Instagramで商品を紹介しECサイトへ流入しているにも関わらず、集客数や売上につながらないと悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
Instagramは、ECサイトと連携させて有効活用することが重要です。
ただし、連携させるだけでは効果がありません。
Instagramの機能も掛け合わせて、購買意欲の高いユーザーを獲得しましょう。
この記事では、InstagramとECサイトの連携について詳しく解説します。ぜひ活用してください。
弊社が運営するインスタの自動化ツール「エルグラム」についての詳しい情報も、ぜひチェックしてみてください。
なぜInstagramとECサイトを連携すべきなのか?
Instagramで商品を販売する方法は、主に以下の3つです。
- プロフィールやストーリーにECサイトのURLを設定する
- DMでユーザーに商品を訴求する
- ショッピング機能を活用する
商品の直接販売だけでなく、PRや集客を目的にする場合もあります。
InstagramとECサイトを連携しておくと、ECサイトへの流入や商品の認知度向上が期待できるでしょう。
企業のアカウントにおいて新規顧客を獲得するには、ECサイトとの連携は欠かせません。
ここでは、InstagramとECサイトを連携した方がいい理由について詳しく解説します。
店舗に行けないユーザーへの訴求もできる
InstagramとECサイトを連携すると、店舗に行けないユーザーへの訴求も可能です。
ユーザーが「商品を購入したい」と思っても、近くにお店がなければ購入できません。
しかし、ショッピング機能が導入していれば、わざわざ店舗に行かなくてもECサイトで欲しい商品が手に入るので、消費者に余計な負担をかけずに済むのです。
InstagramとECサイトを連携することで、世界中どこにいても商品を購入できるため、新規顧客の獲得が期待できます。
消費行動の変化
株式会社マクロミルが行った市場調査で「Instagramから影響を受け購買行動をしやすい」という調査結果が判明しました。
「買い物時、SNSの情報にどれくらい影響を受けるか」について1,000人に調査したところ、
15~24歳(330人)で「かなり影響を受ける」が13.9%、「まあまあ影響を受ける」が49.7%、
25〜38歳(340人)は「かなり影響を受ける」が7.1%、「まあまあ影響を受ける」が43.8%
という結果になりました。
また、「買い物時、SNSの情報に影響を受ける」と回答した469人に対し、「買い物時、最も強く影響を受けていると感じるSNS」について調査したところ、
15~24歳(210人)は44.8%がTwitter、44.3%がInstagram、
25~38歳(173人)は18.5%がTwitter、55.5%がInstagram
という結果となりました。
引用元:ミレニアル世代のお金に関する調査。貯金意識が高く、投資や資産運用に興味あり(マクロミル調べ)
買い物の際にInstagramの影響を最も強く受けていると感じている人の総合的な割合は、他のSNSと比べて多いといえるでしょう。
とくに10〜30代に商品を訴求したい企業にとって、InstagramとECサイトを連携することは新規顧客を獲得するチャンスになり得ます。
InstagramをECサイトへの流入経路にできる
Instagramは、ECサイトへの流入経路になってくれるツールです。
日頃から有益なコンテンツを投稿し続けていると、ユーザーが好印象を抱いたり商品に興味を持ったりしてECサイトへの流入が増える可能性が高まります。
Instagramは無料の広告塔の役割を担うと同時に、ECサイトへの流入経路にもなるのです。
インスタグラムへのリンクの貼り方についての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
ライブコマースの影響
ライブコマースとは、ライブ配信と商品の紹介・販売を組み合わせた手法です。
ライブ配信中にユーザーからの質問に答えながら、商品の魅力や使い方を説明します。
ユーザーはよりリアルな使用感を映像で確認できるので、商品の購入を検討しやすくなるでしょう。
魅力が伝われば、その場で購入される可能性もあります。
Instagramのライブ配信についての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
Instagramショッピングとは?
2018年に導入されたInstagramショッピング機能とは、ユーザーがInstagramの投稿で見つけた商品をすぐに購入できる機能です。
投稿の写真に付いている商品タグをクリックすると、商品の購入画面に移動できます。
以前はユーザーがECサイトのURLやECサイト内の商品を自力で探す必要がありました。
ですが、Instagramショッピング機能の導入によって、現在ではよりスピーディーに買い物ができるようになったのです。
Square オンラインチェックアウトとは?
Square オンラインチェックアウトとは、オンライン決済用リンクを商品ごとに作成できる機能です。
商品に付いているリンクをクリックすると、決済画面に移動します。
Square オンラインチェックアウトは、プロフィールに決済用リンクを貼ったり購入希望者にDMでリンクの送信も可能です。
Square オンラインチェックアウトを使えばECサイトがなくても商品販売ができるので、気軽にビジネスを始められます。
Instagramショッピング機能の導入条件
ショッピング機能には以下の導入条件があるので、導入前に必ず確認しておきましょう。
- FacebookおよびInstagramのポリシーに準拠していること
- 該当するビジネスとドメインに紐付いていること
- 所在地がコマースを利用できる国や地域であること
- 信頼性を示すこと
- 正確な情報を提供し、ベストプラクティスに従うこと
参考元:コマースの利用要件
これらの要件を満たしていない場合、Facebookコマースや機能を利用できなくなったり、アカウント停止されたりする可能性があります。
必ず確認してから導入しましょう。
Instagramショッピング機能の導入方法
Instagramショッピング機能の導入方法は、以下のとおりです。
- 上記で紹介した導入条件をクリアする
- アカウントをビジネスアカウントに切り替える
- Facebookのページとリンクさせる
- 販売商品のカタログを作成
- アカウントの審査を受ける
- 審査通過後、商品販売開始の設定を行う
- 商品画像にタグを付ける
これらの手順を踏むと、InstagramとECサイトの連携やInstagramショッピング機能が利用できます。
InstagramとECサイトを連携する3つのメリット
企業のアカウントとECサイトを連携するメリットはこちらです。
- 無料で始められる
- ECサイトへの流入が期待できる
- 売上アップが期待できる
このようにInstagramとECサイトを連携すると購入までの手順がスムーズになり、機会損失を防げるので、ECサイトへの集客数や売上アップが見込めるでしょう。
ここでは、InstagramとECサイトを連携するメリットを紹介します。
無料で始められる
Instagramは写真や動画をメインに、視覚的に訴求できる無料のSNSです。
無料で始められる分、競合も多いですが、ターゲット層にコンテンツが刺されば話題になって拡散され、集客数が倍増する可能性があります。
また、Instagramの写真や動画を活用し、ECサイトへの流入を狙うことで、通常の広告活動よりもはるかに低コストで認知度を拡大できるのです。
無料で広告できる上に、コンテンツの質が良いと多くのユーザーに見てもらえる可能性があるため、通常の広告よりも費用対効果が高いといえるでしょう。
Instagram運用のポイントについての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
ECサイトへの流入が期待できる
InstagramとECサイトを連携すると、ECサイトへの流入が期待できます。
ECサイトがあってもアクセスする方法がなければ、誰も訪れてくれません。
InstagramとECサイトを連携することで、ECサイトへのアクセス方法がわかりやすくなり、商品購入を検討しやすくなるでしょう。
さらに発見タブを閲覧しているユーザーにアカウントやECサイトの商品を認知させることで、潜在的なユーザーも増やせます。
商品を購入してもらうにはユーザーに知ってもらうことが大切です。
ECサイトの流入によって、より多くの潜在顧客への認知が加速するでしょう。
インスタグラムへのリンクの貼り方についての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
売上アップが期待できる
ショッピング機能には、「欲しいと思った商品をすぐに購入できる」というメリットがあります。
ショッピング機能が導入されるまでは、Instagramで紹介した商品をユーザーが気に入ったとしてもその場で購入できませんでした。
一度プロフィールページに移動し、さらにそこに記載されたURLをクリックしてECサイトに移動する手間が発生していたのです。
ショッピング機能の導入によって、商品の投稿画像をクリックすれば、直接購入画面に移動できるようになりました。
ユーザーの手間がなくなったことで、購入意欲を維持したまま行動してもらえるようになったのです。
直接ECサイトに訪問できるので、売上アップが期待できます。
ショッピング機能についての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
近年多くのインフルエンサーや企業が、Instagramを利用して宣伝や集客を行っています。しかしInstagramで宣伝や集客を行うと、ユーザーからの質問への返信などのタスクに追われてしまうことも多いです。
弊社が提供するエルグラムには、ユーザーからのコメントやDMに自動で返信する機能など、Instagram運用をお助けする機能が充実しています。
Instagramのタスクを減らして効率的な運用を目指す方は、ぜひ弊社の無料自動返信ツール「エルグラム」の導入をご検討ください。
詳細は、以下のボタンからLINEの友だち登録を行なっていただくと確認できますので、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
Instagramショッピングのデメリット
Instagramのショッピング機能は企業にとってもユーザーにとっても便利な機能です。
しかし、デメリットもありますので、あらかじめ把握した上で導入を検討しましょう。
ここでは、デメリットについて解説します。
効果が出るまで時間がかかる
ネオマーケティング社による各SNSでの購入頻度の調査では、Instagramのユーザーの購買意欲は高く商品の購入頻度が高いということが分かりました。
したがって、Instagramを流入経路をつなげられればECサイトの集客や売上向上が期待できます。
しかし、運用開始後、すぐに効果が出ないのがデメリットのひとつでしょう。
ターゲット層に向けて、「どのようなコンテンツを提供していくのか」「商品写真はどのように掲載すればクリック率が高くなるのか」を試行錯誤しなくてはなりません。
地道にコンテンツを更新し、フォロワーに商品を認知してもらう必要があります。
手間がかかる
集客や売上向上のためには、InstagramとECサイトの両方の運用が欠かせません。
そのため、手間がかかってしまうことも考えられるでしょう。
InstagramとECサイトを連携すれば、新規顧客の流入が期待できます一方で、1度や2度投稿すればいいというわけではありません。
商品やアカウントの認知度を向上させるために、日々コンテンツを作る必要があるので、運用には十分な人材が必要です。
InstagramとECサイト連携の成功事例
InstagramとECサイト連携では、企業の商品に合わせてECサイトの見せ方が変わります。
商品を魅力的にアピールできるよう、InstagramとECサイト連携の成功事例を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
BOTANIST
@botanist_official
「BOTANIST」は株式会社I-neが扱っている商品です。
「BOTANIST」は、シャンプーやトリートメントなどのヘアケア商品を扱っており、アカウントでは白色を中心に、商品のイメージを大切にしながらPRしています。
全ての投稿でショッピングタグを付けているわけではなく、アカウント全体のブランディングも考慮しながら運用しているのです。
@botanist_official
また、商品診断やヘアケアに関するコラムも掲載しています。
「たくさん種類があってどれを選べばいいのかわからない」というユーザーに寄り添った情報発信も豊富です。
プロフィール欄では、期間限定の商品をPRしECサイトへの流入も促しています。
BASE FOOD
@basefood_tokyo
ベースフード株式会社が運用しているInstagram公式アカウントです。
商品数が少なくても継続的に購入してもらえるように、ハッシュタグを活用してアレンジレシピを紹介しています。
@basefood_tokyo
アレンジレシピと一緒にショップ機能を駆使し、ユーザーへの訴求をしているのです。
北欧、暮らしの道具店
@hokuoh_kurashi
株式会社クラシコムが運営するInstagram公式アカウントとECサイトです。
「北欧、暮らしの道具店」では、コラムや商品情報を発信しています。
「落ち着いた雰囲気」や「洗練されたデザイン」などでアカウントの世界観を大事にしながらショッピング機能も活用し、ECサイトへの流入につなげているのです。
ECサイトに流入させるためのポイント
投稿を見たユーザーがECサイトを移動しようとしても、「リンク先がどこにつながっているのか、わからなくて怪しい」と判断したら、その人はもうECサイトへ移動しないでしょう。
魅力的かつ安全なECサイトだと認識してもらうことが大事です。
ここでは、ECサイトに訪問してもらうために企業が取り組むべきことを紹介します。
リンク先をきちんと明記する
ECサイトに導くURLの先に何があるのかを必ず明記しましょう。
例えば「詳細はこちらから」「お買い物はこちら」などのように明記しないと、ユーザーはワンクリック詐欺や危険なサイトを疑ってしまいます。安心してクリックできないからです。
せっかく購入検討してくれているユーザーを逃してしまうのはもったいないですよね。
「URLがどこにつながっているのかわかる」ことでユーザーの不安感をなくし、購入意欲を妨げずにクリックしてもらいやすくなります。
ストーリーにURLリンクを付けて誘導できる
ストーリーにURLリンクを付けられるようになったため、オンラインショップやホームページへの誘導がしやすくなりました。
一度ストーリーを閉じてからプロフィールへ移動してURLリンクをクリックするよりも、ストーリーから直接外部サイトへ移動した方がスムーズでしょう。
また、ストーリーは写真だけでなく動画も掲載できるため、商品の質感や使用感を紹介するのに最適です。
ユーザーは商品の細部や使用感を映像で見て、購入検討できます。
誘導しやすいようにストーリーにURLリンクを付けておきましょう。
プロフィールにURLを記載してECサイトへ誘導する
プロフィールにはURLを必ず記載して、ECサイトに移動できるようにしましょう。
大切な流入経路をつぶさないためにも、ECサイトのURLは記載しておきましょう。
どのようなキャッチコピーやプロフィール文にすると集客しやすいかのテストも行うと、より集客しやすくなります。
品質の高いコンテンツを提供する
InstagramとECサイトを連携する際には、ユーザーが知りたいと考えられる情報を投稿しましょう。
品質が高いコンテンツというのは、ターゲット層が知りたいと考えている情報や、商品紹介、的確な訴求やPRが行われているものです。
フォロワーから上がってくる質問も取り入れると、「商品を購入したい」と考えて行動してくれるかもしれませんので、こちらも合わせて導入していきましょう。
ユーザーが求めている情報を写真に盛り込む
「どのような場面で使いたい」と感じるのか、想像しながら写真を作り込みましょう。
たとえば、家具を紹介するとします。
投稿では、家具を実際に使っている場面や商品の質感、どのようなライフスタイルで取り入れられているのかを伝えると、商品の購入を後押しできるでしょう。
写真映えも重要ですが、使用感がリアルに伝わるように工夫します。
ユーザーが実際に使ってみたいとイメージできるような写真を心がけましょう。
アカウントの世界観・イメージは統一する
InstagramとECサイトの世界観やイメージを統一しましょう。
Instagramで商品を見たユーザーがECサイトに流入したときに、世界観がちぐはぐになっていると購入意欲が削がれてしまう可能性があります。
InstagramのアカウントとECサイトとのイメージに統一感が出るように、Instagramの投稿内容やECサイトのデザインを心がけましょう。
統一感についての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
親密なコミュニケーションを取る
ユーザーが興味を持ちそうな投稿を定期的に行い、親密なコミュニケーションを取りましょう。
ユーザーからの質問にも丁寧に対応すると、企業アカウントへの信頼度が増します。
ユーザーの不安要素がなくなるように、適切なコミュニケーションを心がけましょう。
エルグラムでは、ユーザーからのコメントやDMに自動で応答できる機能を提供しています。
エルグラムの詳しい情報は以下のページからすぐに確認できるので、ぜひチェックしてみてください。
ハッシュタグやリール、リポストなどの機能を駆使する
Instagramには、ハッシュタグやリールなど、さまざまな機能があります。
これらの機能を駆使して、ECサイトの流入活路に活用しましょう。
例えばハッシュタグを使うと、ハッシュタグから投稿を検索したユーザーがECサイトへたどり着く可能性が高くなるでしょう。
ある機能が商品紹介に適するかの判断は、企業の商品との相性があるので、試行錯誤が必要です。
自社の商品を魅力的にアピールできる方法を探しましょう。
ハッシュタグのテンプレについての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
ショッピング機能が使えない?対処方法
ショッピング機能を導入しても、うまく使えないときがあります。設定後に突然使えなくなってしまうケースもあるようです。
その場合はいくつか対処法があるので、ぜひ実践してみてください。
ECサイトのかわりにパートナープラットフォームを活用する
Instagramのショッピング機能と連携できるパートナープラットフォームサービスを活用すると、ECサイトのかわりになります。
パートナープラットフォームサービスはこちらが有効です。
- adMixt
- BigCommerce
- CedCommerce
- ChannelAdvisor
- CommerceHub
- DataCaciques
- Feedonomics
- Magento
- OpenCart
- Shopify
- Quipt
- WooCommerce
- Zentail
引用元:パートナープラットフォームからFacebookカタログにアイテムをインポートする
なお、Amazonなどのアドレスは設定できません。
上記のサイト以外ではBASEも利用できるそうです。
そちらのアカウントを持っている場合は、審査をリクエストしてみてください。
商品のタグ付けを再申請する
もうひとつの原因は、商品のタグ付けが正常に行われていないケースです。
商品がポリシー違反で却下されている可能性があります。
利用規約に違反していないか確認し、再申請しましょう。
まとめ:InstagramとECサイト連携をマスターしよう
この記事では、InstagramとECサイトの連携について解説しました。
連携することにより、低コストで宣伝できたり売上アップが期待できたりしますが、効果が出るまでに時間や手間がかかります。
新規顧客の獲得や売上アップのために、メリットとデメリットを理解した上で、ECサイトへの流入経路を確保しましょう。
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