィールや投稿コンテンツが閲覧できない
  • アカウント名を検索しても結果に出てこない

これに加えて、フォロワーからDMを受け取ることもできなくなります。

インスタの一時停止が適している3つのケース

Instagramの運用を中断する際は、一時停止と削除のいずれかを選ぶことになります。

すでに触れたように、アカウントを削除すると復元はできません。

そのため、基本的には削除ではなく、一時停止を選択するのが適切といえるでしょう。

  1. 担当が不在になり、投稿の更新やDM対応が難しくなった場合
  2. 一時的にネガティブな反応(炎上など)を受けている
  3. リブランディングの準備中で、旧アカウントを一時的に止めたい場合

1. 担当が不在になり、投稿の更新やDM対応が難しくなった場合

企業のInstagramアカウントは専任の担当者によって管理されることが一般的ですが、退職や異動などで不在になると、運用が難しくなります。とくにDM対応が滞ると、ブランドイメージにも悪影響を及ぼしかねません。

このようなリスクを避けるためには、担当者が不在の期間はアカウントを一時停止しておくのが有効です。具体的には、以下のような対応を心がけておくとよいでしょう。

  • 再開時に備えて、ログイン情報は安全に保管する
  • 停止中であることを、DMなどで事前にフォロワーへ伝えておく
  • 一時停止とブロックの見え方が似ていることも踏まえて配慮する

新たな担当者が着任するまでの間、これらの対応によって混乱を避けつつ、アカウントの信頼性を維持できます。

2. 一時的にネガティブな反応(炎上など)を受けている

アカウントによっては、炎上などのネガティブな反応を受けることがあります。

その反応が一時的なものであれば、アカウントを一時停止するという選択で対応するのも有効です。

アカウントを一時停止して事態の沈静化を待ち、落ち着いたタイミングで運用を再開するとよいでしょう。

3. リブランディングの準備中で、旧アカウントを一時的に止めたい場合

企業によっては、自社のブランド戦略を見直すリブランディングに取り組むことがあります。

その際は、ブランド名やサービス内容、ロゴの変更に加え、Instagram上の投稿やアイコンなども刷新が求められる可能性もあるでしょう。

こうした変更準備の間は、アカウントを一時停止しておくとスムーズです。

一方で、フォロワーとのDM対応やプロフィールによる告知を継続したい場合には、一時停止ではなく非公開設定を選ぶ方が適しています。

非公開アカウントであれば、フォロワーとのやり取りを維持しながらリブランディングを進められます。

Instagramにおける自社のブランディングについては、こちらもご覧ください。

インスタを一時停止する方法

Instagramの一時停止はアプリから実行する方法とブラウザから実行する方法の2パターンです。

それぞれの一時停止方法について解説します。

アプリから一時停止する方法

Instagramアカウントを一時停止するには、アプリ内の設定から順を追って手続きを進めていきます。操作の流れは次のとおりです。

アプリから一時停止する手順
  1. 一時停止したいアカウントのプロフィールページを開き、右上の≡マークをタップする
  2. 【アカウントセンター】を選択し、【個人の情報】→【アカウントの所有権とコントロール】へ進む
  3. 【利用解除または削除】を選び、対象となるアカウントを指定する
  4. 【アカウントの利用解除】をタップし、パスワードを入力する
  5. 表示された選択肢の中から【一時停止する理由】を選ぶ(例:「休憩が必要」「広告が多すぎる」など)

なお、選択肢に該当するものがない場合は、「その他」を選ぶことで対応できます。

また、利用解除とアカウント削除は同じページに表示されるため、操作を誤って削除を選択しないよう十分注意が必要です。

ブラウザから一時停止する方法

ブラウザからInstagramアカウントを一時停止するには、アプリの場合と同様に【アカウントセンター】を経由して手続きを行います。以下の流れに沿って進めましょう。

ブラウザから一時停止する手順
  1. 停止したいアカウントにブラウザからログインする(※二段階認証を設定している場合は、SMSなどで届くセキュリティコードを入力)
  2. 【アカウントセンター】→【個人の情報】→【アカウントの所有権とコントロール】の順に選択する
  3. 【利用解除または削除】をクリックし、対象アカウントを選んで【アカウントの利用解除】を実行する
  4. パスワードを入力後、【一時停止する理由】を選択する(該当がなければ「その他」を選ぶ)

なお、アカウントの削除と利用解除は同じ画面に表示されるため、操作を誤らないよう注意が必要です。

一時停止からアカウントを再開する方法

削除と異なり、一時停止であればアカウントの再開が可能です。

再開の方法はシンプルで、該当のアカウントにログインするだけで手続きが完了します。

メールアドレスとパスワードを入力すれば、再び利用を開始できます。

ただし、停止直後はアカウントが反映されず、すぐには再開できない場合があります。時間をおいて再ログインするようにしましょう。

また、一時停止には期限が設けられておらず、必要に応じて自社のタイミングで再開できます。

とはいえ、長期間放置してしまうとログイン情報を忘れてしまうおそれもあるため、事前にアカウント情報をメモなどに記録しておくと安心です。

他のアカウントに切り替わっている場合の対応

アカウントを複数運用している場合、ログインすると一時停止したものではない別のアカウントに切り替わっていることがあります。

そのようなときは、プロフィール画面でアカウントのアイコンをタップし、再開したいアカウントを選び直してください。

ただし、他のアカウントから切り替える場合であっても、一時停止からあまり時間が経っていないと再開できない可能性があります。反映に時間がかかるため、しばらく待ってから操作を試すとよいでしょう。

インスタを一時停止する際の注意点

Instagramを一時停止する際は次のような点に注意が必要です。

  1. 一週間に1回しか停止できない
  2. フィード投稿やストーリーズで一時停止を伝えておく

一時停止を検討しているのであれば、それぞれの注意点を把握しておきましょう。

1. 一週間に1回しか停止できない

Instagramのアカウントは、一週間に一度しか一時停止できません。

アカウント情報を確認しようと頻繁にログインしてしまうと、再度停止するまでに一週間待つ必要が生じます。また、誤ってログインした場合でも利用停止の状態は解除されてしまうため、操作には注意が必要です。

さらに、月に何度も利用停止と再開を繰り返すような運用は、フォロワーの信頼を損なうおそれがあります。一時停止を選ぶ際には、実施のタイミングと本当に必要かどうかを慎重に見極めることが大切です。

2. フィード投稿やストーリーズで一時停止を伝えておく

アカウントを利用停止すると、フォロワーからは過去のコンテンツやプロフィール情報が確認できなくなります。DMの送信も不可能になるため、場合によってはブロックされたと誤解されるおそれがあります。

こうした誤解や信頼の低下を防ぐためにも、あらかじめフィード投稿やストーリーズで一時停止の予定を伝えておくと安心です。

まとめ:一時停止を上手に使ってインスタを運用

Instagramの一時停止と削除の違いや、適切な使い分けを理解することで、アカウント運用に柔軟な対応が可能になります。この記事では、以下のポイントを中心に解説しました。

  • 一時停止と削除・凍結の違い
  • 一時停止が適している具体的なケース
  • アカウントの一時停止・再開の手順と注意点

状況に応じて一時停止を活用すれば、ブランドイメージを守りながら安定した運用につなげられるでしょう。

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