「InstagramマーケティングとほかのSNSマーケティングの違いって何？」
「Instagramを使ったマーケティングには、どんな手法があるの？」
Instagramに関するマーケティングについて、このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか？
そこで、今回はInstagramマーケティングの特徴やメリット・デメリット、5つの手法などを中心にをわかりやすく解説します。
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インスタマーケティングとは？
Instagramマーケティングとは、Instagramを使って自社商品やサービスをアピールし、購買や利用につなげることを目的とするマーケティング手法です。
Instagramの特徴や機能、他のSNSとの違いを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
インスタマーケティングの特徴
Instagramマーケティングの特徴は、画像やショート動画を使って視覚的に顧客へアプローチでき、ブランドの世界観を訴求できることです。
テキストコンテンツと比較した場合の情報量は画像が7倍で動画が5,000倍と言われています。ほかのSNSと違い、Instagramは画像やショート動画に特化していることからも、スキマ時間などの暇つぶしで覗いているユーザーにも、瞬時に多くの情報を伝えられます。
またユーザーにとってはテレビや雑誌と違いスマホがあれば無料ですぐに始められたり、利用できたりするため、気軽に利用できるのもメリットといえるでしょう。
マーケティングの種類
マーケティングの種類には、主に以下4種類があります。
| 対象者 | 特徴 | インスタでの活用 | |
| マス・マーケティング | 不特定多数の消費者 | 大量に購買につなげたいときに用いる手法 | Instagram広告 |
| ダイレクト・マーケティング | 商品やサービスに興味のある見込み顧客 | DM・電話・メールなど一人ひとりクローズドな方法でアピールする手法 | DM送付 |
| インバウンド・マーケティング | 商品やサービスに高い関心や興味を持っている見込み顧客 | 見込み顧客に向けて発信を行い、見込み顧客からアクションをおこさせ購買につなげる手法 | Instagram広告・DM送付・ストーリーズでの発信など |
| ゲリラ・マーケティング | 打ち出した広告に興味を持ちファン化した顧客 | 型に囚われない方法で大衆の注目を一挙に惹くマーケティング手法 | Instagram広告・Instagram Liveなど |
Instagramマーケティングをするうえで方向性や思うような結果が出ない場合、新たな視点で上記の方法を取り入れるのもひとつの手です。
インスタマーケティングをおすすめする理由
Instagramはユーザー数が6,600万人以上のSNSであり、広範囲にリーチ可能です。
以前までは調べ物をするときは「ググる」事が一般的でしたが、時代の変化に伴いハッシュタグで検索する「タグる」文化が広まり、さらに最近では発見タブで調べる「タブる」に消費者の検索方法は移行しています。
発見タブについて詳しく知りたい方は、以下の記事がおすすめです。
Instagramのユーザー数増加と「タブる」検索方法が主流になっていることからも、Instagramマーケティングを取りいれることで自社商品やサービスの訴求にもつながり、新たな顧客を獲得するチャンスが広がります。
インスタマーケティングのメリット・デメリット
Instagramマーケティングのメリット・デメリットを紹介します。
インスタマーケティングのメリット
Instagramマーケティングのメリットは以下の4つです。
- 無料で簡単に情報発信できる
- 企業のブランディング効果が期待できる
- ユーザーにアクションを促せる
- ファンと直接コミュニケーションが取れる
それぞれ詳しく説明します。
1．無料で簡単に情報発信できる
Instagramは無料でアカウント登録ができるため、気軽に情報発信ができます。企業が情報発信をする場合、公式サイトやPR媒体などでプレスリリースを行うことが多いですが、Instagramではよりカジュアルに情報を発信できます。
プレスリリースは対企業やメディア向けの発信であるのに対し、Instagramは自社商品やサービスに興味のある方に向けた発信であるため、ユーザーに直接訴求できるのもメリットといえるでしょう。
2．企業のブランディング効果ができる
Instagramは企業のブランディングにも効果的です。画像やショート動画を使った世界観の演出が可能なため、視覚的な情報を使った表現に長けた企業に向いているといえるでしょう。特に、美容関連（ファッション・化粧品・エステ・美容院・ネイルサロン）やデザイン関連（インテリア・空間プロデュースなど）、ECサイトを運営している企業などに適しています。。また、アカウント内の投稿に統一感を持たせることで独自の世界観を演出できることから、より強いブランディングを実現可能です。
統一感を出すコツを知りたい方は、以下の記事がおすすめです。
さらに、ブランディングの手順やメリットを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
3．ユーザーにアクションを促せる
自社商品やサービスの情報を単に発信するのではなく、補足説明や応用した使い方を添えることで、ユーザーにアクションを促すことも可能です。
たとえば、1つの商品を説明するフィード投稿の構成は以下のようになります。
- 1ページ目：表紙
- 2～4ページ：商品の特徴や一般的な使い方の説明
- 5～7ページ目：応用した使い方や便利な使い方などを紹介
- 8ページ目で：実際に利用するときに簡単に探せるようにいいねや保存しておきましょう。」などの言葉でユーザーにアクションを促す
またショッピング機能やアクションボタンなどを活用することで、ユーザーにアクションを促し、外部サイトにも誘導できます。
ショッピング機能のメリットや解説方法を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
アクションボタンを設置する方法を知りたい方は、以下の記事がおすすめです。
4．ファンと直接コミュニケーションが取れる
ユーザーやファンと直接コミュニケーションが取れるため、日頃ユーザーが抱えている自社商品やサービスに対する疑問点を解決しやすくなります。直接企業に問い合わせるのはハードルが高いと感じる方や「問い合わせをするほどでもない」と感じている方でも気軽に質問できる点もInstagramの魅力といえるでしょう。
インスタマーケティングのデメリット
インスタマーケティングのデメリットは以下5つです。
- 写真で伝わりにくい商品やサービスだと相性が悪い
- 他のSNSに比べて拡散力が弱い
- 運用に際し工数が増える
- すぐに成果が出ない
- 競合との差別化が難しい場合がある
それぞれ詳しく説明します。
1．写真で伝わりにくい商品やサービスだと相性が悪い
写真・画像・動画で説明するのが難しい商品やサービスは、Instagram運用に不向きといえるでしょう。また、ターゲット層がInstagramを利用していない場合も効果は得られない可能性があります。
2．他のSNSに比べて拡散力が弱い
Instagramは拡散力が弱いため、拡散を重視したい場合には効果は期待できない可能性が高いです。Instagramは、ユーザーとコミュニケーションを取ってエンゲージメントをあげることで露出が増え、バズりやすくなる傾向にあります。そのため、アカウントを育てながら投稿の内容でユーザーを惹きつけることが重要です。
3．運用に際し工数が増える
Instagramマーケティングを成功させるためには、多くのターゲット層に自社コンテンツを見てもらう必要があります。そのためにはInstagramのアルゴリズムを理解したうえで、最適な投稿タイミングを見つけるためのデータ分析やコンテンツの質を向上させるためのクリエイティブ作業などが不可欠です。細かな作業の積み重ねになるので、Instagram運用のノウハウがない初心者は、工数が大幅に増える可能性があります。
4．すぐに成果が出ない
Instagramマーケティングは始めてすぐに成果は出ません。まずはたくさんのユーザーにコンテンツを見てもらうために、露出を増やす必要があります。なぜなら露出が少ないと、自社商品やサービスが優れていて、コンテンツが魅力的であってもユーザーの目に留まらず、コンテンツが伸びることはないからです。
ですが露出を増やすにはフォロワー数の増加やエンゲージメントの向上が必要で、これには時間と継続的な努力が求められます。
ただし、例外として、すでにほかのSNSやメディアで知名度があればInstagramを始めてすぐに効果が出る場合もあります。
5．競合との差別化が難しい場合がある
Instagramマーケティングに参入している競合が多いサービスである場合、ターゲット層がInstagramを利用していることが確実である反面、競合と差別化できなければ埋もれてしまうといったデメリットもあります。そのため、競合が多ければ自社だけの強みや魅力を積極的にアピールする必要があります。
競合との差別化をする際には、まず競合のアカウントを分析することから始めましょう。
競合分析については、以下の記事をご参照ください。
インスタマーケティングの5つの手法
Instagramマーケティングに関する、以下の5つの手法を紹介します。
それぞれ詳しく説明します。
インスタアカウント運用
自社でInstagramアカウントを運用することでコストを抑えながらマーケティングを実施できます。
ユーザーの興味を引くコンテンツを作成し、自社商品やサービスの購買・利用につなげましょう。
Instagram運用のポイントを知りたい方は、以下の記事がおすすめです。
インスタ広告配信
Instagramでは有料で広告を配信することができます。1日あたり100円台からの低コストで多くのユーザーにアプローチ可能です。
また、自社アカウントの運用だけでは届かないユーザー層にもリーチできるため、新たなユーザー層のフォロワーを獲得できるチャンスが広がります。
インスタ広告のやり方を知りたい方は、以下の記事がおすすめです。
インスタのキャンペーン
Instagramを使ったキャンペーンはフォロワーを増やすための強力な施策です。
代表的なのは自社アカウントのフォローとハッシュタグ付きの投稿を参加条件とするものです。
これまでリーチできていなかった層にアプローチできるメリットはありますが、キャンペーンが終わるとフォロー解除されやすいため、解除されないためにもキャンペーン後に新たな施策を打ち、継続して新規フォロワーに興味や関心を持ってもらう必要があります。
キャンペーンのやり方や成功事例に興味のある方は、以下の記事がおすすめです。
インスタのインフルエンサー起用
多くのファンのいるインフルエンサーを起用して、自社の商品やサービスをPRしてもらうのもひとつの手です。
インフルエンサーを起用することで、インフルエンサーのファンに自社商品やサービスに興味や関心を持ってもらえる可能性があります。インフルエンサーと自社アカウントの親和性を重視し、スタイルやフォロワー層に合ったアプローチをすれば、より高い効果が期待できますしましょう。
インスタのUGC活用
InstagramでUGCを活用し、ユーザーを巻き込んで、自社アカウントや商品・サービスの認知度を広げる方法があります。
ユーザーにコンテンツを作成してもらうため、自社のアカウント運用にはないアイディアや発想を見られる可能性があり、新たな刺激にもなります。さらに、ユーザーが投稿することで自社アカウントではアプローチできない層へのリーチも可能になるため、新たなユーザーの獲得にもつながるでしょう。
UGCの実施方法や企業の事例などを知りたい方は、以下の記事がおすすめです。
インスタマーケティングを成功させるポイント
インスタマーケティングを成功させるためには、Instagramのアルゴリズムに基づいてアカウントを成長させ土台を作る必要があります。
その土台作りとなるインスタマーケティングを成功させるポイントを以下5つ紹介します。
それぞれ詳しく説明します。
①目的を明確にする
目的を明確にすることは、Instagram運用の軸がぶれないようにするために非常に重要です。
「何のため」にInstagram運用を行ない、最終目標として「どのようなアカウントに育てていきたいのか」を明確にしましょう。
目的を明確化しておくことで、Instagram運用がうまくいっていかなかった場合、当初の目的に立ち返ることで軌道修正を行えるでしょう。
②ターゲットとペルソナを明確にする
ターゲットとペルソナを明確にすることは、「誰に向けて」コンテンツを作成し発信するのかを決めるための重要な要素です。ターゲットとペルソナによって刺さる言葉やコンテンツの内容が異なり、インスタマーケティングの手法の選定も異なってきます。
もしターゲットの決め方に悩まれている場合は、以下の記事を参考にしてみてください。
ターゲットが決まったらさらに具体的な人物像＝ペルソナを設定しましょう。ペルソナ設定について詳しく知りたい方は、以下の記事がおすすめです。
ターゲットやペルソナの設定を行い刺さるコンテンツの作成を意識することで、独自のコンテンツ作成につながり、競合との差別化がしやすくなります。
③KPIを設定する
インスタマーケティングを行ううえで数値を設定することは、施策が成功しているか否かを測るために重要な判断基準です。
たとえば以下の項目で目指す数値を設定し、分析や改善をしていきましょう。
・フォロワーの増加率や増加数
・投稿に対するいいね率やいいね数
・自社商品関連のハッシュタグ増加率
・Instagram経由でのECサイト流入数
KPIの設定について詳しく知りたい方は、以下の記事がおすすめです。
④統一感を重視する
せっかくインスタマーケティングに力を入れても、惹かれるコンテンツを作れなければ誰も自社商品やサービスに興味を持ってくれません。
Instagramで惹かれるコンテンツを作るうえで、統一感を持たせることが重要になります。Instagramは画像や動画を使って視覚的な情報でアプローチするため、統一感を持たせることでユーザーはストレスなくコンテンツを楽しめます。
Instagramの統一感を出すコツを知りたい方は、以下の記事がおすすめです。
⑤コミュニケーションを重視する
インスタマーケティングの一環で投稿したコンテンツに対しコメントが付いたら、積極的に返信をしましょう。ユーザーとの交流がエンゲージメントを高めることにつながるため、コミュニケーションを取ることは、インスタマーケティングをするうえでも重要となります。
Instagramの自動応答機能のある「エルグラム」は無料で使えるので、Instagramの自動化を考えている方は以下の記事をご覧ください。
インスタマーケティングの成功事例
インスタマーケティングの成功事例を以下2つ紹介します。
- ニトリ
- ユニクロ
それぞれ詳しく説明します。
上記の企業は、統一感のある設計で目的別に複数のアカウントを運用しているのが特徴です。
①ニトリ
家具やインテリア用品を販売している大手企業のニトリでは、3つのアカウントを運用しています。
- ニトリ公式｜インテリア・家具（@nitori_official）
- ニトリデコホーム | インテリア・雑貨（@decohome_nitori）
- 【公式】株式会社ニトリ 新卒採用（@nitorishinsotsu）
ニトリは、目的別に「家具を中心に扱うアカウント・インテリア雑貨を扱うアカウント・新卒採用のアカウント」を運用しています。
アカウントごとに基調とする色や文字の色やサイズが異なっており、それぞれに世界観があることがわかります。
②ユニクロ
ファストファッションブランドの大手のユニクロでは、3つのアカウントを運用しています。
- ユニクロ公式（@uniqlo_jp）
- ユニクロ公式Womenコーデ紹介アカウント（@uniqlo_with）
- UNIQLO Global（@uniqlo）
ユニクロは、目的別に「商品紹介の日本公式アカウント・女性向けコーデ紹介アカウント・海外向けアカウント」を運用しています。アカウントごとにデザインや商品の見せ方が異なっている一方で、ユニクロのロゴや文字が多く使われていることがわかります。企業のイメージを崩すことなく、それぞれのアカウントを運用しているようです。
まとめ：インスタ運用を成功させたいならインスタマーケティングの理解が重要！
Instagramを使って自社商品やサービスをアピールし、購買や利用につなげることを目的とするマーケティング手法を「Instagramマーケティング」と呼びます。
Instagramマーケティングを成功させて自社商品やサービスの購買や利用につなげたい方は、以下の方法を試してみましょう。
- インスタアカウント運用
- インスタ広告配信
- インスタのキャンペーン
- インスタのインフルエンサー起用
- インスタのUGC活用
インスタマーケティングはユーザーとのコミュニケーションが鍵！
Instagramマーケティングを成功させるためには、ユーザーとの積極的なコミュニケーションが必要です。ユーザーとコミュニケーションを取ることで、エンゲージメントが向上し新たなユーザーへの露出も増える可能性が高まります。
とは言っても、忙しくてコンテンツを作成するのでいっぱいいっぱいだという方もいるのではないでしょうか？
そんな方におすすめなのが、豊富な自動応答機能が無料で使える「エルグラム」です。
エルグラムでは特定のコメントやDMに対して自動返答を設定できるため、頻度の高い問い合わせや投稿によく付くコメントは自分の手で返信する必要はありません。
また、無料で自動応答の設定ができるだけでなく、顧客のアクションごとにタグを用いた顧客管理ができるので、2つを組み合わせて新たな施策を取り入れることも可能です。
エルグラムの詳しい情報は以下のページからすぐに確認できます、ぜひチェックしてみてください。
