「集客のために何をやっていいのかわからない。」
「毎日投稿しているのに成果が出てこない。」
「『なんとなくの運用』から抜け出したい。」
うまく集客できずに運用をやめてしまう企業も少なくありません。しかし「やるべきこと」に注力すると短期間でも成果が出せるのがInstagramです。
この記事では、集客のために11の「やるべきこと」を準備編と運用編にわけて解説し、さらに成果を出している企業がやっている3つのコツも取り上げます。
弊社が運営するインスタの自動化ツール「エルグラム」についての詳しい情報も、ぜひチェックしてみてください。
企業がInstagramで集客するメリットは?
Instagramは、中小企業や個人のビジネスに欠かせないツールになりつつあります。
2022年にECマーケティング株式会社が行った調査によると、月商1億円未満の企業の約8割がInstagramを運用開始してから3年未満にもかかわらず、Instagramの効果を実感しているようです。
参考元:月商1億円未満の企業のInstagram運用担当者221人にアンケート調査を実施
Instagramの何がビジネスにマッチしているのか?
この章では、インスタ運用で企業が集客するメリットを3つ紹介します。
Instagramでの集客はオフライン集客とも相性がいい
ECマーケティング株式会社が行った調査によれば、インスタ運用で効果を感じている企業の半分以上が
- 店舗の売上が伸びた
- Webサイトへのアクセスが伸びた
と回答し、さらに3割以上が
- 店舗への集客が増えた
と答えています。
Instagram内でフォロワーと関係を築きながら、キャンペーンやクーポン施策で実店舗への導線に利用する企業が増えているようです。
多大な広告費を使わず配信できる
Instagramの広告は100円からスタートできます。
しかし、あまりに少ない金額の場合、競合とのオークションに負けてしまう可能性があるため、最低予算として月額2万円程度は見込んでおくべきでしょう。
とはいっても、月額2万円〜の低予算で広告の効果が実感できるのは中小企業や個人事業主にはメリットでしょう。
また広告の利用以外にも、Instagramそのものを集客ツールとして活用しているケースもあります。
ホームページを作成せず、Instagramをホームページ兼情報発信手段として利用する極小規模のビジネスも少なくありません。
インスタ広告についての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
今までリーチができなかった顧客とも出会える
Instagramでは広告以外にもさまざまな入り口からアカウントへの流入を促す仕組みがそろっています。
ハッシュタグ(#)検索、発見タブ、シェアされた投稿などから、従来リーチをしていなかったユーザーが企業アカウントを見つけるのはよくあることでしょう。
その時に投稿を見て「自分の価値観に合う」と感じると、閲覧者からフォロワーに変わるのです。
インスタで失敗しない全11集客のコツを徹底解説
運用で失敗しないために「これだけはやっておきたい」11のコツの解説です。
11個以外にもやれることはありますが、まずはポイントを絞ってお伝えします。
とくにフォロワーが1,000人未満の場合は、最初の準備編にある3つのポイントを整理しておくと運用成果にもつながるでしょう。
【準備編】集客を始める前に整えてほしい3つのこと
準備編の3つのうち2つは、Instagramの運用を開始する前に済ませておきましょう。
ほとんどの企業がこのような準備不足によって運用をやめてしまいます。
そうならないためにも下記の内容に従い、アカウントを整理しておくことが大切です。
・Instagramの運用体制を整える
・ビジネスアカウントを作る
・フォロワーを増やす
Instagramの運用体制を整える
Instagramの仕組み(アルゴリズム)はユーザーから評価の高い投稿を継続すると、ユーザーへの露出を増やしてくれます。
それゆえ前出したECマーケティング株式会社の調査でも、企業の1/3以上は1日1回、企業の1/4が1週間に2〜3回の発信をしているとの回答がありました。
また高頻度で更新している企業ほど、インスタ運用の効果を実感しているようです。
アルゴリズムについての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
専任のリソース確保は難しいかもしれませんが、最初は継続投稿できるかが命運を分けます。運用開始前から定期投稿ができる体制を検討しておきましょう。
そこで運用体制を整備するポイントを2つお伝えします。
運用の目的を明確化
運用で何をどのくらい達成できれば成功ですか?
- 売上向上?
- ブランドの知名度向上?
- 情報発信をすること?
設定する目標によって、発信の内容や施策、KPIも異なります。
Instagramにおけるターゲットはどんな人ですか?
性別、年齢、趣味や関心、居住地といったペルソナを具体的に設定しましょう。
実際のフォロワー像が把握できるまで、まずはどんな人に情報を届けたいか細かい特徴を考えてみてください。
ターゲットについての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
集客するために必要な情報の整理
情報収集や情報の整理を始めると、どれだけ時間をかけても「足りない」沼にハマってしまいます。
そこで最初に意識してほしい3点をまとめました。
1.写真やイメージの視覚情報
Instagramはビジュアル優位のSNSなので、見た目のインパクトは非常に重要です。
成功している企業の投稿は写真やデザイン、サムネイルや文字のフォントなど、細部までこだわっています。
そのため、ここで手を抜いてしまうと競合に差を広げられる要因となるため、写真や投稿画像といった視覚情報には注力しましょう。
おしゃれな投稿についての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
2.投稿内容のネタ
インスタ運用での共通する悩みは「投稿内容のネタ不足」です。
キーワード検索や伸びている競合アカウントを研究して、どのような投稿がユーザーに人気なのかを調査し、投稿にも反映しましょう。
3.プロフィールの作り込み
プロフィールには
- 誰向けか?
- 自分は何者か?
- フォローするとどんないいことがあるのか?
を盛り込みましょう。
とくに、店舗系のInstagramは位置情報(ジオタグ)を追加することで、そのエリアの情報を検索するユーザーをターゲットに集客効果が見込めます。
位置情報についての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
ビジネスアカウントを作る
Instagramには、個人、ビジネス、クリエイター用のアカウントがあります。
新規アカウントは一律で個人アカウントとして開設されますが、ビジネスアカウントも審査不要で簡単に作成が可能です。
企業用のアカウントを取得すると
- ビジネス情報の掲載
- 広告
- ショッピング
- 分析ツールの「インサイト機能」
の利用ができます。
ビジネスアカウントの設定の手順は、以下の記事でご確認ください。
フォロワーを増やす
まず、フォロワー1,000人を目指しましょう。
一定数フォロワーがいることでInstagram内の露出度が高まり、その結果フォロワーが増えて集客につながります。
とくに、インスタ運用の目的が「売上アップ」なら、優先度を上げてフォロワーを増やすことに注力しましょう。
フォローしている企業の投稿がきっかけとなって、商品やサービスを購入するフォロワーは珍しくありません。
定期的に自社の情報を届けられるフォロワーを今のうちから増やしておきましょう。
しかし「1,000フォロワー」達成するまでは試行錯誤の日々です。
「1,000フォロワー」を達成するまでの運用のポイントについての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
【運用編】集客を成功させるコツ5選
フォロワーが1,000人を超える時期から、以下のポイントにも取り組みましょう。
- リール投稿とストーリーズを使い分ける
- ユーザーと丁寧なコミュニケーションをする
- ユーザーが参加できるキャンペーンを実施する
- インスタ広告を利用して、露出を増やす
- インサイト機能でアカウントを分析する
運用編のフェーズでは、新規フォロワーを獲得しつつ既存のフォロワーとも関係を深めるようにします。
リール投稿とストーリーズを使い分ける
投稿機能には、それぞれ役割があります。機能に沿った適切な運用を行うことでアカウントが育ち、集客の効果も高まります。
リール投稿で、新規フォロワーを集める
リールとはInstagramでショート動画を共有できる機能のことです。
新規フォロワーの獲得を目的として投稿します。
ターゲットユーザーの「発見タブ」または「リール」に投稿が配信されるので、ここに掲載されるためにもリールの投稿数を増やしていきましょう。
現在はスマホでも簡単に動画を作成・加工できるアプリも登場していることもあり、ますますリール投稿が活発になると予想されます。
発見タブについての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
ストーリーズで既存フォロワーとの関係性を深める
ストーリーズはフォロワーだけが見られる24時間で消える投稿です。
主な役割は、フォロワーとのコミュニケーションと商品セールスの導線を作ることです。
リアルタイム感のある日常の投稿や、簡単なアンケート・質問ボックスでのやりとりを通して、フォロワーとの距離を縮められます。
日々のコミュニケーションで関係性を構築しておくと、セールスをする時にはストーリーに自社のWebサイトやECサイトのURLを添付した投稿からサイトへ誘導しやすくなるでしょう。
ストーリーズについての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
ユーザーと丁寧なコミュニケーションをする
双方向のコミュニケーションで接点が増えると、フォロワーからの信頼感が増します。
ダイレクトメッセージ(DM)でのコミュニケーションは、ユーザーやフォロワーにとってハードルが高いアクションです。
しかし、一人ひとりとの関係性を深められ、ファン化へつながります。
DMの回数が増えるとInstagramからも高く評価されるので、気軽にやりとりができる雰囲気を目指しましょう。
また現在、企業に注目されているのが「メッセージの自動応答」です。
弊社が提供するエルグラムには、ユーザーからのコメントやDMに自動で返信する機能など、Instagram運用をお助けする機能が充実しています。
Instagramのタスクを減らして効率的な運用を目指す方は、ぜひ弊社の無料自動返信ツール「エルグラム」の導入をご検討ください。
詳細は、以下のボタンからLINEの友だち登録を行なっていただくと確認できますので、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
ユーザーが参加できるキャンペーンを実施する
ほとんどの企業が、フォロワー増加やエンゲージメント向上を狙ってキャンペーンを実施しています。
ユーザーは指定されたアクションをすることでプレゼントや割引・クーポンが得られ、企業側は認知の拡大、フォロワーの獲得が可能です。
目的によってキャンペーンの種類は異なりますが、フォロワーを増やすには「フォローするだけ」で参加できるキャンペーンを定期的に行うとよいでしょう。
短期間でのフォロワー増加が期待できます。
ただし、キャンペーン参加目的のみのフォロワーを集めすぎてフォロワーの質を落とさないよう、事前にターゲットやキャンペーン内容、KPIを明確にしておきましょう。
プレゼント企画についての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
インサイト機能でアカウントを分析する
インサイト機能とは、Instagram社が公式に提供しているユーザーを分析するツールです。
さまざまな指標がありますが、Instagramの運用目的によって優先するKPIは異なります。
「フォロワーを伸ばす」なら以下の数値を日々計測してみましょう。
- フォロワー数
- リーチ:投稿を見たユーザー数。リーチ数が伸びるとフォローにもつながりやすくなります。
- プロフィールアクセス:ほとんどのユーザーはフォローする前にプロフィールを閲覧します。リーチの数値と照らし合わせて比率も計測しましょう。
例えばプロフィールのアクセス数は多いけれど、フォロワーになった人の比率が少ない場合「プロフィールがユーザーに刺さっていない」などの原因が把握でき、改善につなげられます。
インサイト分析についての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
インスタ広告を利用して、露出を増やす
さらなる認知拡大やフォロワー増加を目指すなら広告は有効です。
細かなターゲティングの設定ができるので、よりターゲットユーザーに近い人に広告を出せます。
ユーザーから評価の高かった過去の投稿を広告としても使用できるので、ターゲットに近いユーザーの目にも留まりやすいです。
アカウント内に投稿がたまってから広告を配信すると、興味を持ったユーザーが投稿を見てフォロワーに転換する可能性がグンと高まります。
インスタ広告のターゲティングについての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
【番外編】Instagramで成功している企業がやっている集客のコツ3選
現在、フォロワー3,000人や5,000人を目指しているアカウントは対応していきたい項目です。
運用編にプラスα、フォロワーさんを飽きさせない工夫をすると効果もついてきます。
「いいね」よりも「保存」を意識した投稿
投稿が保存される理由は「保存してあとで見返そう」とユーザーが感じているからです。
保存率が高い投稿は、ユーザーに評価される情報を提供しているといえます。
とくに集客では、お役立ち情報に加えて、小さいアクションを起こしてもらえるような発信を心がけると効果的です。
ユーザーは行動することで変化を感じます。
変化の小さな積み重ねがファン化へつながり、発信が見られるサイクルを作れます。
保存数についての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
統一された世界観
InstagramはSNSの中でも「ビジュアル優位」です。
Instagramのユーザーは、アカウントの世界観や価値観にひかれてフォローをします。
アカウントの世界観を表現していくには
- 発信内容の一貫性
- トーンがそろっている(デザインや雰囲気)
ことが重要です。
世界観に独自性を感じてもらえるようになると、信頼感の向上と競合との差別化につながります。
発信側にとっても、フォントや投稿の型が決まると作業効率を上げられるでしょう。
統一感についての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
他SNSとの連携
同じMeta社のFacebookと連携すれば、ひとつの投稿でInstagramとFacebookに投稿ができます。
Facebookを運用しているのなら必ず連携しましょう。
また、別の連携としてあげられるのはリールとショート動画におけるプラットフォーム間の連携です。
TikTokでプチばずりした動画から、ユーザーがInstagramのアカウントに流入するようなことが頻発しています。
リール動画はTikTokやYouTubeショートにそのまま転用できるので、TikTokアカウントを作って投稿してみてはいかがでしょうか?
集客できない?そんな時にチェックすべきポイントと解決策
集客につながらない理由はいくつか考えられますが、その原因を分析して修正を加えればアカウントは必ず伸びます。
今回は、集客に悩むアカウントによくあるNG行動を2つ取り上げました。
投稿の効果測定をしていない、または検証結果を活かしきれていない
ビジネスアカウントは「インサイト機能を活用して運用するアカウント」といっても過言ではありません。
また、Instagramを運用する目的によって確認すべきKPIは異なります。
「ユーザーとの関係を深める」目的のアカウントなのに、気づいたら「フォロワー数」ばかりを気にしていたなんてことは少なくありません。
日々の数値を単に目視するだけでなく、記録して分析に役立てましょう。
効果測定についての詳しい解説は、以下の記事をご確認ください。
検証結果をうまく活用する方法
最初は準備編で定めた目的に合うKPIの改善に取り組みましょう。
プロフィールのアクセス数は多いが、フォロワーになった人の比率が少ない場合は、ターゲットユーザーが求める価値と自社で提供している価値がマッチしていない可能性があります。
KPIを分析し、ユーザーが求める価値を反映したプロフィールを作成しましょう。
上記はあくまでもフォロワー1,000人以上のアカウントの場合です。
1,000人以下のインサイト数値を統計データとして扱うには、母数が少ない可能性があります。フォロワーが1,000人以下の場合は、伸びている競合のアカウントのリサーチをしてフォロワー獲得に専念しましょう。
ユーザーと適切なコミュニケーションが取れていない
インスタ運用の目的と実際の運用がきちんと合っていないことが考えられます。
「フォロワーとの関係性を深める」のが目的なのに、リール投稿に注力しすぎて、ストーリーズやフィード投稿がおろそかになっていませんか?
ユーザーの知りたいこと・興味あることを起点とした発信をしていますか?自社が発信したいことだけを発信していませんか?
スタンプの送信だけでやりとりを終えてしまっていませんか?
何往復もするDM対応は必要はありませんが、関係性を深めるチャンスを失っています。
コミュニケーションを通して、ユーザーとの関係性を深めていきましょう。
ユーザーとコミュニケーションを取る方法
「フォロワーとの関係性を深める」なら、ストーリーズでアンケートや質問ボックスを使って毎日投稿して、コミュニケーション量を増やしましょう。
人間は何度も接触するとその人や物が気になってくる習性があり、フォロワーもアクションを起こすことで親しみを感じるように変わってきます。
さらにフォロワーから得られた興味関心の情報を、日々の投稿に活かしましょう。
まとめ|コツをおさえれば、インスタ集客で失敗することはない!
Instagramを利用して集客を成功させている中小企業や事業主は確実に増えています。
しかし、Instagramは「集客」「サービスのPR」「セールス」が1つのアプリで完結する多機能なサービスがゆえに、機能を適切に利用できず、集客のチャンスを逃している企業も少なくありません。
そこで、それぞれの機能を理解し、フォロワーの期待に応えることで人も確実に集まります。
軌道に乗るまでに多少の時間はかかりますが、コツコツと投稿と信頼を貯めていくと成果として現れる時は来るはずです。
インスタマーケティングにはエルグラム
Instagramは工夫次第で集客や売り上げアップの効果を生み出せるツールです。しかし本格的にアカウント運用を行っていくと、顧客管理やコメント返信などのタスクが増えて負担となってしまいます。
そんな負担を軽減するためには、エルグラムをおすすめします。弊社の提供するエルグラムでは、以下のようなタスクを自動化してアカウント運用の負担を減らすことが可能です。
- コメントへの自動応答
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