インスタグラムでは、アカウントのユーザーが興味を持ちそうな内容が「おすすめコンテンツ」として表示されます。
ユーザーが興味を引かれた場合は、そのコンテンツを選択してさまざまな情報を得ることができます。
ただし、表示されるすべてのコンテンツが、必ずしもユーザーの関心と一致するとは限りません。そのため、場合によってはおすすめ表示をリセットしようとすることも考えられます。
そこで、この記事ではInstagramにおけるおすすめコンテンツのリセットに関して、以下の3つを解説します。
- Instagramのおすすめコンテンツをリセットする方法
- おすすめコンテンツをリセットする際の注意点
- リセットされにくいコンテンツ作成のコツ
Instagramにおけるおすすめコンテンツのリセットに関しての情報を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
インスタグラムのおすすめコンテンツをリセットする方法
インスタグラムにおすすめ表示されるコンテンツをリセットする方法は次のとおりです。
- おすすめのコンテンツをリセットを選択する
- 検索画面からリセットする
- フォローを見直して表示を変える
- 特定のコンテンツを非表示にする
それぞれのリセット方法を解説します。
1.おすすめのコンテンツをリセットを選択する
おすすめコンテンツのリセット機能は2024年11月に導入されました。アカウントから設定画面にアクセスすることで、次の手順でリセットが可能です。
- アカウント画面で【≡】を選択
- 【おすすめのコンテンツ】をタップ
- 【おすすめのコンテンツをリセット】を選ぶ
【おすすめのコンテンツをリセット】を選択すると、おすすめを一新する旨が表示されるため、【次へ】をタップします。その後、フォロー中のアカウントや広告トピックの表示を減らすかどうか確認されます。
これらを個別に調整することもできますが、一括でリセットしたい場合は、【おすすめのコンテンツをリセット】を選ぶのが最も効率的です。
2.検索画面からリセットする
おすすめコンテンツは、検索画面から履歴を削除することでもリセットできます。履歴をクリアする際の手順は、次のとおりです。
- プロフィール右上の【≡】を選択
- 【設定とプライバシー】から【アクティビティ】へ進み、【検索履歴】を選択
- 表示された画面で【すべてクリア】をタップ
なお、すべてを一括で消さずに、履歴一覧から特定の検索履歴のみを個別に削除することも可能です。
この方法を活用すれば、自分の興味関心に沿ったおすすめ表示へと調整しやすくなります。
3.フォローを見直して表示を変える
おすすめコンテンツの表示内容は、アカウントのフォロー状況を見直すことで調整できます。とくに、フォローしていないアカウントの投稿が多く表示されている場合には効果的です。
なお、表示を最適化するには、興味のない投稿を非表示に設定することも有効な方法といえるでしょう。
4.特定のコンテンツを非表示にする
おすすめコンテンツは、特定の投稿を非表示に設定することでも見直せます。
- 検索画面から興味のない投稿を選び画面右上の【・・・】を選択
- 【興味なし】を選択
興味のないコンテンツを継続的に非表示にすることで、表示されるおすすめコンテンツが徐々に変わっていきます。
おすすめコンテンツをリセットする際の注意点
【おすすめのコンテンツをリセット】機能や検索画面からの操作によって、表示内容を初期化することは可能です。ただし、リセットを行う際には注意点もあります。
また、おすすめ表示を効果的に見直すためには、事前に知っておくべきポイントが存在するため、それらについても把握しておきましょう。
1.アルゴリズムの再構築には時間がかかる
おすすめコンテンツは、ユーザーの行動履歴に基づいたアルゴリズムによって表示されています。
ただし、リセットを実行してもアルゴリズムの再構築には一定の時間がかかるため、すぐに表示が切り替わるとは限りません。
そのため、リセット後の行動によっては、再び興味のない投稿が表示されてしまうことがあります。
表示内容を適切に整えるためには、以下のような行動を心がける必要があります。
- 興味のない投稿は閲覧しない
- 興味のある投稿には「いいね」や「保存」を積極的に行う
- 検索履歴を定期的に見直し、不要な履歴を削除する
たとえば、グルメに関心がある場合はレシピや飲食店の投稿を積極的に閲覧・保存すると、関連するコンテンツが優先的に表示されるようになります。
また、複数のデバイスで同じアカウントを管理している場合は注意が必要です。
スマートフォンで興味のない投稿を避けていても、他の端末で閲覧や「いいね」をしてしまうと、アルゴリズムに影響を与える可能性があります。そのため、すべてのデバイスで一貫した行動を意識することが重要です。
アルゴリズムについてはこちらでも詳しく解説しています。
インスタ運用では、第三者の投稿が原因のリセットに巻き込まれる可能性も
インスタグラムのおすすめ表示は、単独の投稿やアカウントだけでなく、他の投稿との組み合わせによって形成されます。
そのため、企業アカウントが良質な投稿をしていても、同時に表示された別アカウントの投稿が不快に感じられた場合、ユーザーが「おすすめをリセット」する可能性があります。
このようなケースでは、関係のない投稿も巻き添えで表示されなくなる恐れがあります。つまり、自社が対策を講じていても、他者の影響で「リセットに巻き込まれる」リスクがあるということです。
インスタ運用においては、このような構造的な特性を理解し、万が一リセットされた場合でも再評価されやすい投稿づくりを日頃から心がけておくことが重要です。
ユーザーがリセットしても再表示されるために心がけておくべきこと
おすすめ表示から一時的に外れてしまった場合でも、再びアルゴリズムに評価されやすくなるためには、日頃の投稿や運用に工夫を凝らしておくことが大切です。
これは、自社アカウントが原因でリセットされることを防ぐ対策としても有効です。ここでは、ユーザーにリセットされた後でも再表示を狙えるようなアプローチを紹介します。
- 「保存」されやすいコンテンツを作る
- 「シェアされる」コンテンツを作る
- ユーザーからのコメントを引き出す
- リール(動画)を活用する
- 定期的に投稿して、アルゴリズムに認識される
1. 「保存」されやすいコンテンツを作る
投稿がユーザーに保存されることは、アルゴリズムからの評価を高める大きな要因のひとつです。
保存は「あとで見返したい」という強い興味の現れであり、リセット後の再表示を目指すうえでも非常に有効なアクションといえます。
特に、第三者の影響で一時的におすすめ欄から外れてしまった場合でも、保存実績があれば再評価につながる可能性が高まります。
具体的な工夫としては、以下のようなポイントが挙げられます。
- すぐに活用できるノウハウやリスト形式の情報を盛り込む
- 投稿文や画像に「保存して後から見直そう」と促すメッセージを添える
- 過去に保存数が多かった投稿の共通点を分析する
また、投稿の形式も重要です。複数枚の画像や短尺動画を活用し、ユーザーが「後でじっくり見たい」と思える内容に仕上げることがポイントです。
インスタの保存数の見方や増やすコツはこちらでも詳しく解説しています。
2. 「シェアされる」コンテンツを作る
ユーザーによる「シェア」は、投稿への共感や有益性の証であり、アルゴリズムにとっても強い評価対象となります。
たとえ一時的におすすめ表示から外れてしまったとしても、過去に多くシェアされた実績があれば、再評価されて表示が復活する可能性も高まります。
第三者の影響で巻き込まれたリセットに対抗する意味でも、「シェアされやすさ」は意識すべき重要なポイントです。
シェアを促すには、以下のような工夫が有効です。
- 思わず共感したくなるようなストーリー性を持たせる
- 役立つ豆知識やチェックリスト形式の情報を盛り込む
- 「この投稿をシェアして〇〇を広めよう」などの呼びかけを添える
また、Instagram外でも広がるように、他のSNSとの連携を意識するのも有効です。X(旧Twitter)やLINEなどでシェアされやすい形式に整えることで、リーチの幅をさらに広げることができます。
3. ユーザーからのコメントを引き出す
アルゴリズムの再評価を狙う上で、ユーザーとのコミュニケーションは非常に重要です。
中でも「コメント」はエンゲージメントの中核を担う要素であり、投稿の評価や再表示のきっかけにもなり得ます。
リセット後に再びおすすめに載るためには、コメントされやすい設計を意識しましょう。
たとえば、次のような工夫が有効です。
- 回答したくなる質問を投げかける
- 季節や話題に合わせたテーマで共感を引き出す
- コメントがついたら早めに返信して交流を深める
やり取りを継続することで、アカウント全体の評価も向上します。ただし、偏った返信や否定的なリアクションは逆効果になりかねないため、あらかじめコメント対応の方針を定めておくと安心です。
4. リール(動画)を活用する
リール(動画)は、リセット後でも再びアルゴリズムに評価されやすい投稿形式の一つです。
動きや音を伴うコンテンツは視覚的インパクトが強く、静止画よりもユーザーの注意を引きやすい傾向があります。
さらに、リールは専用タブに掲載されるため、フォロワー以外の目にも触れやすく、新たなリーチ獲得にも効果的です。
リールを活用する際は、以下のようなポイントを意識するとよいでしょう。
- 冒頭数秒で興味を引く演出を入れる
- 短くテンポよくまとめて離脱を防ぐ
- ハッシュタグや音源で関連性を高める
また、リール動画はXやYouTube Shortsにも展開しやすく、複数のプラットフォームでの再評価を狙える点も大きなメリットです。
リール動画の活用方法はこちらで詳しく解説しているのでご覧ください。
5. 定期的に投稿して、アルゴリズムに認識される
おすすめ欄から一時的に外れても、再び表示される可能性を高めるには、アルゴリズムとの接点を継続的に持ち続けることが大切です。
Instagramでは、定期的な投稿やアクションがアカウントの存在感を高め、再評価の機会を増やす要因となります。
投稿頻度が極端に少ないと、アルゴリズムに認識されにくくなるため注意が必要です。とはいえ、毎回新しい内容を準備するのは大変なので、以下のような工夫が有効です。
- 過去の投稿を再編集して再活用する
- アンケートや質問スタンプなどの機能で簡易投稿を行う
- ストーリーズやリールに展開して接点を増やす
継続的な発信を通じて、アルゴリズムからの評価を積み上げていきましょう。
まとめ:インスタグラムのおすすめコンテンツの仕組みを理解しておこう
インスタグラムのおすすめコンテンツを効果的に活用するには、リセットの仕組みを理解し、おすすめ表示から一時的に外れてしまった場合でも、再びアルゴリズムに評価されやすくなるための工夫を意識することが重要です。
この記事では以下の3点を解説しました。
- おすすめコンテンツのリセット方法
- リセット時に注意すべきポイント
- リセットされにくい投稿作成のコツ
自社の投稿をより多くのユーザーに届けるためにも、これらのポイントを活かした運用を心がけましょう。
エルグラムでフォロワーとのエンゲージメントを高めよう
ユーザーにリセットされにくいコンテンツを作成するためには、どのような投稿が保存される傾向にあるのかの分析やユーザーからのコメントへのリアクションなどが必要です。
このような作業を担当者のリソースだけで対応すると、負担がかさんでいってしまうでしょう。さらに、ミスの発生にもつながりかねません。
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