「Instagramって何歳から使っていいの?」
「子どもが使いたがってるけれど、親としてどう判断すべき?」
このように感じている保護者の方は多いのではないでしょうか。
本記事では、Instagramの年齢制限をはじめ、以下の内容について解説します。
- Instagramは何歳から利用できるのか
- 年齢制限を受けた場合の解除方法
- 保護者が気をつけたいSNSリスクとその対策
子どものInstagram利用に不安を感じている保護者の方にとって、判断材料となる情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
【結論】インスタは13歳から利用できる!

Instagramは、利用規約により13歳以上であれば使用できます。13歳未満のユーザーはアカウントを作成できず、たとえ誕生日を偽って登録しても、一定期間が過ぎるとロックされる仕組みです。
この年齢制限は、米国の「児童オンラインプライバシー保護法(COPPA)」に準拠しており、未成年の個人情報保護とインターネット上の安全性を確保することが目的とされています。
実際の登録時には生年月日の入力が必須で、13歳未満と判断されると、30日間の猶予期間を経てアカウントが削除される対応が取られます。
インスタのティーンアカウントとは?
Instagramの「ティーンアカウント」は、13〜17歳の未成年に向けて安全性を高める目的で設けられた年齢限定機能です。
近年、SNS利用に関連する未成年のトラブルが世界的に増加し、米国のCOPPAやEUのGDPR、オーストラリアの16歳未満SNS禁止法など、子どもを守る法制度が強化されています。
こうした背景を受け、Instagramも未成年ユーザーに特化した独自の安全対策を導入しました。ティーンアカウントの主な特徴は以下の通りです。
| 対象年齢 | 13~17歳 |
| アカウントの初期設定 | 自動的に「非公開」設定 |
| DM(メッセージ)制限 | フォロー外ユーザーからのDMは届かない |
| 利用時間の通知 | 長時間利用に対して警告が表示される |
| 保護者の監視機能 | 保護者が子どものInstagram利用状況を管理可能 |
このように、ティーンアカウントはInstagramを安心して利用できるよう設計されており、保護者としてもその機能を理解し、活用を支援することが重要です。
ティーンアカウントについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
「実際は何歳から使ってる人が多い?」利用状況データ紹介
多くの子どもは、実際には中学生、早い場合は小学生のうちからInstagramなどのSNSを利用し始めているのが現状です。
SNSの利用開始年齢に関する割合は以下の通りです。
| 開始時期 | 割合 |
|---|---|
| 小学入学前 | 1.4% |
| 小学1~3年 | 6.9% |
| 小学4~6年 | 28.5% |
| 中学1〜3年 | 49.6% |
| 小学4〜6年 | 28.5% |
| 高校以降 | 11.7% |
(出典:令和6年 「高校生の SNS の利用に関する調査報告書」国立青少年教育振興機構)
さらに、2022年に実施された調査データ(TesTee Lab:https://lab.testee.co / PR TIMES)では、Instagramの利用率が中学生 60.5%、高校生80.4%、大学生81.4%と利用率が高いことがわかります。
Instagramは公式には13歳以上が推奨されているにもかかわらず、それ以前に利用を始める子どもが多数存在します。こうした実態を踏まえ、保護者には年齢制限の有無にかかわらず、リテラシー教育や日常的な見守りが求められるでしょう。
インスタで年齢制限を受けた場合の対処方法

Instagramで年齢制限を受けた場合は、慌てずに異議申し立てを行うことが大切です。手順を正しく踏めば、誤って制限されたケースでも回復が可能です。
13歳未満の利用を禁止しているInstagramでは、次のような理由でアカウントが制限・停止されることがあります。
- 本来13歳未満なのに、年齢を偽って登録した
- 生年月日を誤って入力し、13歳未満と判定された
- AIによる年齢推定機能により誤って制限された
一度年齢制限がかかると、ログインできなくなってしまいますが、落ち着いて対応すれば解決できます。正確な情報の入力と本人確認書類の提出が必要となるため、冷静に手続きを進めてください。
年齢制限の異議申し立てには、年齢確認書類が必須
Instagramの年齢制限を解除するには、「異議申し立て」を行い、年齢を証明できる公的書類を提出する必要があります。
入力ミスやAIの誤判定で制限された場合にも、正しく13歳以上であることを証明すれば解除が可能です。
提出書類は、本人確認と年齢確認を目的としており、条件に応じて次のいずれかが求められます。
| 必要枚数 | 条件 | 書類 | |
|---|---|---|---|
| ① | 1種類の提出でOK | ・名前と写真または名前と年齢のわかる記載が含まれている必要 | 運転免許証、パスポート、出生証明書、婚姻証明書、氏名変更届、生命保険証書または車両保険証書、運転免許証以外の公的身分証明書(障害者手帳、SNAP、国のIDカードなど)、グリーンカード、居住許可証、入国書類、トライバルIDまたはステータスカード、有権者IDカード、家族関係証明書、ビザ(査証)、年齢証明カード、在留カード、納税者カード |
| ② | 2種類の提出が必要 | ・①の写真付きの書類がない場合、①+②の書類が必要・①の書類がない場合、②の書類が2つ必要(2つのうち1つは顔写真付きで年齢がわかるものが必要) | 住民票、健康保険証、学生証、銀行口座明細書、公共料金の請求書、資格免許証、資格証明書(年金手帳、組合員証、社員証、名刺など)、社会保障カード、クレジットカード、雇用証明書、交通カード、小切手、図書館カード、郵便物、雑誌購読の控え、医療の記録、給与明細書、許可証、学校の記録、卒業アルバムの写真(卒業アルバムのページを実際にスキャンしたもの、またはその写真)、企業発行のポイントカード、契約書、卒業証書、宗教上の書類、認定資格または職業資格の登録証明書、投票カード、住所証明カード、社会福祉カード |
書類を提出後はInstagram側で審査が行われ、完了まで数日かかる場合があります。焦らず、正しい手順で進めることが大切です。
インスタの年齢制限を解除する手順を紹介

Instagramで年齢制限がかかった際には、正しい手順で「異議申し立て」を行えば、解除される可能性があります。手続きの流れは、以下のとおりです。
- Instagramにログインしようとすると「年齢制限通知」が表示される
- 表示画面内にある「異議申し立て」ボタンをタップ
- 説明に従って、年齢確認書類(運転免許証・学生証など)をアップロード
- 書類がInstagramの審査部門に送られる
- 1〜3日程度で審査結果がメールまたはアプリ内通知で届く
必要書類を提出したうえで、結果の連絡を待てば、スムーズにアカウントが復旧する可能性は十分にあります。子どものアカウントであれば、保護者が一緒に対応するのが安心です。
保護者が気をつけるべきリスクと対応策

保護者が気をつけるべきリスクと対応策を3つ紹介します。
- 子どものSNS依存
- 個人情報の漏洩・場所の特定の危険性
- いじめ・ネガティブコメント
1. 子どものSNS依存
SNS依存は、子どもの学業や生活習慣、精神面に悪影響を及ぼす深刻な問題であり、早めの対策が求められます。
とくにInstagramでは、「いいね」や通知によって承認欲求が刺激されやすく、短時間の利用でも依存傾向が強まることがあります。
依存を防ぐには、家庭での習慣づけとアプリ機能の活用を組み合わせることが効果的です。
- 家庭内でSNS利用に関するルールを作る
→例:夜間や食事中のスマホ利用を禁止
→例:就寝前30分はデジタル機器をオフ - Instagramの機能(ペアレンタルコントロール)を活用
→「休憩を促す機能」:60分以上の利用時に通知が表示される
→「デイリー使用時間の上限設定」:一定時間を超えるとアクセスを制限できる
親子で話し合いながらルールを整えることで、SNSとの適切な距離感を保ちやすくなります。
2. 個人情報の漏洩・場所の特定の危険性
Instagramの投稿から、子どもの居住地や通学先が特定されるリスクがあるため、日頃から情報管理を意識することが重要です。
写真や動画に住所の一部や制服、学校名などが映り込むことで、悪意のある第三者に個人情報を特定される恐れもあります。
保護者ができる対応策は以下の通りです。
- 投稿内容を事前に確認し、名札や制服、校名が写っていないかをチェック
- 撮影前や投稿前にプレビューを一緒に見て「映り込み」を防ぐ
投稿前に「この内容は誰に見られても大丈夫か」を親子で確認する習慣をつけることが、安全な利用につながります。
3. いじめ・ネガティブコメント
Instagramでは、ストーリーズやコメント機能を通じて、いじめや誹謗中傷が起きる可能性があるため、未然に防ぐ対策が欠かせません。
とくに10代では、陰口やグループからの排除、なりすましといった行為が見られ、加害者が匿名や別アカウントを使うこともあるため、保護者が気づきにくいケースもあります。
家庭でできる基本的な対策としては、以下のような行動が効果的です。
- ペアレンタルコントロールを活用し、定期的にアカウントをチェック
- コメント機能を制限し、投稿への書き込みを防ぐ
また、Meta社ではいじめ対策として、以下の機能も実装されています。
| 機能名 | 内容 |
|---|---|
| コメント非表示 | 攻撃的な表現を自動で隠す |
| 警告通知 | 他者を傷つけるコメントを繰り返し投稿しようとする利用者に再考を促すように通知する |
| 制限機能 | 特定のユーザーを非表示にし、やり取りを制限 |
SNS上でのいじめは表に出にくいため、保護者の関与とテクノロジーの併用が安心につながります。
相手に気づかれずにさりげなく距離を置きたい場合、アカウント制限を行うのも一つの手です。アカウント制限について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
インスタの年齢制限に関するよくある質問

Instagramの年齢制限に関するよくある質問を以下3つを紹介します。
- 13歳未満でも使える方法はありますか?
- 子どもにInstagramを使わせるのはいつからが良いですか?
- 子どものティーンアカウントを管理するためには、親もアカウントが必要ですか?
1.13歳未満でも使える方法はありますか?
Instagramは原則として13歳未満の利用が禁止されており、正規の利用手段は設けられていません。
Meta社のポリシーにより、13歳未満のユーザーはアカウントを作成できない仕様となっており、誕生日を偽って登録した場合は、発覚時にアカウントが停止されたり、自動的にティーンアカウントへ移行されたりします。
さらに、2025年からは日本国内でもAIによる年齢推定機能が導入され、投稿内容やフォロワー構成、行動パターンなどから実年齢との矛盾を検出する仕組みが整備されました。
誕生日を偽って利用する行為には大きなリスクが伴うため、適切な年齢になるまで待ち、保護者と相談しながら使い方を考えることが大切です。
2.子どもにインスタを使わせるのはいつからが良いですか?
Instagramの利用を始める最適なタイミングは、13歳を過ぎており、家庭内のルールや本人の理解力が十分に備わっていることが一つの目安になります。
Instagram自体は13歳以上の利用を認めていますが、これはあくまで最低条件にすぎません。実際に安全に使えるかどうかは、子どものスマホリテラシーや自己管理能力、さらに保護者の関与度によって左右されます。
Instagramを始める年齢については、以下の判断基準を参考にするとよいでしょう。
| 判断ポイント | 内容 |
|---|---|
| リテラシー | 自分の投稿が誰にどう見られるか理解できるか |
| 自己管理力 | 使用時間や内容を自分でコントロールできるか |
| 相談体制 | 問題が起きたときに親に相談できる関係性があるか |
何歳から始めるべきかに正解はありません。家庭の価値観や子どもの成長に応じて柔軟に判断することが重要です。
3.子どものティーンアカウントを管理するためには、親もアカウントが必要ですか?
Instagramのティーンアカウントを保護者が見守るには、親自身もInstagramアカウントを保有している必要があります。
Meta社が提供するペアレンタルコントロール機能では、保護者と子どものアカウントを連携させ、使用時間やフォロー状況、投稿アクティビティなどを確認できる仕組みが導入されています。この連携機能を利用するには、保護者のアカウントが欠かせません。
保護者自身がInstagramを理解し、使い方を把握しておくことが、子どもにとって信頼できるサポーターとなる第一歩です。安心して利用させるためにも、まずは親がInstagramに触れることから始めてみましょう。
まとめ:インスタは13歳から利用可能だけど、家庭でのネットリテラシー教育が重要!
Instagramの利用開始年齢に関して不安や疑問を感じている保護者の方へ向けて、公式な年齢制限の基準から、誤って制限された場合の対処法、さらには子どもが安心して使えるようにするための家庭でのサポート体制までを幅広く解説しました。
子どものSNS利用にはリスクも伴うため、親子でルールを決めたり、正しい使い方を学ぶことが欠かせません。この記事の要点は以下の5つです。
- Instagramは13歳から利用可能
- 誤って制限された場合は異議申し立てで解除可能
- ティーンアカウントで安全機能が強化されている
- 13歳未満の利用は非推奨かつリスクが高い
- 利用開始には家庭でのルールとリテラシー教育が重要
お子さまが安全にInstagramを利用できるよう、この記事の情報を活かして、ぜひご家庭でも前向きな話し合いをしてみてください。
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