Instagramに表示される画像は、以前は正方形が一般的でした。
ただ、ある時期から縦長の表示に切り替わる場面も見られるようになっています。正方形から長方形へと変化したことで、表示に違和感を覚える方もいるでしょう。
この記事ではインスタの画像について以下を解説します。
- インスタの画像が正方形から長方形に変更された理由
- 長方形の画像がもたらすメリット
- 正方形に画像を変更する方法
インスタの画像表示について詳しく知りたいという方は参考にしてください。
インスタの画像が正方形から長方形になったのはアップデートのため

Instagramに掲載される画像が正方形から縦長へと変わったのは、仕様変更を伴うアップデートが行われたためです。
2025年1月の更新以降、プロフィールページの投稿一覧は縦長の形で表示されるようになりました。
この縦長画像の比率は、4:5に設定されています。

インスタのアップデート情報を詳しく知りたいという方は、こちらもご覧ください。
長方形が採用された理由

Instagramで長方形の画像表示が採用された背景には、投稿スタイルの変化があります。
近年は縦長の写真や動画が主流となり、従来の正方形に無理やりトリミングすると大切な部分が切れてしまうケースが増えていました。
こうした課題に対応するため、撮影時の構図をそのまま活かせる柔軟なフォーマットとして長方形表示が導入されたのです。
2025年7月現在、縦長で表示されるのはプロフィール画面の投稿一覧や検索結果画面などに限られます。ただし、同じ比率での投稿が一般的になれば、今後は他の画面にも広がる可能性があります。
一方で、「正方形に戻った」という声がSNS上で見られることもありますが、これはプロフィール画面以外では従来どおり正方形表示が維持されているため、そう感じられたと考えられます。
投稿形式別の画像形状

インスタにはフィード投稿やリール動画など、さまざまな投稿形式があります。
投稿形式別に表示対応している画像形状が異なるため、事前にどのような形状で表示されるのかを確認しておきましょう。
フィード投稿の画像形状は3種類
フィード投稿で表示される画像形状は次の3つです。
形状 | 縦横比率 | 特徴 |
---|---|---|
正方形 | 1:1 | インスタにおいてオーソドックスな形状で多くのユーザーに親しまれている |
長方形 | 4:5 | スマートフォンならではの縦長の画面を活かせる |
横長 | 1.91:1 | 迫力ある横幅の広いコンテンツを表示できる |
リール動画は縦長
リール動画は縦長のフォーマットで表示されます。
この形式はInstagramに限らず、YouTubeショート動画やTikTokなど主要なショート動画プラットフォームにも広く採用されています。
スマートフォンでの視聴に最適化されており、現在では多くのユーザーにとって馴染み深いスタイルとなっています。
ストーリーズも縦長
Instagramのストーリーズでも、縦長の画像や動画が採用されています。
先述のとおり、この縦長フォーマットはスマートフォンの画面に最適化されており、画面全体を使って表示されることで高い視認性が見込めます。
たとえば、縦のスペースを活かしてテキストやスタンプ、手書き機能などを重ねることで、ユーザーに強い印象を与える表現が可能になります。
縦長表示がもたらすメリット

インスタの写真や動画の縦長表示がもたらすメリットとして以下が挙げられます。
- 写真素材をそのまま使える
- 多くの情報を載せられる
1. 写真素材をそのまま使える
縦長表示の大きな利点の一つは、スマートフォンで撮影した写真素材を、そのままの形で活用できる点にあります。スマートフォンで写真を撮る際、多くのユーザーは縦向きに持って撮影するため、自然と縦長の写真になります。
従来はInstagram上での表示が正方形に限られていたため、縦長の画像を投稿するにはトリミングや上下に余白を加える編集が必要でした。この編集によって構図が崩れ、本来伝えたい情報の一部が欠けることもありました。
しかし現在は、長方形フォーマットが導入されたことで、スマートフォンで撮影した画像をほぼ加工せずに投稿できるようになっています。
2. 多くの情報を載せられる
縦長の形状が採用されたことで、写真や動画により多くの情報を盛り込めるようになりました。
正方形の画像をスマートフォンで表示すると、上下に余白ができてしまいますが、縦長であれば画面全体を使って内容を伝えることができます。
たとえば、コーディネート紹介のように全身を写したい場合も、長方形のほうが適しています。また、高層ビルなど背の高い被写体も収まりやすく、構図を損なわずに撮影が可能です。
さらに、長方形で表示することで、被写体の上下に商品やサービスの紹介文、リンクステッカーなどを加えられます。こうした補足情報を併せて伝えることで、写真や動画単体では伝えきれない魅力を届けることができます。
正方形で投稿する方法

長方形で表示される写真や動画には利点がありますが、ユーザーによってはこの形に見慣れておらず、違和感を覚えることもあります。
また、アップデート以前に正方形で投稿されていたコンテンツとの統一感が失われる点を気にする方もいるでしょう。
そのような場合は、投稿時に正方形へと切り替える方法を試してみてください。
- 投稿画像を選び左下にある【拡大・縮小】を選択

- 【拡大・縮小】を選択すると正方形になる

操作は非常にシンプルで、数ステップで縦長から正方形へ切り替えることが可能です。
投稿済みの画像を正方形にする方法
過去に投稿した画像も、あとから正方形に調整することが可能です。見た目の統一感を出したい場合は、以下の手順で比率を整えてみてください。
- プロフィール画面から正方形にしたい画像を選択し長押しする
- 【プレビューを調整】を選択する

- 【画面に合わせる】を選択する

- 上下に余白ができ画像が正方形になる

長方形での表示に対応する方法

多くのユーザーが縦長の写真や動画を撮影していることから、今後もInstagramでは長方形の表示が主流になる可能性があります。
こうした傾向に対応するためには、表示の特性を踏まえたうえで、次のような工夫を意識しておくとよいでしょう。
- 4:5の比率で上下左右に余白を設ける
- 複数枚の投稿は統一感に注意する
1. 4:5の比率で上下左右に余白を設ける
先述のように、プロフィール画面では画像が長方形で表示されますが、発見タブでは正方形に見えるため、両者で見え方に違いが生じます。
このズレをできるだけ抑えるには、投稿画像を4:5の比率で整えておくことが効果的です。
たとえば、フィード投稿時には以下のような調整を行うと、統一感が出やすくなります。
- 左右にそれぞれ34pxの余白を設ける
- 上下にそれぞれ135pxの余白を加える
こうしたトリミングは、スマートフォンの標準機能だけでなく、画像編集ソフトでも対応できます。代表的なツールとしては次のようなものがあります。
- Canva:無料で使えてテンプレートが豊富
- Photoshop:細かな調整が可能
- Premeo:装飾用スタンプやテンプレートが充実
あらかじめ適切な比率に整えておくことで、表示上の違和感を抑えることができます。
Premeoについてはこちらで詳しく解説しています。
2. 複数枚の投稿は統一感に注意する
Instagramの複数枚投稿(カルーセル投稿)では、投稿全体に統一感があることが重要です。1枚目に設定した画像の縦横比にあわせて、2枚目以降もすべて同じ比率で表示されるため、最初の選択が表示全体に影響を与えます。
たとえば、最初の画像を縦長にした場合、その後の画像も自動的に縦長で表示されます。
途中に正方形や横長の画像を混ぜると、意図しないトリミングや余白の追加によって、全体のバランスが崩れるおそれがあるため注意が必要です。
まとめ:画像比率を把握してインスタを運用しよう
Instagramの画像表示は正方形から縦長へと移行しており、特にプロフィールページでは縦長(4:5)の表示が標準となっています。
スマホでの撮影に適した比率であることや、より多くの情報を視覚的に伝えられる点がその理由です。この記事の要点は以下の5つです。
- プロフィールの投稿一覧は縦長表示に変更
- 表示比率は4:5でスマホ撮影に最適
- 投稿時に正方形へ変更も可能
- 投稿形式により表示比率は異なる
- 複数枚投稿は最初の比率で統一される
これらを把握することで、Instagramの表示仕様に合った効果的な投稿が可能になり、見た目の統一感や情報の伝達力も高められます。
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