インスタにアップした写真が暗くなるのはなぜ?原因と対策を解説

ノウハウ
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Instagramにアップロードした写真が、思ったより暗く見えたり画質が粗くなったりして、理想どおりに仕上がらないと感じたことはありませんか。

せっかく魅力的な写真を準備しても、投稿後にクオリティが損なわれてしまうと、ブランドイメージの低下や集客効果の減少につながる恐れがあります。

写真が暗くなる原因は、アプリの仕様や設定のほか、使用しているファイル形式など、複数の要素が関係している場合があります。

この記事ではインスタグラムの画像が暗くなる原因と具体的な解決策について、大きく以下の3つについて解説します。

この記事を読んでわかること
  • インスタで写真が暗くなる7つの主な原因
  • 画質の劣化を防ぐための4つの具体的な対策
  • 暗い写真がユーザーのブランドイメージや購買意欲に与える影響

インスタグラムで常に最高の画像クオリティを維持し、集客効果を最大化したい方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

インスタの写真が暗くなるのはなぜ?7つの原因

インスタにアップした写真が暗くなってしまうのは、以下のような原因が考えられます。

  1. 画像を何度も加工している
  2. HDR画像はサイズが大きくて圧縮される
  3. 下書き保存を繰り返している
  4. 投稿を見る側の通信環境が整っていない
  5. iPhoneは独自のファイル形式で色味が暗くなる
  6. ストーリーズが暗くなるのはファイル形式や容量の問題
  7. エフェクトがかかったことで画面が暗くなる

1. 画像を何度も加工している

画像を繰り返し編集し、JPEGのような非可逆圧縮形式で何度も保存すると、そのたびにデータが失われ、徐々に劣化が蓄積されていきます。

結果として、ディテールが欠けて画質が粗くなるうえ、コントラストも低下し、全体的に暗くぼやけた印象の写真になってしまいます。

鮮明な仕上がりを維持するためには、元のデータをできるだけ保持し、編集の回数を減らして投稿することが重要です。

2. HDR画像はサイズが大きくて圧縮される

HDR(ハイダイナミックレンジ)画像は情報量が多く、ファイルサイズが大きくなりやすい形式です。SNSへ投稿する際、サーバー側では読み込み速度を優先するため、自動的にデータを圧縮する処理が行われます。

この圧縮の影響で、特に明暗差が大きいHDR画像では暗部の階調が失われ、撮影時よりも暗く見えることがあります。

投稿前に各サービスが推奨するピクセル数やファイルサイズを確認し、最適な状態に調整してからアップロードするとよいでしょう。

3. 下書き保存を繰り返している

投稿アプリ内での下書き保存や、編集を加えての再アップロードは、投稿サービス側で再度圧縮処理が行われる原因となります。

圧縮が繰り返されると画質が劣化し、最終的に画像が粗く見えたり暗く表示されたりすることがあります。

画質を維持するためには、編集作業は外部アプリで完結させ、投稿アプリの下書き保存機能はできるだけ使わず、一度で投稿を仕上げるようにするとよいでしょう。

4. 投稿を見る側の通信環境が整っていない

フォロワー側の通信環境が不安定な場合(モバイルデータ通信の速度低下やWi-Fiの接続不良など)、SNSアプリがデータ通信量を抑えるために画像の解像度を自動的に下げることがあります。

その結果、フォロワーの画面では画質が荒く見えたり、写真全体が暗く表示されたりします。

もしフォロワーから画質に関する問い合わせを受けた場合は、アプリの「モバイルデータの節約モード」を確認してもらうか、通信環境を改善するよう案内するとよいでしょう。

5. iPhoneは独自のファイル形式で色味が暗くなる

iPhoneの標準カメラで撮影した写真には、HEIC形式(High Efficiency Image File Format)が採用されています。

HEIC形式はデータを高効率に保存できる一方で、一部のSNSプラットフォームや古いOS環境では正常に対応していないことも少なくありません。

非対応環境では、色空間の解釈の違いにより色味が濃く見えたり、本来の色合いが再現されなかったりすることがあります。投稿前にHEICを一般的なJPEG形式へ変換しておくことで、こうした色味の変化を防ぎやすくなります。

6. ストーリーが暗くなるのはファイル形式や容量の問題

Instagramのストーリー機能に写真や動画をアップロードする際、素材が正しく読み込まれなかったり、投稿後に画質が大きく劣化して暗く見えたりする場合があります。

主な原因は、使用しているファイル形式が非対応であることや、データ容量の過大、通信環境の不安定さなどです。

ストーリーの推奨サイズである1080×1920ピクセルに合わせ、適切な形式と容量で素材を準備しておくことが大切です。

7. エフェクトがかかったことで画面が暗くなる

投稿アプリに搭載されているエフェクトやフィルターの中には、写真の明るさやコントラストを大きく変化させるものがあります。「写真を暗くして白文字を際立たせる」といった演出を狙って過度に適用すると、意図せず全体が暗く見えてしまうこともあります。

エフェクトを使用した後は、元の画像と比較しながら明るさを確認し、不自然に暗くなっていないか丁寧に調整することが大切です。

動画が暗くなる原因はfpsやビットレートが高いから

Instagramでは、画像だけでなく動画の投稿も可能です。

投稿した動画が暗く見える場合、過度な加工による劣化に加え、fps(フレームレート)やビットレートの設定が高すぎることが原因のひとつと考えられます。

fpsやビットレートが高すぎる動画はファイルサイズが大きくなるため、投稿時に圧縮率が上がり、映像のディテールが損なわれやすくなります。その結果、色がくすんだり暗く表示されたりする現象が起こります。

インスタの画像が暗くなるのを防止する方法

インスタにアップした画像が暗くなるのを防止するには、以下のような方法を検討してみましょう。

  1. 投稿に適したサイズにする
  2. 下書きの回数を減らして投稿する
  3. 高画質モードを活用する
  4. HRD設定をオフにする

1. 投稿に適したサイズにする

画質の劣化を防ぐためには、アップロードする画像や動画の解像度やアスペクト比(縦横比)を適切な状態に整えることが重要です。

推奨サイズと異なるファイルを投稿すると、プラットフォーム側で自動的に拡大・縮小やトリミングが行われ、画質の粗さや意図しない暗さを引き起こす原因になります。

Instagramの投稿に適したサイズや写真サイズが切れてしまう際の対処法は、以下で詳しく解説しています。

2. 下書きの回数を減らして投稿する

画像を編集する際に下書き保存を繰り返すと、そのたびにデータが圧縮され、結果として画質の劣化を招くおそれがあります。特に、多くのSNSで採用されているJPEG形式は非可逆圧縮のため、保存回数が増えるほど品質が徐々に低下していきます。

編集作業は投稿アプリ外で一度で完結させ、アプリ内での下書き保存を最小限に抑えることで、画質の劣化を防ぎやすくなります。

3. 高画質モードを活用する

Instagramに投稿した画像のクオリティを保つには、高画質モードを活用するのが効果的です。

設定手順は次の通りです。

  • プロフィール右上の【≡】を選択
  • 【設定とアクティビティ】から【メディアの画質】を選択
  • 【メディアの画質】から【最高画質でアップロード】をオンにする

4. HRD設定をオフにする

HDR(ハイダイナミックレンジ)設定は、写真の明るい部分と暗い部分を自然に表現できる一方で、SNSに投稿する際の圧縮処理によって暗く見える原因になることがあります。

設定を変更する手順はOSによって異なります。

OSHRD設定の変更手順
iPhone【設定 】から【カメラ】を選択【スマートHDR】をオフにする
Android・Googleのカメラアプリを開く・HDRアイコンをタップしてオフにする

この操作を行うことで、圧縮による画質や色味の変化を抑え、投稿後に写真が暗くなるのを防げます。

暗い写真がユーザーに与える影響

Instagramアカウントを運用している企業にとって、暗い写真を投稿することは、次のような悪影響を及ぼすおそれがあります。

  • 自社のブランドイメージを伝えきらないが伝わりづらい
  • 購買意欲の向上につながらない

ブランドイメージが伝わりにくくなる

Instagramに投稿される写真は、自社の商品やサービスの魅力を伝える重要な要素であり、いわばブランドの顔ともいえる存在です。しかし写真が暗い場合、商品の色や質感が正確に伝わらず、プロフェッショナルな印象やブランドの世界観を十分に表現できなくなります。

その結果、アカウント全体の魅力が薄れ、ファンの獲得や共感形成が難しくなるおそれがあります。

購買意欲の向上につながらない

多くのユーザーは、SNSに投稿された写真のクオリティを基準に、商品やサービスの信頼性を判断します。そのため、写真が暗くてディテールが見えにくい場合、商品の魅力が十分に伝わらず、購買意欲の向上にもつながりにくくなります。

明るく鮮明な写真で商品の特徴を引き出すことが、エンゲージメントの強化や売上拡大へと直結します。

エンゲージメントについては以下で詳しく紹介しているのでご覧ください。

原因をは理解してインスタの画像が暗くならないように注意しよう

Instagramにアップした写真が暗くなる原因は、撮影設定や投稿時の圧縮処理など、さまざまな要素が関係しています。

見た目の印象が損なわれると、せっかくの投稿もユーザーに伝わりにくくなってしまうため、原因を理解し、適切に対処することが重要です。この記事の要点は以下の5つです。

  • 写真が暗くなる主な原因は、HDR設定や圧縮処理、繰り返しの編集など複数ある
  • HDR画像や高ビットレート動画は圧縮により暗く見えることがある
  • HEIC形式や通信環境によっても色味や明るさが変化する
  • 対策として、投稿サイズの最適化や高画質モード設定、HDRオフが有効
  • 暗い写真はブランドイメージや購買意欲を損なうリスクがある

原因を一つずつ見直し、最適な設定で投稿すれば、明るく魅力的な写真を安定して発信できます。

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