Instagramのアカウント運営において、フォロワーの動向や投稿のパフォーマンスを把握することは非常に重要です。
しかし、有料の分析ツールは高価で手が出しにくいと感じる方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、無料で使えるインスタ分析ツール5つを紹介します。
さらに、ツールの選び方や確認すべき指標についても詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
インスタの分析ツールとは
Instagramの分析ツールとは、アカウントの運営状況を把握し、改善点を見つけるためのツールです。
Instagramの分析ツールで主にできることは以下になります。
- インプレッション数やリーチ数の可視化
- フォロワーの属性や嗜好の把握
- ハッシュタグや投稿時間の調査
投稿のパフォーマンスやフォロワーの動向を詳細に分析し、Instagram運用の効果を効率よく最大化できます。
とくに無料で使えるツールは、初期投資を抑えつつ、Instagramで集客の獲得が可能です。
おすすめの無料インスタ分析ツール5選
こちらでは無料で使えるおすすめのInstagram分析ツールを5つ紹介します。
- Instagram公式アプリ「インサイト」
- Insight Suite for Instagram
- SINIS
- CCX social(旧MASAI)
- Insuta Cheki
それぞれの特徴や料金を詳しく解説します。
Instagram公式アプリ「インサイト」
Instagramのインサイトは、ビジネスアカウントとクリエイターアカウントでのみ使える公式の分析ツールです。
アカウントのフォロワー数や投稿のインプレッション、リーチ数など、基本的なデータを無料で確認できます。
しかしパソコン版のInstagramでは、全体のデータや各投稿ごとのインサイトを確認できませんので注意が必要です。
インサイトの詳しい内容は、こちらの記事を参考にしてください。
Insight Suite for Instagram
Insight Suite for Instagramは複数アカウントの分析やレポート出力、ベンチマークアカウント分析、トレンド分析など詳細なデータ分析が可能なツールです。
視覚的に分かりやすいグラフでデータを表示し、効果的な運営が可能になります。
無料プランと有料プランがあるので、ツールが自社に適しているか試してから本格的に導入したいと考えている方やできるだけ費用を抑えて分析を行いたい方におすすめです。
Insight Suite for Instagramの詳しい内容は、こちらの記事を参考にしてください。
SINIS
SINISはInstagramを運用するディレクターたちが監修したツールです。
そのため現場目線の実用的な機能が備わっています。
例えば、エンゲージメント率で投稿を並び替えたり、アカウントの変化を検知・通知したりと運用者が使いやすい工夫が施されています。
料金は無料と有料のプランがあります。
SINISの詳しい内容は、こちらの記事を参考にしてください。
CCX social(旧MASAI)
CCX social(旧MASAI)はSNS分マーケティングの分析やレポート作成ができるツールです。
自分のアカウントだけでなく、競合他社のデータも分析できるため、市場全体の動向を把握できます。
他にもインスタ業界のトレンドの分析やAIコンサルタント機能といった様々な機能を利用可能です。
また、一部の機能で有料サブスクリプションが設定されているものの、基本利用料金は無料なのでクレジットカードの登録も必要なく、すぐに始められます。
CCX socialの詳しい内容は、こちらの記事を参考にしてください。
Insuta Cheki
Insuta Chekiはシンプルで使いやすいインスタ分析ツールです。
競合アカウントの分析やハッシュタグ傾向のデータを可視化してくれるため、フォロワー数の伸び悩みやエンゲージメント率の低下の原因を解決できます。
Instagramの投稿や予約投稿も「Insuta Cheki」内で全て完結できるので、作業負担の軽減につながるでしょう。
料金は無料と有料プランがあり、無料版でも必要なデータを十分に取得できるため、初心者から中級者まで幅広いユーザー層に利用されています。
インスタ分析ツールで確認できるインスタ運営には欠かせない5つの指標
Instagramの分析ツールを使うと便利だとわかっていても、分析ツールでどこをチェックすればいいか迷いますよね。
こちらではInstagramを運営する時に欠かせない5つの指標を紹介します。
- 投稿へのリーチ数
- ユーザーのエンゲージメント率
- フォロワーの属性や傾向
- ハッシュタグ
- 競合他社アカウントのデータ
それぞれ詳しく解説しますので、Instagramの運営に役立ててください。
投稿へのリーチ数
リーチ数は、投稿がどれだけのユーザーに届いたかを示す重要な指標です。
高いリーチ数は、コンテンツが多くのユーザーに見られていることを意味します。
また、よくリーチ数と混同されがちなのが、インプレッション数です。
リーチ数はコンテンツに訪れた「人」の数、インプレッションはコンテンツが「表示された回数」を示していると理解しておきましょう。
リーチ数とインプレッション数の違いを把握した上でコンテンツのデータを分析し、どの投稿が効果的だったのか、今後どのような戦略に役立てるのがいいかといった分析を行うことが重要です。
リーチ数とインプレッション数の違いについて、こちらの記事で確認しておきましょう。
ユーザーのエンゲージメント率
エンゲージメント率は、フォロワーがどれだけアクティブに反応しているかを示す指標です。
エンゲージメント数は、投稿に対していいねやコメントなどのアクションをカウントし、下記の式で計算します。
エンゲージメント率(%) =
エンゲージメントの総数÷インプレション数(リーチ数/フォロワー数)×100
「いいね」や「コメント」などのアクションが増えるとフィード投稿がフォロワーに表示されやすくなります。
そのため、エンゲージメント率が高いと露出が増え、さらにユーザーの興味を引けるようになるといった効果が期待できます。
フォロワーのニーズを満たしているか分析しつつ、データを基に魅力的なコンテンツへと改善するとよいでしょう。
エンゲージメント率の詳しい内容は、こちらの記事を参考にしてください。
フォロワーの属性や傾向
Instagram運営を成功させるためには、フォロワーを理解しておく必要があります。
フォロワーの年齢、性別、地域などの属性データからターゲット層を明確にすれば、傾向がわかり戦略も立てやすくなります。
たとえば、フォロワーのアクティビティ傾向を把握できれば、最適な投稿タイミングや内容を調整しやすいでしょう。
新規フォロワーの獲得だけでなく、既存フォロワーをファン化できるメリットもあります。
また、フォロワーの属性を把握することで、自社アカウントの情報を求めているユーザーのペルソナを明確にできるため、投稿するコンテンツ内容をさらにブラッシュアップできるでしょう。
フォロワーの属性や傾向についての詳しい内容は、こちらの記事を確認してみてください。
なお、ペルソナについての詳しい内容は、以下の記事を参考にしてください。
ハッシュタグ
ハッシュタグの使用状況を分析すれば、どのハッシュタグがユーザーに見つけてもらいやすいかを確認できます。
最近ではググる代わりにInstagramでハッシュタグから検索(タグる)するユーザーもいます。
そのためユーザーが検索しそうな言葉をハッシュタグに使えば、さらに投稿へのリーチ数やインプレッション数を伸ばしやすくなるでしょう。
投稿のリーチ数やインプレッション数が伸びればエンゲージメント率の向上も期待でき、さらなる拡散効果も期待できます。
ハッシュタグの効果についての詳しい内容は、こちらの記事を参考にしてください。
競合他社アカウントのデータ
競合他社アカウントのデータを分析するときのポイントは以下になります。
- フォロワーの推移
- 投稿の頻度や時間帯
- エンゲージメント
- ハッシュタグ
このようなポイントから競合他社アカウントのデータを分析することで、自社アカウントとの差を明確にでき、何を改善すべきかが把握できるようになります。
競合がどのようなコンテンツを投稿し、どのような反応を得ているかを把握し、戦略的なアカウント運営を行いましょう。
Instagramの競合分析についての詳しい内容は、下記の記事をご確認ください。
インスタ分析ツールの無料と有料の違い
Instagramの分析ツールには無料と有料があります。
ここでは無料と有料ではどのような違いがあるのかを以下の3つの視点から解説します。
- 分析機能の種類
- 分析対象の違い
- データの詳細度
無料と有料ではどのような違いがあるのかを理解しておきましょう。
分析機能の種類
無料版では基本的な機能しか利用できない場合が多いですが、有料版では高度な分析機能が利用できます。
データの保有期間は無料版の場合45日〜90日ほどが多く、長くてもCCX socialの1年間です。
有料版の場合は無制限となっている場合が多いので、過去の傾向と対策を立てやすくなります。
詳細なデータ解析やカスタムレポートを作成したい場合は、有料版を検討すると良いでしょう。
分析対象の違い
無料版では自分のアカウントのみを分析対象とすることが多いですが、有料版では競合アカウントのデータも分析できます。
今回紹介した5つのツールのうち、Insight Suite for Instagramのみ無料版でも競合アカウントチェックが使用可能ですが、月に10回までという制限があるため、競合他社の分析を行いたい方には有料版をおすすめします。
データの詳細度
有料版は、より詳細なデータを提供することが一般的です。
Insuta Chekiの有料版では、指定のハッシュタグ分析やコメント分析、広告分析などの機能があります。
有料版の方がフォロワーの細かな属性データや投稿ごとの詳細なエンゲージメントデータなど、運営に役立つ情報が豊富です。
これらの情報を細かく把握したい場合は、有料版を検討しましょう。
インスタ無料分析ツールを選ぶ際に見るべきポイント
Instagramの分析ツールには無料と有料があります。
無料でできる機能で問題ないか、登録前に確認しておくと失敗を防げるでしょう。
こちらでは無料で使えるInstagramの分析ツールを選ぶポイントを3つ紹介します。
1.提供してくれる分析データの種類
検討している分析ツールは、自社が分析したいと思っているデータを提供してくれているかを確認しましょう。
エンゲージメント率やフォロワー属性の詳細データを確認できるか、日々のデータ推移を可視化できるか、といった基本的な分析データが把握できることは必須であるといえるでしょう。
分析する情報量が少ないと運営の改善効果が損なわれてしまいます。
できるだけ多角的にデータ分析し、投稿の改善を繰り返すことが大切ですので、提供してくれる分析データの種類がより多いツールを選定しましょう。
2.データの見やすさ・分かりやすさを考慮したUI/UXか
データは日々確認するので、見やすく、わかりやすいUI/UXの方がストレスなく続けやすいです。
グラフやスライド式など自分にあったツールを探しましょう。
視覚的に分かりやすいグラフやチャートで表示されるツールは、データの理解を助け、効果的な意思決定につながります。
また、ツールの導入を経営層だけの判断で決めてしまうのは危険です。
実際にツールを使用する運営担当者に使用してもらい、UI/UXといった面においても不満はないかといった現場の声は必ず確認するようにしましょう。
3.制限事項の確認
無料ツールには機能の制限があることが多いです。
例えば、利用できる分析項目やデータの保有期間に制限がかかります。
ツールの制限事項を事前に確認し、目的に合ったツールを選びましょう。
まとめ:インスタを分析して集客につなげよう
Instagramの無料分析ツールを活用することで、アカウントのパフォーマンスを詳細に把握し、効果的な運営が可能になります。
Instagramの運営には投稿のリーチ数やフォロワーの属性、競合他社の分析などさまざまな視点から分析する必要があります。
有料版のツールはより詳細なデータ収集ができますが、費用が3,000円〜数万円かかってしまうので、ツール導入の目的や予算との兼ね合いを検討しながら自社にあったツールを探してみてください。
最適なツールを選び、Instagramの運営を改善して、集客効果を最大限に引き出しましょう。
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