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この記事では、美容サロンにおける診断コンテンツの活用方法を解説します。

診断コンテンツとは?

診断コンテンツは、質問の回答に基づいて最適な商品やサービスを提案する仕組みで、
エルグラムの機能を組み合わせて構築できます。
質問への回答に応じてポイントを加算し、その合計で診断結果を自動表示します。

診断コンテンツに関する詳細はこちら

美容サロンでの活用例

診断コンテンツを活用すると、
集客から販売までを一貫してサポートするマーケティング施策になります。
これにより、サロン運営の負担を軽減しつつ、顧客サービスの向上を目指すことも可能です。

活用例

1.【集客目的】InstagramやLINEでの「診断キャンペーン」を実施
簡易診断を設置し、顧客獲得から予約までのスムーズな導線設計が可能です。

2.【販売促進目的】商品やメニューの「最適提案ツール」として活用
診断内容に基づいた販売提案により、根拠が可視化され購買率の向上が図れます。

3.【顧客育成目的】定期フォローで「信頼とリピート」を獲得
季節ごとの診断やアドバイスを自動配信し、顧客ロイヤリティや再来店率向上が目指せます。

診断コンテンツは、

  • 何を勧めていいか毎回悩む
  • メニューが多すぎて、お客様が選べない
  • カウンセリングが長くなる

こうしたお悩みをお持ちの方には、診断を導入することでスムーズな提案が目指せます。

解説動画

設定の流れ

診断では、選択肢によって異なるポイントを設定し、ユーザーの悩みや希望に応じた適切な診断結果を導きます。

診断コンテンツ作成前のポイント

事前に決めておくことで、設定がスムーズに進みます。

ポイント

① 目的を明確にする

まずは、「この診断で何を知りたいのか」「何に誘導したいのか」を決めましょう。

例: ・肌タイプを把握して最適なメニューを提案したい
   ・髪質やカラーの好みを知ってスタイリストをマッチングしたい
   ・体質傾向からおすすめの施術(リンパ・小顔・痩身など)を提案したい

② 質問は5問以内、1問あたり1テーマ

ユーザーが直感的に答えられるもの(YES/NO、好み、傾向)を中心にし、テーマが重複しないような構成にしましょう。

例: ・肌の状態に関する質問(乾燥、脂性、敏感)
   ・ライフスタイル(睡眠、食事、ストレス)
   ・好みの印象(ナチュラル、大人っぽい、かわいい)など

③ 迷った時は「お客様によく聞かれること」から作るのがコツ

例: ・乾燥が気になるんですけど、どうしたらいいですか?
   ・私に似合うカラーって何ですか?
   ・顔がむくみやすいんですけど、どのメニューがいいですか?

これらを質問にして選択肢で整理し、提案につなげるだけで立派な診断コンテンツです。

事前準備についてはこちら
診断の質問内容とポイント設定の考え方についてはこちら

診断設定の概要

今回紹介する診断コンテンツは、以下の方法で進行します。

1.診断スタート
 └ パネルボタンをクリックしてスタート
2.アンケートに回答
 └ クイックボタンで選択肢を選ぶ
3.ポイント(パーソナル情報)集計
 └ 各回答に設定したポイント(パーソナル情報)を加算、集計
4.診断結果を表示
 └ 合計ポイント(パーソナル情報)に基づいた結果を表示
   予約サイトへ誘導するメッセージ配信

ポイント配分表

以下は、各質問ごとの「ポイント配分表」を示しています。

質問選択肢ポイント
Q1. 肌の色味はどちらに近い?A. 明るくピンク系の肌1点
B. イエローベースの健康的な肌3点
C. 色白で赤みが出やすい肌2点
D. 小麦色やオークル系4点
Q2. 好みのファッションは?A. フェミニン・ガーリー1点
B. カジュアル・ナチュラル2点
C. クール・モード4点
D. 大人シンプル・キレイめ3点
Q3. なりたい雰囲気は?A. 優しげで透明感のある印象1点
B. 元気で親しみやすい印象2点
C. 上品で落ち着いた印象3点
D. 洗練されたおしゃれ感4点
Q4. 現在の髪色は?A. 黒またはダークブラウン2点
B. 明るめのブラウン3点
C. ブリーチカラーやグレージュ4点
D. カラー未経験または地毛1点
Q5. カラーに対する気持ちは?A. ナチュラルな範囲で変えたい1点
B. 自分に似合う色を知りたい2点
C. 印象を変えたい・冒険したい4点
D. 落ち着いた色で清潔感を出したい3点

診断の最終結果は、合計ポイントによって以下の4つのタイプに分類されます。

ポイント診断タイプ
5〜7点透明感ナチュラルタイプ
8〜11点親しみカジュアルタイプ
12〜15点大人キレイめタイプ
16点以上おしゃれ上級者タイプ

このように、診断結果をポイントに基づいて分類することで、ユーザーに最適なヘアカラーをご提案できます。

パーソナル情報を作成

まずは、パーソナル情報の作成から進めていきます。

パーソナル情報管理に関する詳細はこちら

①「パーソナル情報管理」をクリック
②フォルダを選択
③「新規作成」をクリック

④任意の管理名を記入
 └ 「ヘアカラー診断」など
⑤ 情報タイプから「ポイント」を選択
⑥「保存」をクリック

情報タイプは保存後の編集はできません。

作成したパーソナル情報が一覧に表示されます。

アンケート作成

次に、クイックボタンを使用して5問のアンケートを作成します。

1.新規作成

①テンプレートを選択
②フォルダを選択
③「新規作成」をクリック

④管理名を記入
 └ 質問などを記入
⑤フォルダを選択
⑥「メッセージ登録へ進む」をクリック

⑦「+メッセージ作成」をクリック

⑧クイックボタンを選択
 └ クイックボタンの詳細はこちら
⑨「詳細設定へ進む」をクリック

2.クイックボタン編集

①テキストを記入
 └ 質問を入力する
②ボタンテキストを記入
 └ 選択肢を入力する
③「アクション登録・編集」をクリック

④パーソナル情報をクリック
パーソナル情報を作成で作成した、パーソナル情報を選択
⑥「ポイントをプラス(+)する」を選択
 └ パーソナル情報がポイントで設定されていない場合、この項目は表示されません。
⑦ポイントを入力
 └ ポイント配分表を確認し、各選択肢に合わせたポイントを入力
   1を入力すると、ボタンをタップ後パーソナル情報に1ポイントが加算
⑧保存をクリック

これで、1つ目(A. 明るくピンク系の肌)の選択肢の設定が完了しました。

⑨登録したアクションが表示される
⑩「+ボタン追加」をクリック

手順②〜⑩を繰り返して、2つ目〜4つ目の選択肢を設定します。

⑪プレビューを確認
⑫保存をクリック

⑬メッセージ登録の一覧に表示される
⑭「登録」をクリック

テンプレートの一覧に表示されます。

同様の手順を繰り返し、Q2〜Q5のテンプレート作成を行います。

これで、ユーザーに質問するQ1~Q5のクイックボタン作成が完了しました。

3.クイックボタンを連動させる

①作成した1問目のテンプレートを選択

②編集をクリック

③「アクション登録・編集」をクリック

④テンプレートを選択
⑤2問目のテンプレートを選択
⑥選択したテンプレートが表示
⑦保存をクリック

⑧登録したアクションが表示される

他の選択肢に対しても同様に、「2問目のテンプレート」に進むアクションを設定します。

⑨「保存」をクリック

⑩「登録」をクリック

これで、「1問目のテンプレート」回答後に「2問目のテンプレート」を表示させる設定は完了です。
同様に次の設問も順番に紐づけていきます。

診断結果テンプレート作成

続いて、診断結果を送信するテンプレートを作成します。

「1.新規作成」手順①〜⑦と同様の手順でテンプレートを作成します。

①「テキスト」を選択
 └ 「テキスト」の詳細はこちら
②「詳細設定へ進む」をクリック

③診断結果のテキスト入力
 └ 各タイプごとに診断結果を伝えるメッセージを入力
   例:「あなたは〇〇タイプです!おすすめのケア方法は…」
④プレビューで確認
⑤「保存」をクリック

各診断タイプに合わせた内容をわかりやすく記載しましょう。

⑥メッセージ登録の一覧に表示される
⑦「メッセージ作成」をクリック
 └ 続けて、予約へ誘導するパネルボタンを追加する

⑧「パネルボタン」を選択
 └ 「パネルボタン」の詳細はこちら
⑨「詳細設定へ進む」をクリック

⑩タイトルとテキストを記入
 └ 「〇〇タイプのあなたに」
   「おすすめのメニューが○%OFF」

⑪ボタンテキストを記入
 └ 「ご予約はこちら」など、ユーザーがアクション内容を直感的に理解できる文言を設定
⑫ボタンタップ時に誘導するURLを入力
 └ 予約ページや店舗ホームページのURLなど
⑬プレビューで確認
⑭保存をクリック

⑮メッセージ登録の一覧に表示される
⑯「登録」をクリック

これで、「診断結果5〜7点:透明感ナチュラルタイプ」の診断結果用テンプレートが完成です。

同様の手順で、残りの診断タイプに対応する診断結果テンプレートを作成します。

診断結果パネル作成

次に、診断結果を送信する「診断結果パネル」を作成します。

このパネルでは、ユーザーがボタンをタップした時点で、エルグラム側が質問回答時に蓄積されたパーソナル情報をもとに診断結果を振り分ける仕組みです。

合計ポイント診断タイプ
5〜7点透明感ナチュラルタイプ
8~11点親しみカジュアルタイプ
2~15点大人キレイめタイプ
16点以上おしゃれ上級者タイプ

1.パネルボタン作成

「1.新規作成」手順①〜⑦と同様の手順でテンプレートを作成します。

①「パネルボタン」を選択
②「詳細設定へ進む」をクリック

③タイトルとテキストを入力
 └ 「診断結果が出ました!」など
   診断結果とあわせてCTAへ誘導する補足文章を入力。
④ボタンテキスト入力
 └ ユーザーが直感的に結果がわかる表現にする
   「診断結果を見る」など
⑤「アクション登録・編集」をクリック

2.アクション設定

①テンプレートを選択
②診断結果送信用のテンプレートを選択
 └ 診断結果テンプレート作成で作成したテンプレートを選択
③選択したテンプレートが表示
④「絞込 未設定」をクリック

今回は、5~7ポイントの人に送信する設定を例に進めます。
まずは、5ポイント以上のユーザーにだけ送信する設定を行います。

⑤「全てを満たす」必要がある条件(and条件)を追加を選択
⑥パーソナル情報をクリック
⑦フォルダを選択
⑧登録されているポイント以上(≧)を選択
⑨登録されているポイントへ「5」と入力

次に、7ポイント以下のユーザーにだけ送信する設定を行います。

⑩パーソナル情報を再度クリック
⑪フォルダを選択
⑫登録されているポイント以下(≦)を選択
⑬登録されているポイントへ「7」と入力
⑭保存をクリック

これで5~7ポイントのユーザーにだけ「透明感ナチュラルタイプ」の診断結果を送信する設定ができました。
同様の手順で、他の3つの診断タイプについても設定を進めていきます。

⑭保存をクリック

⑮保存をクリック

⑯登録をクリック

3.診断結果パネルを紐づける

診断結果パネルの作成ができたら、「Q5のテンプレート」に「診断結果パネル」を紐づけていきます。

①フォルダから「5問目のテンプレート」を選択

②「編集」をクリック

③「アクション登録・編集」をクリック

④テンプレートを選択
⑤フォルダから「診断結果のテンプレート」を選択
⑥保存をクリック

残りの選択肢にも、同様の手順で設定を行います。

⑦保存をクリック

⑧「登録」をクリック

これで、5問目の回答後に「診断結果パネル」が表示される設定が完了しました。

診断スタートテンプレート作成

次に、診断を開始するパネルを作成し、DMで診断が受けられるようにするメッセージを設定します。

診断結果テンプレート作成の手順と同様にテンプレートを作成します。

1.テキスト作成

①「+メッセージ作成」をクリック

②テキストを選択
③「詳細設定へ進む」をクリック

④テキストを入力
 └ コメントへのお礼と診断への案内を簡潔かつわかりやすくまとめ
⑤プレビューで確認
⑥保存をクリック

診断誘導テキストを設定したら、診断開始用のパネルボタンを作成します。

2.パネルボタン作成

手順①同様に「+メッセージ作成」をクリックし、新たに作成します。

①パネルボタンを選択
②「詳細設定へ進む」をクリック

③画像を追加をクリックし、使用したい画像を追加
 └ 画像を追加する方法はこちら
④タイトルとテキストを入力

⑤ボタンテキストを入力
⑥「アクション登録・編集」をクリック

⑦テンプレートを選択
⑧フォルダから「1問目のテンプレート」を選択

これで、「診断スタート」ボタンをタップすると1問目(Q1)から診断が開始されます。

続いて、毎回適切な診断結果を表示させるために、診断開始前に以前の回答ポイントをリセットさせる設定を行います。

⑨パーソナル情報を選択
⑩フォルダを選択
⑪「登録されている情報を削除」を選択
⑫保存をクリック

⑬保存をクリック

⑭登録をクリック

診断を自動送信する設定

ここでは、「自動応答機能」を活用して、ユーザーがフィード投稿に「ヘアカラー診断」とコメントすると、DMで診断コンテンツが自動送信されるように設定します。

自動応答の使い方を詳しく知りたい方はこちら

1.新規作成

①自動応答を選択
②フォルダを選択
③「新規作成」をクリック

④管理名を記入
⑤フォルダを選択
⑥「自動応答を作成」をクリック

⑦コメントに反応を選択
⑧投稿・リールにコメントされた時を選択
⑨「詳細設定へ進む」をクリック

2.自動応答編集

①編集するをクリック

②「全ての投稿を選択する…」のチェックを外す
③対象投稿を選択
④決定をクリック

⑤選択したキーワードに反応を選択
⑥どれか1つのキーワードに当てはまる時に反応を選択
⑦キーワード記入し一致条件を選択
 └ 一致条件によって稼働の条件が変わります
   完全:指定したキーワードのみの文章に反応
   部分:指定したキーワードが含まれる文章に反応
⑧「反応時アクションを設定する>」をクリック

⑨稼働条件を選択
⑩「アクション登録・編集」をクリック

⑪テンプレートをクリック
⑫フォルダから「診断スタートテンプレート(パネルボタン)」を選択
⑬選択したテンプレートが表示
⑭保存をクリック

⑮保存をクリック

これで、診断コンテンツの作成と自動応答設定が完了です。

ご自身のサービスや商品に合わせてカスタマイズし、ぜひ活用してみてください!

関連マニュアル

関連マニュアル①
診断コンテンツ作成方法

関連マニュアル②
テンプレート作成(パネルボタン)の使い方

関連マニュアル③
テンプレート作成(クイックボタン)

関連マニュアル④
パーソナル情報の使い方

よくある質問

Q
設定した診断結果が送信されません。
A

全く動作しない場合は、アクション設定や絞り込み設定など、連動に関する設定に誤りがある可能性があります。今一度マニュアルを確認し、設定をご確認ください。

「1回目は正常に動作した」もしくは「動作するが正しい診断結果が送信されない」などの場合、パーソナル情報のポイントがリセットされていない可能性があります。

診断開始前の任意箇所で、以前に付与されたパーソナル情報のポイントをリセットする設定が必要です。
パーソナル情報のポイントをリセットする設定方法はこちら