インスタのAIラベルとは?使い方や勝手に付いたときの対処法を紹介

ノウハウ
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「AIコンテンツをInstagramに投稿する際、ラベルは必要なのだろうか。」

「誤ってラベルが付与された投稿は、取り消せるのか。」

このような疑問を抱えている方も多いかもしれません。

現在、InstagramではAIコンテンツにラベルを表示する取り組みが進んでおり、正しい運用方法を理解しておくことが重要です。

本記事では、InstagramにおけるAIラベルの基本や付け方について以下の内容でご紹介します。

この記事を読んで分かること
  • AIラベルの特徴
  • AIラベルの付け方
  • AIラベルを付ける判断基準

AI投稿を安心して活用したい方は、ぜひ最後までご覧ください。


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インスタのAIラベルとは?

Instagramでは、AIによって生成された画像や動画に、自動でラベルが付与されるようになりました。

この機能は、投稿されたコンテンツが本物かAI生成かを見分けやすくするために導入されたものです。Meta社はFacebookやThreadsにおいても同様の施策を進めており、ユーザーが誤解や混乱を招かないよう配慮しています。

たとえば、AIで作成した画像を投稿すると、自動的に「AI Info」というラベルが付き、閲覧者には「人が撮影・制作したコンテンツ」と「AIによる生成コンテンツ」の違いがひと目でわかる仕組みです。

今後、AIコンテンツの増加が見込まれる中、このラベル表示はさらに重要な役割を果たしていくと考えられます。

ただし、現時点では人間が作成したコンテンツであっても、AIラベルが付与される場合があります。

AIラベルが付くタイミングとは?

AIラベルは、次のようなタイミングで付与されます。

AIラベルが付くタイミング
  • 画像の特徴や投稿形式をもとにAIと判定された場合
  • 投稿時に「AIで作成した」と申告した場合

自動判定では、コンテンツの内容からAI生成の可能性が高いと判断されると、ラベルが自動的に付与されます。一方、ユーザーによる申告により、意図的にラベルを付けることも可能です。

なぜAIラベルが必要なのか?

AIラベルが必要とされる背景には、AIによる画像や動画生成技術の急速な進化があり、見た目だけでは人の手によるものか判別しづらくなってきたことが挙げられます。

そのため、ユーザーが知らないうちにフェイクコンテンツを信じたり、拡散したりするリスクが高まっているのが現状です。

このようなリスクに対応するため、Meta社は透明性を重視し、AI生成コンテンツにはラベルを付与する方針を打ち出しました。

たとえば、次のようなケースが想定されています。

  • AIで作成された災害画像が本物と誤解され、拡散される
  • 政財界の有力者に関するフェイク画像や動画が広まり、政治的経済的混乱が生じる
  • 有名人のありもしない画像や動画で肖像権を侵害したり炎上を起こしたりする

これらのリスクを防ぐには、コンテンツの出所を明確にしておくことが重要です。

Meta社はフェイクニュースの拡散を受け、「AIで作られた可能性があるコンテンツにはラベルを付け、利用者の判断材料を増やす」というスタンスを明確にしました。

つまり、AIラベルは単なる装飾ではなく、ユーザーの情報リテラシーを高めるための仕組みといえます。

今後、さらに進化するAI技術に対応するうえでも、情報の信頼性を支える重要な基盤となるでしょう。

AIラベルはいつから付くようになった?

Meta社は2024年2月6日に、FacebookやInstagram、ThreadsにおいてAI生成画像へのラベル表示を開始する計画を発表しました。

続いて、同年4月5日には5月から正式に運用を始める旨を告知し、さらに7月1日にはラベル表記を「Made with AI」から「AI Info」へと変更し、より中立的な表現にアップデートしました。

このように、MetaにおけるAIコンテンツの可視化は段階的に制度化されており、AIラベルの運用ルールも短期間で何度も更新されています。

対象はInstagramに限らず、FacebookやThreadsといった他のSNSにも広がっているため、複数のプラットフォームを利用しているユーザーほど注意が必要です。

導入の背景や表記の変遷を把握しておくことで、投稿時のミスや誤解を防ぎやすくなるでしょう。

AIラベルの表示方法

AIラベルは日本語表示の場合以下のように「AI情報」と表示されます。

■フィード投稿

■リール

AI生成と判断されやすいケース

InstagramやFacebookでは、AI生成コンテンツへのラベル表示が進められています。とくに判断されやすいケースは以下の5つです。

  1. AI画像生成ツールで作った画像を投稿した
  2. ChatGPTなどで書いたテキストを、そのままコピペして投稿した
  3. AIで合成した動画(ディープフェイクなど)を投稿した
  4. AIによって加工(顔の置き換え、背景生成など)された画像を投稿した
  5. CanvaやAdobeのAI背景削除などの軽い加工機能を使用した

こうした例からもわかるように、思わぬところでAI判定を受ける可能性があります。AIコンテンツを活用する際は、どの処理が対象になるのか意識するようにしましょう。

1. AI画像生成ツールで作った画像を投稿した場合

AI画像生成ツールを使って作成した画像を投稿すると、「AI生成」と判断される可能性が高まります。

現在、GoogleやOpenAI、Microsoft、Adobe、Midjourney、Shutterstockなどのツールでは、生成時に「AIで作成されたコンテンツである」という識別情報(メタデータ)が自動的に付与される仕組みが採用されています。

Metaは、この識別情報に対応する形で、C2PAやIPTCといった業界標準に基づき、該当するコンテンツにAIラベルを自動付与する運用を導入しました。

C2PA
(Coalition for Content Provenance and Authenticity)
デジタルコンテンツの信頼性を高めるための技術標準を開発する業界団体
IPTC
(International Press Telecommunications Council)
国際新聞電気通信評議会

そのため、たとえばGoogleやOpenAIのツールで生成した画像をInstagramに投稿すると、投稿時にメタデータが検出され、AIコンテンツとして自動的にラベル付けされる可能性があります。

2. ChatGPTなどで書いたテキストを、そのままコピペして投稿した場合

ChatGPTなどで生成したテキストをそのままInstagramに投稿すると、AIラベルが付与される可能性があります。

Metaは、AIによって作成されたコンテンツ(テキスト・画像・動画)にもラベルを付ける方針を明示していますが、現時点ではその検出方法や適用範囲について詳細な情報は公表されていません

また、現在はAI文章を使用してもラベルが付かない場合がありますが、今後のアップデートによって自動判定の対象になる可能性は十分に考えられます。

現段階では明確な対応方針は示されていないものの、AIコンテンツの透明性を高める流れが進んでいるため、将来的には文字情報にもラベルが付く時代が到来すると意識しておくとよいでしょう。

3. AIで合成した動画(ディープフェイクなど)を投稿した

AIで合成された動画や音声コンテンツも、Metaの方針によりAIラベルの対象となっています。とくに、技術の進化によって本物のように偽装できるディープフェイク動画が容易に作成できるようになったことが背景にあります。

たとえば、有名人の顔を合成したパロディ動画を投稿した場合も、AIによる合成と判断され、ラベルが付与されることがあります。

さらに、動画を編集・投稿する過程でAIによる加工が行われている場合にも、AIラベルの対象となるため注意が必要です。

4. AIによって加工(顔の置き換え、背景生成など)された画像を投稿した

AIによって顔を置き換えたり、背景を生成したりした画像を投稿した場合、Metaの方針によりAIラベルが付与されることがあります。

たとえば、人物の顔を別人に差し替えるような大幅な変更を加えた画像は、AI生成コンテンツとみなされやすい傾向にあります。

一方で、明るさ補正やわずかな修正といった軽微な加工であれば、ラベルが付かないこともあるため注意が必要です。

5. CanvaやAdobeのAI背景削除などの軽い加工機能を使用した場合

CanvaやAdobe PhotoshopなどのAI機能を使用した画像編集でも、場合によってはAIラベルが付与されることがあります。

とくに、Photoshopの「生成塗りつぶし(Generative Fill)」を利用した画像は、AIによる編集と判断される可能性が高いといえるでしょう。

一方で、背景削除や色味調整といった軽微な加工であれば、ラベルが付かないこともあります。

ただし、編集機能によっては識別情報が自動で埋め込まれている場合もあり、意図せずAIコンテンツとみなされるケースも考えられます。このような仕組みを理解しておくことで、安心して画像編集や投稿が行えるでしょう。

インスタの投稿にAIラベルを付ける手順

Instagramで発信したコンテンツにAIラベルを付けるには、通常どおり作成し最終画面でオンにします。

フィード投稿

「AIラベルを追加」をオンにする

リール

「AIラベルを追加」をオンにする

ストーリーズ

1.「…」をタップ後、「AIラベルを付ける」をタップ

2.「AIラベルを追加」をオンにする

AIラベルを付けるべきかどうかの判断基準は?

AIコンテンツにラベルを付けるかどうかは、投稿の内容や目的に応じて判断が必要です。

以下ではAIラベルを付けるか否かの判断基準を紹介します。

AIラベルを「付けるべき」判断基準

AIコンテンツにラベルを付けるべきケースは主に以下の4つです。

判断基準理由
AIが主役・中心のコンテンツMidjourneyの画像、ChatGPTの文章など透明性を確保するため
本物と区別困難なコンテンツAI合成の人物動画、ディープフェイクなど誤認防止のため
※Metaも強く推奨
業務やブランド発信としての投稿企業SNS、広告、サービス紹介など信頼性の維持のため
自動検出対象C2PA・IPTCメタデータ付き画像など自動ラベル付与のリスク回避のため

上記に該当する場合、自らAIラベルを付けることをおすすめします。

AIラベルを「付けなくてもいい」判断基準

AIを使ったコンテンツでも、必ずしもラベルを付ける必要があるわけではありません。

以下のような場合AIラベルを付けなくてもいいでしょう。

判断基準理由
アイデアだけAIを使用ChatGPTで構成のみ作成実質的にAI生成ではない
軽い加工Canvaの背景削除、Photoshopのレタッチラベル対象外の可能性が高い
人間中心の制作自分で撮影+AIエフェクト本質が人力によるもの
非営利・趣味目的AIで遊びで作った画像を投稿影響が小さく、誤解の恐れが少ない

今後、Metaの方針により付ける必要が出て来る可能性もありますが、現時点では上記に該当するものはラベルを付けなくてもいいでしょう。

AIラベルに関する知恵袋に多く寄せられた質問

AIラベルに関する疑問は多く、ペナルティの有無やラベルの扱い方について関心が集まっています。以下に代表的な質問を紹介します。

  1. 生成AIを用いた投稿にAIラベルを付けなかったらどうなる?
  2. 勝手についたAIラベルを消す方法はある?
  3. AIで作った画像が投稿できないときがあるのはなぜ?
  4. AIで生成した画像の著作権はどうなるの?

1. 生成AIを用いた投稿にAIラベルを付けなかったらどうなる?

AIで生成した画像を使用した投稿にラベルを付けない場合、Instagramのポリシーによりペナルティを受ける可能性があります。

これは、MetaがAI生成コンテンツの透明性確保を重視し、ラベル表示を推奨しているためです。

実際に、AI画像を使って投稿したにもかかわらずラベルを手動設定しなかった場合、自動判定によってラベルが付与されるか、最悪の場合はコンテンツ自体が制限されるケースもあります。

こうしたリスクを回避するためには、生成画像を投稿する際にあらかじめAIラベルを付与しておくことが重要です。

シャドウバンを確認する方法は以下の記事をご覧ください。

Instagramでアカウントが凍結される原因を知りたい方は、以下の記事をご確認ください。

2. 勝手についたAIラベルを消す方法はある?

自動で付与されたAIラベルを消す方法は、現時点では用意されていません。

これは、Metaの自動検出システムによりAI生成コンテンツと判断された場合、ユーザー側でラベルを外す操作ができないためです。

異議申し立てを行うことは可能ですが、必ずしも受け入れられるとは限りません。より確実な対応策としては、投稿を削除し、メタデータを除去したうえで再投稿する方法が現実的だといえるでしょう。

3. AIで作った画像が投稿できないときがあるのはなぜ?

AI生成画像がInstagramで投稿できない場合があります。主な原因は、AI画像に関するガイドラインが強化され、投稿に制限が設けられている可能性があるためです。

とくに、人物を含むAI画像や過度にリアルな合成コンテンツは、自動検出によってブロックされるケースが報告されています。

たとえば、著作権やポリシー違反が疑われるようなビジュアルは、AIコンテンツと判断され、非公開扱いになることもあります。

こうしたリスクを防ぐためにも、投稿前には画像の内容とメタデータの有無を必ず確認しておくことが重要です。

4. AIで生成した画像の著作権はどうなるの?

AIで作成された画像には、原則として著作権が認められません。

これは、著作権法における「創作性」が人間の知的活動によって生じるものであり、AIによる自動生成にはこの条件が当てはまらないためです。

たとえば、Midjourneyなどを使って生成した画像を投稿した場合でも、その画像自体には著作権的な保護を期待できないと考えるべきでしょう。

したがって、他人に無断使用された場合でも、法的な保護を受けるのは難しいケースが想定されます。とくに、商用利用やブランド運用においては、使用範囲に十分な注意が必要です。

まとめ:インスタのAIラベルを理解して、正しく活用しよう!

InstagramのAIラベルは、生成コンテンツの透明性を高めるために導入されました。本記事では、AIラベルに関する基本を以下の点から解説しました。

  • AIラベルの特徴と付与タイミング
  • AIラベルが必要とされる背景
  • AIラベルを付ける判断基準

AIラベルに関する正しい知識を身につけ、安心して活用しましょう。

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