Instagramは日本国内でも3300万人のユーザーが利用しているSNSです。
写真や動画、ハッシュタグを活用して、自社のターゲットに商品やサービスのPRが行えるため、集客利用を目的とする企業にとって魅力的なプラットフォームとなっています。
しかし、企業のアカウントにフォロワーを増やし購買意欲を向上させるには、自社に適したSNSマーケティングを見つけ試行錯誤していかなければいけません。
この記事では、Instagramマーケティングを導入検討している方に向けて、
Instagramマーケティングの特徴やメリット・デメリットを解説し、具体的な手法や事例を紹介していきます。
Instagramマーケティングのノウハウを習得し、フォロワーの商品やサービスの購買意欲向上に役立てていきましょう。
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Instagramのマーケティングとは?
Instagramマーケティングとは、写真や動画などのコンテンツを利用してターゲットにアプローチするマーケティング手法です。
企業のブランディングをもとにターゲット層を意識したコンテンツを充実させて集客することにより、フォロワーのファン化や商品の販売につなげていきます。
主な、Instagramのマーケティングの手順は以下の通りです。
- Instagram運用の目的とゴールを明確にする(集客し商品を認知・購入してもらいたい)
- 自社ジャンルのロールモデルを設定し、プロフィールの設計を行う
- 4つの指標を軸にコンテンツを投稿し、ターゲットに見つけてもらう・興味を持ってもらう
- プロフィールに誘導し、ECサイトへ流入する
- 一連の流れのPDCAを回し、アカウントの改善を続けていく
Instagramマーケティングはどのようなターゲット層を意識して投稿を届けていくかが重要です。
企業の商品やサービスに興味がないユーザーに投稿が届いたとしても、誰も投稿に興味を示さず、商品の購入やサービスの利用にはいたらないでしょう。
投稿を見てもらい、興味をもってフォロワーになってもらうことで、企業のブランディングや収益に反映されていくのです。
Instagramの特徴は?
Instagramは写真や動画に特化したSNSで、投稿の他にもストーリーやリール動画、ハッシュタグやライブ配信などの機能も充実しているのが特徴です。
総務省からの発表によると、日本国内のInstagramのアクティブユーザーは3300万人まで到達しており、男女比も男性が43%、女性が57%とほぼ同じ比率のユーザーが利用しています。
引用元:令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
アクティブユーザーの年齢層は、15~19歳は24%、20代は27%、30代は19%、40代は17%、50代は13%となっており、10~30代のユーザーが多いプラットフォームです。
Instagramの市場拡大にともなって、企業アカウントは1万社を超えており、SNS上で商品やサービスのアピールをするのは当たり前になってきました。
Instagramマーケティングを取り組むべき理由
Instagramは、多くの若年層ユーザーが活用するプラットフォームであり、利用者数も年々増加しています。
日本国内のアクティブユーザー数は3,300万人を超え、今なお拡大している市場です。
企業がInstagramに参入することで、若年層を中心に集客や顧客獲得のメリットが期待できるでしょう。この記事では、Instagramマーケティングに取り組む理由について詳しく解説します。
ブランドの認知度の向上に役立つから
Instagramマーケティングを活用すると、企業のブランド認知度の向上が期待できます。
若年層を中心に利用者が増えてきていることから、多くのユーザーに企業の商品やサービスを知ってもらえるからです。
さらに、品質の高い投稿を定期的に行えば、ユーザーからの興味関心を高められるでしょう。それが、顧客獲得につながり、さらなる売り上げ増加に貢献します。
また、Instagramは写真や動画などの視覚的な表現が特徴的です。
商品やサービスの魅力を紹介する中で、企業のポジティブなイメージを構築できると、ブランド認知度の向上につながるでしょう。
商品やサービスに対するフィードバックも得られるので、今後のビジネス展開に活かせます。
ハッシュタグで世界に発信・拡散出来るから
ハッシュタグを使用することで、投稿が多くのユーザーの目に触れるきっかけとなり、企業の認知度向上が期待できます。
また、特定のハッシュタグを活用すれば、共通の興味を持つユーザーに対して情報を発信でき、ターゲット層との距離感を縮め、コミュニケーションを深められるでしょう。
さらに、商品やサービスに関するレビューやフィードバックを受け取る役割も担っています。
ハッシュタグは、世界中に発信され、拡散される可能性があるため、企業が積極的に活用することで、ブランドの認知度向上につながることも期待できるのです。
アクティブユーザーの急増により市場が拡大しているから
Instagramのアクティブユーザー数が急増していることから、企業がInstagramを利用することで新規顧客獲得の機会が生まれます。
ユーザーが増加して市場が拡大すると、企業のターゲットにアプローチしやすくなり、商品やサービスの認知度向上が期待できるでしょう。
また、Instagramは特定の興味をもつユーザー同士がつながりやすいプラットフォームです。
自社のターゲット層に適した投稿や広告、イベントの告知やキャンペーンの実施、新商品の紹介などにも活用できます。
Instagramマーケティングを活用するメリット
Instagramマーケティングには、企業の認知向上や若年層に対する訴求、新規顧客の獲得など、さまざまなメリットが期待できます。
企業のInstagramアカウントにフォロワーが集まり、コミュニケーションが深まることで、どのような情報を求めているかわかり、新しいビジネスの発見にも貢献してくれることでしょう。
ここでは、Instagramマーケティングを活用するメリットを解説いたします。
無料で企業の情報発信・アピールができる
Instagramは企業も消費者も無料でアカウントを取得できます。
そのため、誰でも気軽に自分の好きなものを投稿し、情報発信ができる媒体なのです。
企業も同じように無料で情報発信ができるため、Instagramを利用することで情報発信にかかる費用を抑えられるでしょう。
無料でアカウントを作り、自社をアピールができる分、スパムも多く存在します。
しかし、ミュートやブロック機能もあるので、表示したくない投稿やユーザーは対処可能です。
企業が無料で自社の商品・サービスのアピールができるのは、費用面で大きなメリットになります。
Instagramの拡散力についての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
Instagramアカウントが企業のブランディングになる
いくら企業のアカウントだからとはいえ、商品やサービスの紹介もせず、ターゲット層が求めている情報発信も行わなければ、フォロワー数は増えません。
集客やブランディングがうまく行かず、収益に結びつかなくなってしまうのです。
Instagramマーケティングでは、「企業のアカウントでどのようなユーザーに向けて情報発信するのか」「商品やサービスを紹介していくのか」を考え、プロフィール設計や、コンテンツ作成を行います。
このような戦略を立てて運用していくことで、はじめてターゲット層に投稿が届き、フォロワーが増えていく中で、企業のInstagramがブランディングされていくのです。
Instagramのブランディングについての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
ファンとの距離が近く、コミュニケーションが取れる
Instagramマーケティングを活用し、ライブ配信やリール動画のアンケートなどで、コミュニケーションを取っていくと、企業のアカウントとフォロワーの関係性が密になります。
距離が近くなると、フォロワーがファンとなりやすく、企業への信頼感が高まるのです。
すると、企業の商品やサービスに対してポジティブな口コミを発信してくれるようになり、新たな顧客獲得を見込めるでしょう。
また、フォロワーとのコミュニケーションを通して、商品やサービスへの意見やフィードバックを受け取れば、よりよい製品やサービスの提供ができるようになります。
商品やサービスの購買意欲向上し、ユーザーに購入を訴求できる
投稿を通して、商品やサービスに関する情報をターゲット層に直接訴求できるため、ユーザーの購買意欲を高められます。
Instagramは写真や動画を中心としたSNSであるため、視覚からの情報が入りやすく、フォロワーに魅力的にアピールができるのです。
Instagramのユーザーは自身の好きなコンテンツをシェアしたい心理があることから、企業のコンテンツや商品をポジティブに発信してくれる可能性もあります。
また、インフルエンサーを起用してPR広告を作成することで、フォロワーの購買意欲を高められるでしょう。
Instagramマーケティングを活用し、商品やサービスへの購買意欲を向上させられるのです。
近年多くのインフルエンサーや企業が、Instagramを利用して宣伝や集客を行っています。しかしInstagramで宣伝や集客を行うと、ユーザーからの質問への返信などのタスクに追われてしまうことも多いです。
弊社が提供するエルグラムには、ユーザーからのコメントやDMに自動で返信する機能など、Instagram運用をお助けする機能が充実しています。
Instagramのタスクを減らして効率的な運用を目指す方は、ぜひ弊社の無料自動返信ツール「エルグラム」の導入を検討してください。
詳細は、以下のボタンからLINEの友だち登録を行なっていただくと確認できますので、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
Instagramマーケティングを活用するデメリット
Instagramマーケティングはメリットも多く、活用することで企業貢献につながりますが、デメリットもあります。
自社で導入する前にデメリットも把握しておきましょう。
Instagramマーケティングを活用するデメリットを解説いたします。
写真で伝わりにくい商品との相性が悪い
Instagramは写真や動画による情報発信であるため、伝えられる情報に限りがあります。
そのため、視覚情報だけでは伝わりにくい商品やサービスとの相性が悪いのがデメリットのひとつです。
また、商品の写真や動画が鮮明でなく、イメージと乖離している場合、ユーザーに誤解を与えてしまうことがあります。
商品の特徴や魅力を伝えるために、写真だけでなく、文章も駆使してユーザーの興味関心を引きましょう。
また、商品の仕様や機能を正確に伝えることで、ユーザーが商品のイメージを把握しやすくなり、購買意欲を高められます。
他のSNSに比べて拡散力が弱い
Instagramは、ほかのSNSに比べると拡散力が低いのが特徴です。
たとえばTwitterのようにリツイートや引用リツイートといったシェア機能がありません。
ハッシュタグもユーザーの興味関心に偏ってしまうため、フォロワー以外のユーザーへのリーチが難しくなっています。
不特定のユーザーへリーチする拡散力が低いため、Instagramはあくまでもユーザーに投稿を見つけてもらう必要があるのです。
したがって、不特定のユーザーに表示してもらいやすいリール動画を、投稿と合わせて活用していきましょう。
運用リソースが必要がある
Instagramマーケティングは企業のターゲット層に定期的にコンテンツを提供しなければいけません。
多くのユーザーに認知してもらい、収益につなげるまでには運用リソースを割く必要があります。
運用リソースには、金銭以外にも人的リソースが必要です。
Instagramマーケティングを専門に対応できる部署がない場合、通常業務と合わせて運用しなければいけないので、負担が大きくなってしまう可能性があるでしょう。
成果を出すのに時間がかかる
競合他社が多いジャンルでは、ユーザーにとって選択肢が多くなってしまうため、自社商品やサービスが埋もれてしまい成果が出にくくなる可能性があります。
他社と同じような商品やサービスを紹介している場合、ユーザーにとっては見分けがつきません。
そのため、コンテンツを提供しても自社の認知が上がりにくくなってしまいます。
競合が多いジャンルでは、より適切なターゲティングとコンセプトの差別化を行いながら、コンテンツの品質の向上が必要不可欠です。
ターゲティングやコンセプト設計の詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
Instagramマーケティングにおける具体的な手法とは?
Instagramマーケティングはさまざまな手法があり、目的に合わせて戦略的に活用すれば、より効率的に効果を発揮できるでしょう。
ここでは、Instagramマーケティングの手法の概要について解説します。
Instagramアカウント運用
アカウント運用では、企業のInstagramアカウントを作成し、ターゲット層に向けて写真や動画コンテンツなどの情報発信を行うことです。
自社ブランドの世界観や商品、サービスに興味を持ってもらうことを重視し、ターゲット層が求めている情報を提供していくことで、フォロワーを増やしていきます。
投稿やプロフィールにもこだわることで、ターゲット層の購買意欲を刺激するため、コンテンツの世界観を大切にしながら、フォロワーを増やしていきましょう。
Instagramの運用のポイントについては、以下の記事をご確認ください。
Instagram広告配信
Instagram広告配信は、企業のアカウントのフォロワー以外に自社の投稿を届ける配信機能です。
企業の目的に合わせてターゲット層を絞り、広告配信をするユーザーを設定することで、新規顧客の開拓を目指します。
フォロワーや新規顧客を獲得したい・フォロワー以外にも企業の商品を知ってもらいたいという方にオススメです。
Instagramの広告のやり方についての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
Instagramのキャンペーン
Instagramキャンペーンとは、フォローとハッシュタグ付きの投稿を参加条件とし、抽選でユーザーにプレゼントをする方法です。
参加条件はキャンペーンによって変わっていきますが、ハッシュタグを活用したキャンペーンを行うと、より多くのユーザーに認知してもらえる可能性が高くなります。
商品やサービスのPRを行いながら、フォロワーを増やしたいという方にオススメの方法です。
キャンペーンの一環としてのプレゼント企画についての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
Instagramのインフルエンサー起用
インフルエンサーマーケティングとは、SNS上で多くのフォロワーがいるユーザーに自社の商品やサービスをPRしてもらう方法です。
「○○が紹介していた」という口コミを活用して商品やサービスを認知してもらい、購買意欲を向上させる効果があります。
インフルエンサーのフォロワー数や宣伝力を利用して商品やサービスを紹介したい方にオススメです。
集客のコツについての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
Instagramマーケティングの活用方法と企業の事例を紹介
Instagramのマーケティング手法は多々あります。自社で行う場合どの手法がいいか迷うかもしれませんが、ある程度予測を立て、試行錯誤を繰り返していくしかありません。
ここでは企業の活用事例とともに、活用方法や成果を出すポイントについて解説していきます。ぜひ自社でマーケティング手法を取り入れる際の参考にしてみてください。
ユーザー参加型のキャンペーンの実施
ユーザー参加型は、キャンペーンと掛け合わせて、投稿をユーザーに行ってもらうように促します。
フォロワーにハッシュタグを使って投稿してもらうことで、企業のサービスをフォロワー外のユーザーにまで訴求してもらう方法です。
事例
星のリゾートが「#ごほうびリゾナーレ」というキャンペーンを2017年4月実施。
抽選で宿泊特典をつけ、成人女性にたいして「ごほうび」や「癒し」の瞬間の写真を募集し、投稿数は2,269件集まりました。
やり方
ユーザー参加型のキャンペーンでは、テーマに沿った写真や動画を指定されたハッシュタグをつけて投稿してもらいます。
成果を出すポイント
・ユーザーが気軽に参加しやすいキャンペーンにする
・ユーザーの年齢層に合わせて、10~30代女性に向けた設計にする
・抽選特典を商品やサービスにし、興味を持ってもらう
ストーリーズのアンケート実施
ストーリーズはInstagramの特有の機能で、24時間しか表示されない動画です。
この機能を活用して、フォロワーに向けてアンケートを取り自社の商品やサービスの向上を図ります。
事例
新商品のパッケージやボトル・書籍のタイトルなどをストーリーズのアンケート機能の活用し、フォロワーの意見を反映したり、企業がフォロワーに見てほしい投稿をストーリーで紹介したりします。
やり方
ストーリー作成画面をひらき、アンケートで使いたい画像や動画を撮影し、スタンプをタップ。
スタンプの中からアンケートを選択肢し、テキストを入力します。
成果を出すポイント
・アンケート設計時に仮説を立てて行う
・フォロワーが回答しやすい質問にする
・フォロワーがストーリーを見やすい時間帯に行う
インフルエンサーの起用
Instagramのフォロワーが多いインフルエンサーに企業の商品を使ってもらい、PRしてもらう方法です。
インフルエンサーのフォロワーが興味を持ち、商品購入するのを期待して行います。
事例
UNIQLO(ユニクロ)がファッションモデルの横田ひかるさんを起用。
Instagramのフォロワー25万人に向けて、若い女性向けの服をPRしました。
やり方
この事例には2つやり方があります
・自社でインフルエンサーをリストアップしてコンタクトを取る方法
・インフルエンサーのキャスティング企業に依頼する
成果を出すポイント
・企業のブランディングや商品のイメージに合うインフルエンサーを起用する
・インフルエンサーと事前に投稿内容を打合せする
・インフルエンサーのフォロワー数も判断材料にする
まとめ:Instagramマーケティングの運用目的を明確にし、手法を戦略に取り入れよう
この記事では、Instagramを使ったマーケティングの特徴やメリット・デメリット、そして具体的な手法や事例を紹介しました。
企業がInstagramを使って商品やサービスをアピールするためには、ユーザーのターゲット層を理解した写真や動画の投稿、ハッシュタグの活用が必要不可欠です。
また、マーケティング手法には参加型やキャンペーン、インフルエンサー起用など、さまざまな手法があるので、積極的に取り組むことで収益に繋げていけます。
SNSマーケティングを学び、自社に適したアプローチを選んで、戦略を練って行動していきましょう。
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Instagramは工夫次第で集客や売り上げアップの効果を生み出せるツールです。しかし本格的にアカウント運用を行っていくと、顧客管理やコメント返信などのタスクが増えて負担となってしまいます。
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