Instagram運用をしていると、「エンゲージメント率」という言葉を耳にすることも多いのではないでしょうか。
Instagram運用において、エンゲージメント率は重要視すべき指標です。
今回は、そんなエンゲージメント率が必要な理由から見方、目安、計算方法など、基本的な情報を徹底解説していきます。
さらにエンゲージメント率の上げ方についても7つのポイントから紹介するので、ぜひInstagram運用の参考にしてください。
弊社が運営するインスタの自動化ツール「エルグラム」についての詳しい情報も、ぜひチェックしてみてください。
インスタのエンゲージメント率とは?
Instagramにおける「エンゲージメント」とは、ユーザーからの以下のようなアクションのことです。
- いいね
- コメント
- 保存
- シェア
- DM送信
つまりエンゲージメント率とは、投稿に対してユーザーがどのくらい上記のようなアクションを起こしたかという割合を指します。
エンゲージメント率は、ユーザーの反応を数値化した重要な情報です。
投稿ごとにエンゲージメント率を分析していくことで「どのような投稿であればユーザーの反応がいいのか」がわかってきます。
インスタのエンゲージメント率の見方
Instagramのエンゲージメント率を確認するには、まずはプロアカウントに設定する必要があります。
プロアカウントへの切り替えは、Instagramの「設定」から簡単に変更可能です。
一般アカウントのままではエンゲージメントを把握するためのインサイトが確認できないので、必ず最初にプロアカウントに切り替えましょう。
プロアカウントへの切り替えは、以下の手順で行います。
- ホーム画面右上の三本線マークをタップ
- 「設定とプライバシー」をタップ
- 下部にある「アカウントの種類とツール」をタップ
- 「プロアカウントに切り替える」をタップ
これだけで、プロアカウントへの切り替えが可能です。
プロアカウントに変更すれば、「インサイト」というインプレッションやアクセス数などのさまざまなアカウントのデータが閲覧できる機能が利用できるようになります。
プロアカウントのホーム画面から右上の三本線マークをタップすると、新たに「インサイト」というタブが現れ、そこから各投稿またはアカウント全体のエンゲージメント数を確認可能です。
エンゲージメント率は直接表示されているわけではないので、計算に必要な数値をインサイトで確認し、それを用いて計算することでエンゲージメント率を算出します。
インスタのエンゲージメント率の計算方法
Instagramのインサイトではエンゲージメント率が直接表示されないため、インサイトから得られるデータをもとに自分で計算する必要があります。
エンゲージメント率は、以下の計算式で求めましょう。
エンゲージメント率(%)=エンゲージメント数÷インプレッション数×100
エンゲージメント数には「いいね・コメント・保存・シェア」のアクションの総数をあてはめてください。
この計算式によって、ひとつの投稿が見られた回数(インプレッション数)のうち、どのくらいのアクション(エンゲージメント)があったのかがわかります。
インスタのエンゲージメント率の目安
自社アカウントのエンゲージメント率が算出できても、「どれくらいの数値を目指せばいいの?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。
Instagramのエンゲージメント率の平均は業界によって異なるため、企業の業種や目標といった要因によって、目安とすべき数値も変動します。
RivalIQによる2023年の調査レポートによると、Instagram全体のエンゲージメント率の平均は、0.47%です。
あくまでInstagram全体の平均数値ですが、ひとつの目安として参考にしてみてください。
自社アカウントにおける具体的なエンゲージメント率の目標を決める際は、自社のエンゲージメント率の推移や競合他社のエンゲージメント率を参考にすることがおすすめします。
インスタにおいてエンゲージメント率が重要な理由
Instagram運用において、エンゲージメント率は非常に重要な要素のひとつです。
では、なぜそれほどエンゲージメント率が重要視されているのでしょうか。
ここでは、Instagram運用においてエンゲージメント率が重要な理由を、4つのポイントから解説します。
1.アカウントの露出度が上がる
Instagramでは、フィード投稿の表示順やストーリーズの並び順など、さまざまな表示順が新着順ではなくInstagramのアルゴリズムによって決められています。
アルゴリズムとは、簡単にいえばInstagramを統括するルールのようなもので、さまざまな要素から上位表示する投稿やアカウントを決定しているのです。
発見タブに掲載される投稿も、その人にとって興味関心のある投稿をアルゴリズムが判断し、その情報をもとに決められています。
そのため、Instagramのアルゴリズムから評価され、上位表示や発見タブに掲載されれば、大幅にアカウントの露出度を上げることが可能なのです。
そしてアルゴリズムで評価されるためには、エンゲージメント率が重要な要素のひとつであるといわれています。
エンゲージメント率が高いアカウントはユーザーの関心度や満足度が高いと評価されるため、フォロワーへの上位表示はもちろん、発見タブなどでフォロワー外にも優先的に表示されるようになります。
このように、アカウントの露出度が上がれば多くの人の目に投稿を届けられるようになるので、Instagram運用で結果を出すためにもエンゲージメント率の向上が重要なのです。
Instagramのアルゴリズムについては、こちらの記事で詳しく解説しているので、チェックしてみてください。
2.ユーザーの満足度・関心度の高さがわかる
エンゲージメントは、ユーザーの満足度や関心度の高さを示しています。
Instagramユーザーは、興味がない投稿やつまらない投稿に対してアクションを起こしません。一方で、気に入った投稿や興味深い投稿に対しては、積極的にアクションを起こしてくれる傾向にあります。
そのため、エンゲージメント率が高い投稿はユーザーの満足度や関心度が高いと判断でき、エンゲージメント率が低い投稿はユーザーの満足度や関心度も低いと判断できます。
エンゲージメント率を分析することで、ユーザーがどのような投稿に興味があり満足度が高いのかを推察しやすくなるでしょう。
自社投稿のうちエンゲージメント率が高い投稿と低い投稿の両方の特徴を分析することで、ユーザーの求めている投稿が明確に判断できます。
その分析結果をInstagram運用に活かして、ユーザーの満足度を高めることが、フォロワーの増加やフォロー解除数の減少にもつながるのです。
3.アカウントの影響力を測る指標となる
Instagram運用においては、フォロワー数が多ければ影響力があるというわけではありません。
フォロワー数がいくら多くても、投稿を見てくれる人や「いいね」などが少なければあまり意味がないからです。
つまり、エンゲージメント率が低ければ、そのアカウントの影響力は低いということになります。
このように、エンゲージメント率は、アカウントの影響力を測る指標にもなるのです。
Instagram運用で最終的なコンバージョン獲得を目指すためには、フォロワー数だけに囚われず、いかに影響力の高いアカウントに育てられているかが重要になります。
フォロワー数がまだ多くないアカウントでも、エンゲージメント率が高ければ影響力があるアカウントだと判断できます。
フォロワー数よりもエンゲージメント率を重視してInstagram運用を行う企業もあるほど、エンゲージメント率は重要な要素なのです。
4.PDCAを回しやすくなる
PDCAとは、「PLAN(計画)」「DO(実行)」「CHECK(評価)」「ACTION(改善)」の頭文字をとった、業務改善を目的としたフレームワークのことです。
Instagram運用では、「計画を立てて投稿を行い、成功したことや伸び悩んでいることを分析し、また計画をたてて実行する」というように、PDCAを回しながら継続的に投稿の質を改善していきます。
この際、エンゲージメント率を把握することで、どのような投稿が成果につながり、どのような投稿が成果につながらないかを明確に判断できるようになります。
どの投稿をどのような観点から分析するべきかがエンゲージメント率から判断できるため、具体的な評価や改善における計画の立案に大きく貢献してくれることでしょう。
エンゲージメント率を上げる方法
エンゲージメント率の重要性がわかったところで、「エンゲージメント率はどうすれば上げられるの?」と気になっている方が多いのではないでしょうか。
ここでは、Instagram運用で結果を出すためにも重要な「エンゲージメント率を上げる方法」を、7つのポイントから紹介していきます。
ぜひ確認して、Instagram運用に取り入れてみてください。
①ユーザーとコミュニケーションをとる
ただ投稿を繰り返しているだけでは、エンゲージメント率はなかなか上がりません。
重要なのはユーザーとコミュニケーションをとることです。
Instagramにおけるユーザーとのコミュニケーションとは、DMやコメントなどを通じて交流することをいいます。
ユーザーからのエンゲージメントが欲しい場合は、こちらからも積極的にアクションを起こすことが重要です。
ユーザーからコメントやDMをもらったら、積極的に返信するようにしましょう。
返信がもらえるのはユーザーにとって嬉しいことであるため、「次もコメントやDMをしてみよう」と考えてくれる方が多く、エンゲージメント率のアップにつながります。
しかしながら、エンゲージメント率アップのために重要であるとはいえ、コメントやDM返しの作業は負担が大きいと感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、弊社が提供するInstagram自動化ツール「エルグラム」です。
エルグラムにはコメントへの自動応答機能があるため、コメント返しの作業負担を大きく減らせます。
エルグラムは、コメントやDMにあらかじめ設定した文章で自動応答できる機能など、企業のInstagram運用を助ける機能が充実しています。
ほかにもエルグラムでは、以下のようなタスクの自動化が可能です。
- コメントへの自動応答
- DMへの自動応答
- アンケートフォームの作成
- 顧客管理
自動化できる作業をエルグラムにお任せして、効率的にユーザーとのコミュニケーションをとりましょう。
エルグラムのフリープランなら無料で利用できるので、コストの心配もありません。即日導入できるので、ぜひ活用してみてください!
詳しいエルグラムの情報は、以下のボタンからLINEの友だちしていただくことでご確認できますので、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
②明確なターゲット設定
エンゲージメント率を上げるためには、ユーザーのニーズに合った投稿をして満足度を上げることが重要です。
そのためにも、ターゲット設定を行いましょう。
「どのような層に投稿を届けたいのか」「誰にサービスを使ってもらいたいのか」を明確にした上でターゲット設定を行えば、投稿内容やアカウントの雰囲気も自ずと明確になります。
誰に届けたい投稿なのかを明確にすることで、ユーザーの満足度が上がりアカウントのファンが増えていくでしょう。
そうすることで、自然とエンゲージメント率のアップにもつながります。
ターゲット設定は「男性・女性」のような大まかなものではなく、年齢層や家族構成、趣味といった詳細な情報を設定することが重要です。
Instagramのプロアカウントでは、インサイトでユーザーの年齢層や性別などが確認できるので、ターゲット設定の際に参考にしてみてください。
Instagramにおけるターゲット設定については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
③リール機能を使う
Instagramのリール機能とは、15秒から90秒のショート動画を投稿できる機能のことです。
リールは、フィード投稿とは別にリール投稿だけのタグから閲覧できます。
このリール投稿はフォローしていないアカウントの動画も表示されるため、リールを投稿することで、フォロワー外のユーザーへの露出度が高まります。
そのため、フォロワーの増加やフォロワー外ユーザーからのエンゲージメント獲得の効果が期待できるでしょう。
Instagramでは、基本的にフォローしているアカウントのフィード投稿のみがタイムラインに表示されるため、拡散力が弱いSNSだといわれています。
そこで、Instagramの中で拡散力の高いリール機能を使うことにより、フォロワー外のユーザーにもアカウントを認知してもらう機会を増やしていきましょう。
Instagramの拡散力については、詳しく解説したこちらの記事も参考にしてください。
④ストーリーズ投稿を行う
ストーリーズ投稿では、アンケートや質問ボックスなどの機能が使用できます。
質問を投げかけて回答を募集することで、よりユーザーからのアクションが得られやすくなるでしょう。
投稿したストーリーズは、本来であれば24時間で消えてしまいます。
残しておきたいストーリーズは、ハイライトに設定することで24時間経過後もプロフィール欄に残り、いつでも閲覧できるようになります。
アンケートや質問ボックスを設置したストーリーズをハイライトに残しておけば、24時間が経過してもずっと回答の募集を続けることが可能です。
ストーリーズのエンゲージメント数は、ストーリーズの画面を上にスライドすることで確認できるインサイトから調べます。
ハイライトに設定していないストーリーズのインサイトは、24時間が経過すると閲覧できなくなってしまうので注意しましょう。
ハイライトの設定方法については、こちらの記事を参考にしてください。
⑤競合分析を行う
競合他社のアカウントには、Instagram運用で結果を出すためのヒントが隠されています。
成功している競合アカウントの競合分析を行い、投稿時間やハッシュタグの使い方など、成功するための情報を集めて参考にしてください。
それらの情報を元に自社のアカウント運用をブラッシュアップしていくことで、よりエンゲージメントの高い投稿ができるようになるでしょう。
競合分析を行う際は、できるだけ同じ業種や似たサービスを提供している会社のアカウントを選ぶことがおすすめです。
また、エンゲージメント率アップのための情報を集めるためには、自社よりもエンゲージメント率が高いアカウントの運用方法を参考にしましょう。
競合分析については、こちらの記事を参考にしてください。
⑥ハッシュタグの活用
Instagramでは、ハッシュタグ検索で目的の投稿を探すことが主流です。
ユーザーのニーズに合ったハッシュタグをつけて投稿することにより、フォロワー外のユーザーからもハッシュタグ経由で投稿を見つけてもらえる機会が増えるでしょう。
フォロワー外のユーザーからの閲覧数が増えれば、それだけエンゲージメントを獲得するチャンスも増えます。
エンゲージメント率を上げるためにも、適切なハッシュタグをつけて投稿しましょう。
適切なハッシュタグの選び方については、こちらの記事で解説しています。
⑦キャンペーンの実施
企業アカウントが行う、「いいね&フォローしてくれた方の中から抽選でプレゼント!」のようなInstagramキャンペーンを見たことのある方や参加したことのある方も多いのではないでしょうか。
エンゲージメント率を上げたいという目的がある場合は、いいねやコメント、シェアなどのアクションを条件にしたキャンペーンの実施が効果的です。
このようなキャンペーンを実施すれば、応募したいユーザーが条件であるいいねやコメントをしてくれるため、必然的にエンゲージメント数が増えてエンゲージメント率アップにつながります。
また、キャンペーンを通じてフォロワーが増えると、キャンペーンの期間終了後も継続してエンゲージメント率が上がることも少なくありません。
キャンペーン実施後もユーザーを惹きつける投稿を続け、フォロワーの離脱率を下げる努力をしましょう。
エンゲージメント率を高めてアカウントを伸ばそう
エンゲージメント率は、Instagram運用で結果を出すために重要な要素です。
エンゲージメント率を上げることで、露出度が上がるなどアカウントを伸ばすためのさまざまなメリットが得られます。
フォロワー数ばかりに囚われず、エンゲージメント率も重視したInstagram運用を行うことで、効率的に結果が出せるでしょう。
エンゲージメント率を上げるためには、投稿内容の質だけではなく、ポイントを押さえたInstagram運用を行うことが大切です。
今回紹介した7つのエンゲージメント率を上げる方法を参考に、ぜひInstagram運用に活かしてみてください。
ユーザーとのコミュニケーションをお助けする「エルグラム」
エンゲージメント率を上げるためには、ユーザーとのコミュニケーションが欠かせません。
質の高い投稿を続けるだけではなく、こちらからいいねやコメントなどのアクションを起こしたり、もらったコメントに返信することがエンゲージメント獲得につながります。
しかし、Instagram運用で結果を出すためには、投稿の作成はもちろん、競合分析などさまざまな負担の大きい作業が必要です。
そんな中、コメントやDMへの返信にまで手が回らないという方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、弊社が提供するInstagram自動化ツール「エルグラム」です。
エルグラムには、自動返信や顧客管理などInstagram運用をお助けする機能が充実しています。
エルグラムでは、以下のようなタスクの自動化が可能です。
- 投稿やストーリーズにきたコメントへの自動応答
- DMへの自動応答
- アンケートフォームの作成
- 顧客管理
コメントやDMへの返信、アンケートフォームの作成は、エルグラムを導入すれば自動化が可能です。
手間のかかるコメント返しやDMへの返信は、エルグラムにお任せできます!
エルグラムの導入で、エンゲージメント率アップのために必要なユーザーとのコミュニケーションにかかる作業負担を、大幅に軽減できるでしょう。
エルグラムのフリープランは無料で利用できるので、コストの心配も必要ありません。即日導入できるので、ぜひ活用してみてください!
エルグラムの詳しい情報は以下のページからすぐに確認できるので、ぜひチェックしてみてください。