インスタでの採用アカウントのメリットやデメリット、成功事例を解説

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「Instagramで採用アカウントを運用してみたいけれど、どんな投稿内容が効果的なのかわからない。」

「社内の雰囲気をもっと伝えたいけれど、参考にできるアカウントが見つからない。」

採用アカウントの運用について、こんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、Instagram採用アカウントを運用するメリットやデメリット、さらに成功事例についてわかりやすくご紹介します。


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インスタ採用とは

インスタ採用とは、企業がInstagramを活用して新たな人材を募集する方法のことです。従来の求人サイトや企業ホームページに加え、視覚的なアプローチを重視するインスタ採用は、特に若い世代やSNSに親しみのある人々に効果的なアピールができると期待されています。

インスタ採用の方法は、大きく分けて「アカウント運用」と「インスタ広告」の2つです。

「アカウント運用」では、企業の文化や日常の様子、働く社員の声を写真や動画で発信し、求職者に企業の魅力をリアルに感じてもらうことができます。

一方で、「インスタ広告」は、有料の広告機能を使ってターゲット層に直接情報を届ける方法です。

この2つの手法を組み合わせることで、幅広い層にアプローチでき、より効率的な採用活動が期待できます。

①採用専用のインスタアカウントの運用

採用専用のInstagramは、求職者に企業の魅力を視覚的に伝えることができます。アカウントを通じて、仕事内容や職場の雰囲気、働く社員のインタビューやキャリアストーリーを伝えることで求職者の関心を引き、応募意欲を高めることが可能です。

投稿内容としては、社内イベントの様子やオフィスの風景、社員の日常などを取り入れると効果的です。また、Instagramのストーリーズ機能やライブ配信を活用することで、求職者と直接コミュニケーションを図ることもできます。このような運用により、求職者が企業に対して親近感を抱き、一緒に働きたいという意欲を高めるきっかけとなるでしょう。

Instagramで求人の出し方や作り方のコツを知りたい方は、以下の記事がおすすめです。

②採用目的のインスタ広告の利用

有料にはなりますが、Instagramの広告機能を使ってターゲット層に効率的にリーチすることができます

インスタ広告は年齢、居住地、興味関心など細かい条件を設定できるため、「20~30代の都心在住者」「デザインに興味があるクリエイター志望者」など、採用ターゲットに直接アプローチできる点が魅力です広告には、企業の魅力や採用情報を盛り込み、求職者の関心を引くビジュアルやコピーを組み合わせることで、高い効果が期待できます。

また、広告の形式もフィード広告やストーリーズ広告などさまざまな種類があり、ターゲットに合った方法を選ぶことで視認性をさらに高めることが可能です。

インスタ広告のやり方を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

インスタ採用アカウントを運用するメリット・デメリット

インスタ採用アカウントを運用すれば、企業はビジュアルを活用して求職者に自社の魅力をアピールできます。この方法には「メリット」と「デメリット」の両方があるため、それぞれの特徴を理解しながら進めることが大切です。

以下で、それぞれのメリットとデメリットについて詳しく解説します。

インスタ採用アカウントを運用するメリット

インスタ採用アカウントを運用する最大のメリットは、視覚的なコンテンツを通じて企業の魅力を効果的に伝えられることです。

ビジュアルを使って社内の雰囲気や働く社員の表情を伝えることで、求職者は企業の文化や職場環境をリアルに感じやすくなります。

さらに、Instagramのストーリーズ機能やライブ配信を活用すれば、双方向のコミュニケーションが可能になり、求職者との距離を縮めることができます。また、若い世代に人気のあるプラットフォームであるため、特に新卒採用や若手人材の採用に効果的です。

このように、視覚的に魅力を伝えられ、コミュニケーションも取りながら採用活動ができる点は、インスタ採用アカウントの大きな利点といえるでしょう。

インスタ採用アカウントを運用するデメリット

インスタ採用アカウントを運用する際には、いくつかのデメリットもあります。まず、コンテンツ作成には一定のリソースが必要で、魅力的で一貫性のある投稿を維持するためには時間や手間がかかります。

また、Instagramはビジュアルが中心のプラットフォームであるため、伝えたい情報を短時間かつ一定のスペースで的確に伝える必要があり、コンテンツ設計が難しく感じることもあるでしょう。

さらに、インスタ採用アカウントを運用しても、見てくれる人やフォロワー数の増加、エンゲージメントを高めるには時間がかかり、短期的な採用効果を得るのは難しい場合があります。

片手間でInstagram運用を始めると失敗する可能性が高まるため、計画的かつ継続的に運用を進めることをおすすめします。

インスタ採用アカウントの成功事例10選

企業が採用活動でInstagramを活用し成功を収めている事例には、各社の独自の工夫や取り組みが見られます。ここでは、代表的な成功事例として以下10社を紹介します。

  1. JALスカイ採用
  2. サイバーエージェント新卒採用【公式】
  3. 株式会社ONE【新卒・中途採用】公式
  4. dip | ディップ株式会社 新卒採用
  5. 【ユニリーバ・ジャパン新卒・キャリア採用公式アカウント】
  6. アーバンリサーチ 新卒採用
  7. 株式会社プレナス 新卒採用【公式】
  8. 電通 採用&インターンシップ公式
  9. 豊島株式会社【新卒採用】
  10. パーソルキャリア 新卒採用

ターゲット層や投稿内容、特徴、成功ポイントを中心に、他社が参考にできるポイントを示します。

①JALスカイ採用

画像引用:JALスカイ採用

JALスカイのインスタ採用アカウントは、空港業務スタッフに興味を持つ若年層をターゲットに、職場のリアルな日常や働くスタッフの姿を発信しています。

投稿では、業務のやりがいやチームワークの重要性を強調し、「自分もこの職場で活躍できる」と求職者に感じてもらえるよう工夫されています。また、ストーリーズを活用し、ユーザーからの質問に回答するなど、インタラクティブな取り組みも実施。

これにより、求職者が企業の価値観や仕事内容をより深く理解できる環境が作られています。透明性が高く、職場のリアルな情報を伝える点が成功のポイントといえるでしょう。

②サイバーエージェント新卒採用【公式】

画像引用:サイバーエージェント新卒採用【公式】

サイバーエージェントの新卒採用アカウントは、IT業界を目指す学生や若手人材をターゲットに、企業のカルチャーや社員のライフスタイルを伝えることに力を入れています。

投稿内容には、実際の社員インタビューやオフィスツアー、成長をサポートする体制の紹介が含まれており、求職者が職場環境や企業の支援体制を視覚的に理解しやすいよう工夫されています。また、社員の活躍やキャリア成長を強調することで、企業へのエンゲージメントを高める工夫も施されています。

新卒採用では、企業文化や個人の成長が重要とされるため、これらの要素を強調することで、ターゲット層との共感を高めている点が成功の要因といえるでしょう。

③株式会社ONE【新卒・中途採用】公式

画像引用:株式会社ONE【新卒・中途採用】公式

株式会社ONEの採用アカウントは、若手から中堅層まで幅広い人材をターゲットに、社内イベントや仕事風景、社員のエピソードなどを発信しています。

投稿では、企業が大切にしている価値観や仕事への姿勢を伝え、候補者が共感しやすいコンテンツを提供。また、インスタライブを活用して求職者の質問に答える場を設け、企業と求職者の距離を縮めています。このようなアプローチにより、企業の魅力を親しみやすく伝え、入社後のキャリアや働き方をイメージしやすくする工夫が施されている点が、成功の鍵となっています。

④dip | ディップ株式会社 新卒採用

画像引用:dip | ディップ株式会社 新卒採用

ディップ株式会社の新卒採用アカウントは、学生や新卒求職者をターゲットに、企業のビジョンや社員の働き方を紹介しています。

投稿内容には、現場で働く社員のインタビューやキャリアに対する考え方が多く取り入れられており、求職者に職場のリアルな雰囲気を伝えています。また、ハッシュタグを効果的に活用し、関心のある学生にリーチしやすい仕組みを構築している点も特徴です。

企業としての成長ビジョンや個人の成長支援がしっかりアピールされており、求職者が未来のキャリアをイメージしやすいよう工夫されています。

⑤【ユニリーバ・ジャパン新卒・キャリア採用公式アカウント】

画像引用:【ユニリーバ・ジャパン新卒・キャリア採用公式アカウント】

ユニリーバ・ジャパンの新卒・キャリア採用アカウントは、学生や新卒求職者、多様なバックグラウンドを持つ人材をターゲットに、職場の多様性と働きやすさを訴求しています。

投稿では、ダイバーシティやインクルージョンに関する取り組みを強調し、性別や国籍に関係なく活躍できる環境を伝えています。

また、社員インタビューや職場の風景を通じて、求職者が自分の価値観と企業の理念が一致しているかを感じ取れるよう工夫されています。共感を引き出す投稿が多い点が、成功のポイントといえるでしょう。

⑥アーバンリサーチ 新卒採用

画像引用:アーバンリサーチ 新卒採用

アーバンリサーチの新卒採用アカウントは、アパレル業界を目指す学生をターゲットに、企業のファッションセンスや働く魅力を伝えています。

投稿内容には、社員の1週間コーディネートや社内イベント、商品の撮影風景などが含まれており、アーバンリサーチのブランドイメージを反映したビジュアルが特徴です。

また、ストーリーズでは現場のリアルな日常や働く楽しさを発信しています。これらの内容は、ファッション業界を目指す求職者が理想の職場として共感を抱きやすく、ブランドイメージと企業文化の一致が成功の鍵となっています。

⑦株式会社プレナス 新卒採用【公式】

画像引用:株式会社プレナス 新卒採用【公式】

株式会社プレナスの新卒採用アカウントは、飲食業界を志望する学生をターゲットに、社内研修やキャリアパスに関する情報を発信しています。

特に、社員の成長過程や職場でのサポート体制を強調し、求職者が安心して働ける環境であることを伝えています。また、社員の入社後研修や就活体験記を紹介することで、入社後のビジョンを具体的に描けるよう工夫されています。

さらに、企業が求める人材像を明確に示し、若手が成長できる環境をアピールしている点が、成功のポイントといえるでしょう。

⑧電通 採用&インターンシップ公式

画像引用:電通 採用&インターンシップ公式

電通の採用&インターンシップ公式アカウントは、主に学生や新卒者を対象に、電通の働き方や社員のキャリアストーリーを発信しています。

投稿内容では、若手社員の声を紹介し、企業の多様な仕事の幅や成長環境が伝わるよう工夫されています。

また、インターンシップ参加者向けのイベントが定期的に開催されているほか、社員リレーと呼ばれるリレー形式の社員紹介では、社員各々の視点から仕事のやりがいや同社の魅力が伝えられています。これらのコンテンツを通じて、企業の雰囲気が求職者に伝わり、成功につながっているといえるでしょう。

⑨豊島株式会社【新卒採用】

画像引用:豊島株式会社【新卒採用】

豊島株式会社の新卒採用アカウントは、繊維業界に興味を持つ学生をターゲットにしています。

投稿では、内定者や先輩社員の紹介を中心に、面接対策になるコンテンツなど、求職者に寄り添った内容が多く発信されています。また、同社が取り組む環境保護活動やサステナブルな商品開発にフォーカスを当てており、企業の使命やビジョンを視覚的に伝える工夫が特徴です。さらに、社員インタビューや社内イベントの様子を通じて、働く仲間や環境の魅力が伝わるようになっています。

求職者に共感を呼ぶコンテンツを提供している点が、成功のポイントといえるでしょう。

⑩パーソルキャリア 新卒採用

画像引用:パーソルキャリア 新卒採用

パーソルキャリアの新卒採用アカウントは、人材業界に興味を持つ学生を対象に、企業文化や仕事のやりがいを強調する投稿を行っています。

特に、若手社員のインタビューや実際の業務に関するエピソードが多く紹介されており、業界の第一線で働く楽しさが伝わる内容が特徴です。

また、ストーリーズを活用してインターンシップやキャリア形成に役立つ情報を提供し、求職者にとって実用的なコンテンツを多く発信している点がポイントです。

インスタ採用のためのアカウント運用で抑えたおきたいポイント

インスタ採用のためのアカウント運用で抑えたおきたいポイントを以下3つ紹介します。

  1. アカウントのターゲット層とコンセプトを明確にする
  2. アカウント・コンテンツの世界観を統一する
  3. 目標値を設定し分析する

それぞれの特徴をわかりやすく解説します。

1.アカウントのターゲット層とコンセプトを明確にする

インスタ採用のアカウント運用で最も重要なのは、ターゲット層とコンセプトを明確にすることです。

アカウントのターゲット層を新卒者にするのか、それとも中途採用者にするのかによって、発信内容やトーンが異なります。たとえば、新卒者向けの場合は、企業文化や若手社員の声、働く環境などをメインに発信することが効果的です。

一方で、中途採用者向けの場合は、スキルやキャリア、具体的な業務内容など、経験者が求める情報を提供することがポイントとなります。

1つのアカウントで新卒者と中途採用者の両方をターゲットにする場合は、色調やデザインに差をつけて、ターゲット別に見分けやすくする工夫も有効です。

さらに、企業として採用したい人材像を具体的に設定し、それに基づいてコンセプトを策定することも欠かせません。企業のビジョンやミッションを自然に伝えられるコンセプトであれば、候補者が共感しやすくなり、応募意欲の向上につながります。コンセプトには「自社らしさ」を反映させ、他社との差別化を図りながら、求職者にとって魅力的なものを目指しましょう。

コンセプト設計の戦略の立て方を知りたい方は、以下の記事がおすすめです。

2.アカウント・コンテンツの世界観を統一する

Instagramで採用アカウントを運用する際は、コンテンツのデザインやトーンに一貫性を持たせ、企業の世界観を統一することが成功の鍵となります。

Instagramは視覚的な要素が強いSNSであるため、色合いやレイアウト、フォントなど、アカウント全体で統一感を保つことがブランドイメージの構築に欠かせません。たとえば、写真や動画のトーンを揃えたり、ロゴやブランドカラーを背景に取り入れたりする工夫で、統一感を高めることができます。

コンテンツの質と一貫性を維持することは、インスタ採用を成功させる上で重要な要素です。

Instagramで統一感を出すコツを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

3.目標値を設定し分析する

アカウント運用では、目標値(KPI)を設定し、定期的に分析と改善を行うことが不可欠です。

たとえば、フォロワー数やエンゲージメント率、クリック数、応募数などをKPIとして設定し、定期的に数値を確認することで、運用の進捗や効果を把握できます。これにより、採用活動の目標達成に向けて、どのコンテンツが効果的で、どの部分を改善すべきかを明確にすることができます。

KPIの目標設定のやり方を知りたい方は、以下の記事がおすすめです。

また、チームメンバーと分析結果を共有することで、業務効率やモチベーションの向上が期待でき、全員が同じゴールに向かって連携しやすくなります。

くわえて、定期的な分析と改善は、変化の早いInstagramのアルゴリズムや求職者のニーズに柔軟に対応するためにも重要です。コンテンツや運用方法を適宜見直し、最適化することで、インスタ採用アカウントのパフォーマンスを継続的に向上させ、より効果的な採用活動を展開できます。

まとめ:インスタでより良い人材を採用しよう!

Instagramを活用した採用活動は、若年層を中心とする求職者と自然に繋がり、企業の魅力を効果的に発信できます。

視覚的で直感的なコミュニケーションが可能なInstagramは、企業文化や働く環境、採用したい人材像をリアルに伝えられるため、候補者との共感を生みやすいツールですが、特に重要なのは以下の3点です

  • ターゲット層やコンセプトを明確にすること
  • 一貫性のある世界観でアカウントを運用すること
  • 定期的に目標を設定し、フォロワーとのエンゲージメントや投稿内容を分析・改善すること

これらを重視することで、求職者にとって魅力的なアカウントへと成長させることができ、企業とマッチした人材を効率よく採用する道が開かれます。Instagramの特性を最大限に活かし、企業にとって価値ある人材との繋がりを築いていきましょう。

インスタ採用は「エルグラム」で業務効率化を図ろう!

インスタ採用に取り組む際、多くの企業が課題に感じるのは、時間や工数の負担ではないでしょうか?投稿作成やコンテンツの企画、分析改善などの業務は、慣れるまでにはどうしても時間がかかってしまいます。

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